売り切れて悔しかったNextorage、そのスペックとは
今回のガジェットレポートは外付けSSDの話です。神森さんは昨年12月にMac miniを購入し、そのタイミングで外付けのSSDも一つ欲しいと考えていました。
Macを買う前、ちょうど11月後半のブラックフライデーにAmazonを眺めていて、気になる一台に出会います。Nextorageの「NX-P2SE」の2TBモデルです。
通常価格は2万9800円ほどでしたが、当時はブラックフライデー価格で2万2800円になっていました。
神森さんが惹かれたのはスペックでした。USB 3.2 Gen 2対応で、最大読み出しが1050メガバイト毎秒、最大書き込みが1000メガバイト毎秒。読み書きともに1000メガバイト毎秒級という点が大きな魅力でした。
お買い得だと感じつつも、少し躊躇しているうちに、あっという間に売り切れてしまいます。
スペックがいい割には、2TBの外付けSSDが2万2000円で買えちゃうって、まあ手を出さないわけにはいかないですよね
AIに聞いても「ピンとこない」ときの調べ方
売り切れてしまったので、神森さんは生成AIに相談します。「SSDが売り切れちゃったので、他におすすめのSSDある?」という聞き方でした。
すると、SanDiskやSilicon Power、KIOXIA、Logitecなど、いろいろな候補を提案してもらえました。Amazonや楽天を横断して探してくれたようですが、どれもピンときません。
そこで自分でもさらに探し、それぞれのモデルについて「これどうなの、ああなの」と一問一答式で聞いていきます。
ただ、一個ずつしらみつぶしに調べるのが面倒になり、途中から仕様と一般的な評価、買い替えレビューも含めてまとめてほしいと頼む形に切り替えました。
本当にですね、こういう比較対象をどうしようと思った時っていうのは、本当にAI便利ですよね
調べていくと、あるモデルで発熱の話が出てきました。小さな外付けSSDのため、発熱で速度が若干遅くなることがあるという内容です。
気になった神森さんは、Nextorageも含めて発熱がどうなのかを調べてもらいます。Nextorageについては問題報告がほとんどないという回答でした。
ただ、そのNextorageは買えなかったため、Logitecのモデルに気持ちが傾きかけていました。
在庫復活の瞬間に迷わなかった理由
Logitecに傾きかけたそのとき、Nextorageの在庫が復活します。しかもセール終了間際でした。
神森さんは在庫が戻った瞬間、Logitecにするか迷うことなくNextorageを購入します。事前にさんざん比較検討していたからこその即決でした。
当初は容量2TBを、Mac mini本体1TBの倍あればいいという発想でTime Machine用にしようと考えていたそうです。本人は「もったいないアホなこと」と振り返りつつ、とりあえず買ってしまいました。
神森さんは、もし何も調べていなかったら、在庫が復活しても「やっぱりこっちの方がいいのかな」と迷っていた気がすると話しています。
クレジットカードより小さい本体、その実測速度
届いた本体を見て神森さんは驚きます。Mac miniのときと同じく、とにかく小さかったからです。
箱はクレジットカードよりも小さく、「これで2TB入ってるの?」と思うほど。厚みはあるものの、大きさ自体は驚くほどコンパクトでした。
笑っちゃうぐらい本当に小さいですよ。もうしつこいぐらい言います。本当にちっちゃいです
付属ケーブルも30センチほどと短く、別途ケーブルを買う必要はありませんでした。Mac miniに挿すと、本体が浮いたような不思議な見た目になるほどだったそうです。
接続は背面ポートを選びました。Mac miniでは背面ポートの方が速度が出るように設計されていることを、AIで確認済みだったからです。
速度は「AmorphousDiskMark」というアプリで計測しました。書き込みは1000メガバイト毎秒を超え、読み出しは1000メガバイト毎秒に少し届かず、950〜960メガバイト毎秒ほどだったといいます。
それでも十分すぎる速さでした。神森さんはLightroomの元データの置き場所についてもAIに相談します。
もともとDropboxに置いていたところ「Dropboxに置くものじゃない」と指摘され、MacBook Proにいったん落としてから、SSD経由でMac miniへ移す流れをたどりました。今はSSD側にLightroomの元データを置いています。
ただし価格は上昇傾向です。収録時点で1TBが2万4800円ほどになっており、2TBはさらに高くなっているだろうと神森さんは話しています。
AIは答えを出す道具ではなく、判断軸を作る相棒
ここからはワークトークです。ガジェットレポートと地続きの話として、即断即決と情報収集の関係が語られます。
SSDの一件を振り返ると、神森さんは売り切れた瞬間からAIと相談しながら候補を比較し、発熱問題なども含めて調べ続けていました。
昔はサイトを一つずつ開いてレビューを読み、自分でまとめたり、まとめサイトを探したりしていました。人は3つ前、4つ前のことを忘れてしまうので、比較検討は途中で面倒にもなります。
AIを使えば複数の候補を一気に比較でき、海外レビューまで含めてまとめてもらえます。一度こうした体験をすると、以前のやり方には戻れないと神森さんは感じています。
仕事の情報収集でも同じだといいます。30年以上サラリーマンを続けてきた経験が自分の判断軸ですが、それでも迷うことはあります。
そんなとき神森さんは、自分の思考にバイアスがかかっていないかを確認するためにAIを使います。「自分はこう考えているが、一般的な見地からどうか」と率直な意見を求める聞き方です。
例えばセミナー資料を作るとき、自分の立場や会社の商品に引っ張られたポジショントークになっていないかをチェックしてもらうこともあります。自分では気づきにくい盲点を指摘してもらえるのが助かるといいます。
複数候補や海外レビューを一気に比較し、判断軸そのものを作る
自分の考えが偏っていないか、一般的な見地から率直な意見をもらう
即断力は瞬発力ではない。問い続ける人は迷わない
神森さんは、即断できる人はその瞬間に考えているわけではないと言います。日頃からアンテナを張り、情報を集め、自分なりの判断軸を持っているから迷わず動けるのだ、という見立てです。
AIは、その判断軸を作るプロセスを圧倒的に効率化してくれるツールだと位置づけています。
ではアンテナを張るとは何を基準にするのか。神森さんに特別な基準はなく、日常で何か起こるたびに「なんでこれが起こっているんだろう」と考えるといいます。
これができない人は、結果的に自分で動けないと神森さんは考えます。特にクリエイティブの仕事では、いろいろなことに疑問を持つことが大切だと話しています。
即断力とは瞬発力ではなく、日頃どれだけ準備しているかの問題です。そしてAIは、その準備をサポートしてくれる心強い相棒なのだと結論づけています。
新曲「My Own Sky -Dawn-」はどう生まれたか
ここからはSuno AIラボです。前回のアンセムに続き、今回はもう一つの顔である「Dawn」が披露されます。
もともとのイメージは「Gleeのような曲を作りたい」という発想でした。ブラスやハーモニーが重なるポップロックアンセムで、ツインボーカルの掛け合いがある高揚感のある曲です。
ただ、AIに「Glee風」とそのまま指示するのは難しいため、Gleeが持つ音楽的な要素を分解して指示しました。ショーコーラス、シアトリカルボーカルズ、ポップロックアレンジメントなどです。
今回はこれまで使っていたGeminiではなく、Claudeとやりとりして進めました。歌詞もClaudeが書いています。
最初はなかなか思い通りになりませんでした。ゴスペル寄りのスタイルになってしまったり、オープニングは良くてもサビでビートやスピード感が足りなかったりと、どこかが良くてどこかがピンとこない状態が続きます。
そこで何度もガチャを繰り返し、歌詞の指示を全体で調整しながら作り込みました。Sunoは1回のクリエイトで2曲を生成するため、そのなかで「これ」という2曲が生まれます。
今回のアンセムとDawnは、同じ歌詞・コード進行・スタイルから同時に生まれた「完全なる兄弟」だと神森さんは説明します。
以前紹介したBrand New Skyの「四兄弟」はスタイルやコード周りが別々でしたが、今回は同時生成された2曲である点が違います。神森さんはそこがSunoの面白さだと話しています。
暗から光へ。Dawnの音楽的な仕掛け
神森さんの中でのイメージでは、アンセムはGleeのシーズン3のニューディレクションズに、Dawnはファイナルシーズンのニューディレクションズに歌ってほしい曲だといいます。女性ボーカルはキティをイメージしているそうです。
Dawnは音楽的にも面白い作りです。イントロレスでいきなり歌から始まり、バースは音が少なめの静かな緊張感からスタートします。
ChordAIというサービスで解析すると、Aマイナーのキーで進行する、最初はやや暗めの曲でした。それがサビでCメジャーに転換します。
暗い中に一人ポツンと立っているところへ、パッと光が差してくるような展開です。神森さんは、そこにGleeらしさが溢れていると語ります。
披露後の感想として、神森さんは最初はアンセムの方が好きだったものの、聴くほどにDawnが気になってきたと明かします。じわじわ来る曲は長く付き合える曲だと感じているそうです。
特に印象的なのが大サビの「Fly into your own sky」から入る部分で、手拍子と一緒に入ってくる演出です。指示していない要素が上がってくるところに、Sunoの面白さがあると話します。
AIが歌手の感情をちゃんと読んで、音楽的な演出をしてくれるっていうのが、Suno AIを続けている理由
まとめ
今回はNextorage NX-P2SE 2TBの購入劇を軸に、AIを判断軸づくりの相棒として使う情報術、そして新曲「My Own Sky -Dawn-」の初披露までが語られました。売り切れという回り道が、結果的に迷いのない即決につながっています。
- Nextorage NX-P2SE 2TBは読み書きともに1000メガバイト毎秒級で、クレジットカードより小さい高速SSD
- 売り切れ後にAIと比較検討を重ねたことで、在庫復活時に迷わず即決できた
- AIは答えを出す道具ではなく、判断軸を作りバイアスをチェックする相棒として使える
- 即断力は瞬発力ではなく、日頃から疑問を持ち続ける準備の量で決まる
- 新曲Dawnはアンセムと同時生成された兄弟曲で、AマイナーからサビでCメジャーへ転換する暗から光への構成







