版をつけたくなるほど変わった折りたたみスマホの今
今回のガジェットレポートのテーマは「折りたたみスマホってどうなの?2026年5月版」です。
神森さんは、タイトルに「版」とつけたくなるほど、ここ1年で状況が大きく変わってきていると話します。
実はこの話題は初めてではありません。2024年9月のシーズン1第2回でも同じテーマを扱っており、今回はその続きにあたります。
まず振り返るのは、日本の折りたたみスマホの歴史です。日本で最初に折りたたみスマホが登場したのは2020年でした。
そして2026年5月1日までに、なんと日本で28機種が発売されているといいます。キャリア別のバリアントまで含めると32機種にのぼります。
折りたたみの機種は日本メーカーからは出ておらず、大半が海外メーカーの端末です。
縦折り・横折りで枝分かれした日本の6年史
2020年、auから縦折りのGalaxy Z Flip 5Gと、横折り(ブック型)のGalaxy Z Fold2 5Gが発売されました。同じ年、ソフトバンクからはモトローラのrazr 5Gが登場します。
縦折りは「クラムシェル」とも呼ばれます。
2021年にはGalaxy Z Flip2、続いてZ Flip3・Z Fold3がau・ドコモ両キャリアから登場しました。
Z Flip3からはドコモでも買えるようになり、防水・おサイフケータイに対応。神森さんは、ここで一気に実用品に近づいた世代だと話します。
2022年にはZ Flip4・Z Fold4が登場。神森さんはこのZ Flip4のラベンダー(紫)をauで契約していたそうです。
当時のZ Flip4は背面の3分の1ほどがテキスト表示だけの液晶で、今のような全面カバー液晶ではなく、おまけのような小さな画面だったといいます。
2023年になると選択肢が一気に増えます。SIMフリーでモトローラのrazr 40 ultra、続いてrazr 40、ソフトバンク向けのrazr 40sが登場し、モトローラとキャリアの関係が改めて始まりました。
同じ年にはGoogle Pixel Foldも登場。横開きブックタイプの初代で、神森さんはこの端末も所有しています。さらにGalaxyのZ Flip5・Z Fold5もau・ドコモから出ました。
神森さんはZ Flip4を持っていたにもかかわらず、Z Flip5を勢いで購入。カバー液晶が広く使えるようになり、見た目の雰囲気が大きく変わったのが理由でした。
2024年2月にはY!mobileからLibero Flip(5G)が登場。3万円台から買える価格破壊モデルとして話題になりました。7月にはZ Flip6・Z Fold6が出ています。
9月にはモトローラのrazr 50/razr 50s、そしてGoogle Pixel 9 Pro Foldが全キャリアで登場。12月のrazr 50 Ultra/razr 50dでは、razr 50dが18年ぶりのドコモ×モトローラ機種となりました。
神森さんはかつてドコモのモトローラ製端末M702iS(赤)を使っており、18年のブランクを経た専売モデルの登場に感慨を語ります。
2025年1月にはY!mobileからnubia Flip2が登場。ZTEの折りたたみがLiberoからnubiaブランドに統一された第2弾です。
8月にはZ Flip7・Z Fold7が登場。Fold7は横折りながら超薄型で話題になりました。10月にはrazr 60シリーズ、Pixel 10 Pro Fold、Y!mobileのnubia Foldが並び、12月のrazr 60 Ultraでは、auがモトローラを扱うのが13年ぶりとなりました。
そして2026年4月、auの新ブランド「Flex Style」からOPPO Find N6が登場。横折りの薄型で、価格はおよそ30万円する高価格帯の一台です。
折りたたみ沼を振り返る、自身の乗り換え遍歴
ここで神森さんは自身の折りたたみ歴を振り返ります。最初に買ったのはソフトバンクのrazr 5Gでした。
かつて使っていたモトローラのM702iSを彷彿とさせる端末で、見た瞬間に一目惚れし、即決で購入したといいます。
普段はもうiPhoneがメイン端末なので、Androidはどちらかというと検証機も兼ねた端末なんですけれども、あれは本当にもう見た瞬間に一目惚れって感じですね。
その後はサムスンのZ Flip4、Z Flip5と続き、Z Flip5を使っていた頃は初代Pixel Foldも一緒に持っていたそうです。神森さんはこれを「完全に折りたたみ沼」と表現します。
現在はrazr 50 Ultraを使用中。これまでの端末はすべてキャリアの返却プランを使っていたため、手元には残っていません。
今年はauやIIJmioから出たrazr 60 Ultraへの乗り換えも迷ったといいます。しかしAIに相談したところ、今のところ変える理由はなく、razr 70まで待ってはどうかと言われ、今回はrazr 50 Ultraを使い倒すことにしたそうです。
高いは本当?縦折りと横折りで変わる話
折りたたみには「高い」というイメージがありますが、神森さんは縦折りと横折りで話が全く違うと指摘します。
まず縦折りです。Z FlipシリーズやrazrシリーズはフラッグシップのiPhoneと価格がそう変わらないといいます。
特に「Ultra」がつくモデルはハイエンド端末です。とにかくコンパクトになり、胸ポケットにもすっと入る点が魅力で、パカパカする操作自体も地味に楽しいとのことです。
カバー液晶についても、Z Flip4の頃までは実用的とは言えなかったものの、Flip5以降は背面の小さな画面でもしっかり操作できるようになったと評価します。
一方で、razrやFlipの「Ultra」がつかないモデルはミドルエンド端末にあたるため、神森さんはあまりおすすめしないと話します。
どうせiPhoneの金額を出すつもりで折りたたみの端末に機種変するんだったら、ハイエンドにしなさいって私は正直に思います。
縦折りのデメリットについて、神森さんは正直感じたことがないと言い切ります。縦折りはかなり完成されているというのが率直な評価です。
続いて横折りです。代表格はGalaxyのZ Foldシリーズで、Pixel Fold、番組でも紹介したnubia Fold、そしてOPPO Find N6が主な選択肢になります。
神森さんは初代Pixel Foldを「本当にいい端末だった」と振り返りますが、重く、開いて使うことはそうそうなかったと言います。カバー側の液晶だけでほぼスマホとして事足りてしまうためです。
唯一開く価値を感じたのはKindleで本を読むときでした。見開きを黒帯なしに画面いっぱいで表示でき、折りたたみで本を読む感覚が最高だったといいます。
ただしPixel 9 Pro Foldからは画角が変わり、余白が出るようになったため、神森さんは初代Pixel Foldこそ推しだと語ります。
横折りは本当に必要か、iPhone Fold噂も
横折りをどこまで活用できるのか、神森さんは自身の体験からあまりメリットを感じなかったと話します。
理由はシンプルで、カバー液晶だけでほぼ用が足りるうえ、広い画面で使いたいならタブレットやパソコンのほうが向いているからです。
横開きにして広い画面でパソコンのように使うかというと、タブレットの方がしっかり使えるし、もっと言ってしまうとパソコンの方がもっと使えるので、個人的には横開きは本当に好きな人が使うんじゃないかなと思ってます。
もう一つのデメリットは価格です。横折りは30万円前後する端末が多いと指摘します。
さらに神森さんは、今年出るという噂のiPhoneのFoldタイプにも触れます。欲しいと思いつつ、画角と値段が気になるといいます。
価格は30万円を優に超え、最上位の1TBモデルでは40万円を超えるという話もあり、さすがに迷うと語ります。これは今年秋の新機種のお楽しみとして心に留めておくとのことです。
折りたたみで迷っている人には、神森さんはまず縦折りから試してみることをおすすめしています。
コンパクトで胸ポケットに入る。価格もフラッグシップiPhoneと大差なし。神森さんは完成度が高いと評価
画面は広いが重い・厚い・高いの三拍子。30万円前後が多く、好きな人向けという位置づけ
折りたたみは仕事で使ってる?お便り募集のお願い
続いてのWork Talkでは、神森さんからお願いがあります。前回のエピソード14では初めて自己紹介をし、何でも聞いてほしいとお便りを募集していました。
神森さんは90年代後半からウェブ制作に携わり、都内の制作会社でウェブディレクターとして全国でセミナー講師も務め、現在の会社では14年、主にマネジメントを経験し、今は広報室の責任者を務めています。
想定される質問の一つが「スマホを仕事でどう使っているか」です。しかし正直なところ、折りたたみスマホを仕事で活用しているかというと、まったくしていないと打ち明けます。
じゃあなんで買ってんの?って言われたら、もうまさに物欲です。
ただし、物欲で買った端末が結果的に便利だったことはあるといいます。神森さんは月に一度東京へ出張しますが、そのたびにAndroidにしてよかったと感じる場面があるそうです。
その一つがJALのタッチアンドゴーです。iPhoneではできない機能が、Androidなら使えます。しかも縦折りのクラムシェルなら、胸ポケットからさっと出してかざすだけで済むのが楽だと話します。
神森さんは改めて、仕事の話でもガジェットの話でも、沖縄での暮らしのことでも、何でもお便りを送ってほしいと呼びかけます。概要欄のお便りフォームから気軽に送ってほしいとのことです。
6ガチャで生まれたエレポップ「Fold No More」
最後のコーナー「Suno AI Lab」では、新曲「Fold No More」を披露しました。
きっかけは折りたたみスマホです。最初は「開く」瞬間をそのまま曲にしようとしましたが、作り始めるうちに「折りたたまなくてもいい」「閉じなくていい」という方向へ変わっていったといいます。
神森さんは、うまくいかない時期には自分自身を閉じ込めてしまうと語ります。そうした人たちに向けた曲にしたいと考えたそうです。
頑張れとか前を向けみたいな応援ではなくて、もう折りたたまなくてもいいんだよ、もっと広げればいいじゃんみたいな、そんな感じの曲にしようと思って作ってみました。
当初のタイトルは「unfold」でしたが、サビで繰り返すとシュプレヒコールのようになり、言葉が前に出過ぎて曲のリズムが悪くなってしまったといいます。
そこでClaudeに相談し、タイトルを「Fold No More」に変更。サビの「unfold」も「just fold no more」に変えたところ、全体のリズムが良くなったそうです。
スタイルはエレポップのアンセム系。行き詰まった人に向けた曲だからこそ、明るく突き抜けたほうがいいと考え、明るい方向に振り切ったといいます。イレイジャーの「A Little Respect」のようなイメージだと話します。
キーはE♭メジャー、BPMは136。プリコーラスにはFM7というセブンスコードが入っており、セブンスコード好きの神森さんはこれだけでテンションが上がったそうです。コードチェックは今回もスマホアプリ「コードAI」で行っています。
今回は実験もしました。Sunoの「カバー」機能を使い、エピソード11の「For Everyone」のボイスを当て直して再生成を試みたのです。
結果は悪くなかったものの、サビの部分が微妙だったため見送り、改めて「For Everyone」のボイスだけでガチャをやり直しました。
最終的には6回ガチャした中の4回目のオリジナルが一番良く、その曲を採用したといいます。
折りたたみの結論と、これからの一台
曲を披露したあと、神森さんは改めてこの回を振り返ります。「頑張れじゃない応援歌」というコンセプトが伝わってくれたら嬉しいと語ります。
ガジェットレポートで扱ったのは折りたたみスマホの話でした。razr 5Gから始まった折りたたみ沼も、気づけば随分と長くなったと振り返ります。
縦折りはコンパクトさとパカパカ感が最高で、価格もフラッグシップのiPhoneと大差ありません。一方で横折りは画面の広さが魅力ですが、重い・厚い・高いの三拍子だとまとめます。
神森さんの推しはrazrのUltraシリーズです。フルスペックでありながら、ラグジュアリーな質感が良いとのことです。
番組では感想やご意見、ご質問を募集しています。概要欄のお便りフォーム、またはメールアドレスtom@t-studio.comまで気軽に送ってほしいと呼びかけて、この回を締めくくりました。
まとめ
日本の折りたたみスマホは6年で28機種まで増え、市場は大きく成熟しました。神森さんは自身の沼歴を軸に、縦折りと横折りの違いをふまえた選び方を語り、新曲「Fold No More」で「折りたたまなくてもいい」というメッセージを届けました。
- 日本の折りたたみは2020年に登場し、6年で28機種(キャリア別で32機種)まで拡大した
- 縦折りはコンパクトで価格もフラッグシップiPhone並み。神森さんは完成度が高いと評価する
- 横折りは画面が広い一方、重い・厚い・高いの三拍子で30万円前後が多い
- 迷う人にはまず縦折りから試すのがおすすめ。神森さんの推しはrazrのUltraシリーズ
- 仕事・ガジェット・沖縄暮らしなど、番組は何でもお便りを募集している






