14回目にして「もう夏の入り口」、金曜朝のはじまり
沖縄・那覇のスタジオから届く『T-STUDIO.Voice』第14回。パーソナリティのカミモリさんは、放送開始から90日ほどが経ったことに触れます。
4月第4週の金曜日。沖縄はすでに夏の入り口で、日中は仕事部屋でエアコンを入れているそうです。本州はまだ春の陽気かもしれない、という気候の対比から回が始まります。
平日勤務の人にはあと1日、シフト勤務の人には週末の忙しさに備えるタイミング。どちらにとっても、この時間が「心に週末のような余白を見つける」きっかけになれば、と語りかけます。
この日はゴールデンウィーク直前ということもあり、いつも通り3つのコーナーで進行していきます。
スマートリングを買いに秋葉原へ、届いたキットの意外なオチ
ガジェットレポートの前に、まず前回のエピソード13で触れたEven Realityのスマートリング「Even R1」の続報から入ります。
カミモリさんは、指のサイズを測るための「リングサイズキット」を1000円で注文していました。ただ、そのキットは東京出張中に沖縄の自宅へ届いてしまい、出張中はサイズを測れなかったそうです。
一方で先週の出張中、ヨドバシカメラ秋葉原でEven G2とEven R1の店頭販売が4月16日に始まると知り、「あわよくばその場で買おう」と売り場へ向かいます。
売り場にはダミーリングが全サイズ置いてあり、操作を親指のスワイプで行うことから、人差し指に入れるのが最適と判断してサイズを確認できました。しかし、いざ買おうとするとほとんど売り切れ。残っていたのは一番小さいサイズと一番大きいサイズだけで、結局買えずに帰ることになります。
家に戻って例のリングサイズキットを開けると、これがまたゴツい箱。開けてみると、店頭に展示されていたダミーリング全種類がそのまま入っていた、というオチでした。
たかだかリング測るだけのためのキットにこんなにゴツい箱に入ってるのかと思って開けてみたら、まんま、店頭で展示していたのと全く同じダミーリング全種類が入っていたというオチでございます。
結局サイズはヨドバシカメラで確認済みだったため、R1を予約。来月また東京に行く際に受け取れたらラッキー、というところで話は次へ移ります。
なぜ純正のMagic Keyboardを選んだのか
本題のガジェットレポートは、Apple Magic Keyboard for iPad Air。昨年秋に買ったM3モデルのiPad Air本体は、すでにM4が出たこともあり「今更レビューしても古い」として、代わりに後から買ったキーボードの話にします。
Magic KeyboardはiPad Airの純正キーボードケースで、パチッと装着すればノートパソコンのように使えるものです。ただ、購入時には一度迷いがあったといいます。
気になっていたのは、キーボードが派手に光るサードパーティ製のケース。ゲーミングキーボードのようにギラギラ光るその見た目に、Amazonで見て心が揺らいだそうです。価格も1万5000〜6000円ほどとこなれていました。
それでも最終的に選んだのは純正のMagic Keyboard。理由は言語化しようとしても、結局「純正がいい」というシンプルなものでした。
ちゃんといろんなことを考えて言語化しようかなと思ったんですが、もう本当にAppleの純正が一番、親和性が高いだろうなっていうだけの、本当にもう根拠のない安心感という形で買いました。
価格はサードパーティ製の倍以上となる4万円台。それでも実際に使ってみて良かったと感じています。トラックパッドはどちらのケースにも付いていますが、iPadに最適化された反応の良さに不満はないといいます。
重さは激重、それでも純正にした理由
唯一気になるのは重さです。13インチのiPad Air本体だけなら十分軽いのに、キーボードを付けた瞬間に大きく重くなると話します。
このキーボードをつけた瞬間に、もう激重の、下手したらMacBook Proと同じぐらいの重さに変わってっちゃうんですね。
そのため、手軽に持ち運ぶという意味ではおすすめしない、と正直に語ります。「だって重いんだもん」という一言に本音がにじみます。
それでもこの重いキーボードを選んだ背景には、自宅の環境があります。今はノート系のMacをほぼ持たず、Mac miniのみで運用しているため、ノートパソコン的に使えるものが欲しかったのです。
さらに純正であればiPad Airとの親和性が高く、将来買い替える際に本体とキーボードを一緒に売りに出せるという点も決め手でした。リセールバリューを含めて考えた結果、専用のMagic Keyboardにしたという判断です。
本体はスターライトのため、キーボードはホワイト。マットな質感の処理はAppleならではだと感じています。取り回しは良くないが、パソコン風に使う道具としてはよくできている、というのが結論です。
重たいのは嫌だって思った方は、もっと軽いキーボードとかもあるので、そちらを使ってみると良いかなというふうに思っております。
14回目にして初めての自己紹介
ここからはワークトークのコーナー。今回は趣向を変えて、放送14回目にして初めての自己紹介です。
最近ポッドキャストを始めた人の多くが最初に自己紹介をしているのに対し、自分はシーズン1の頃からほとんど自己紹介をしていなかった、と気づいたことがきっかけでした。
番組名はT-STUDIO.Voice、パーソナリティはカミモリということで、それ以上のことは何も言ってなかったんじゃないかなと思います。
現在は都内のIT関連企業で広報室の責任者を務めています。2020年12月に沖縄県へ移住し、当初は宮古島に、2023年秋には沖縄本島の那覇に移りました。沖縄暮らしはこの冬で丸6年になるそうです。
この間、東京の会社をリモートで続けながら、会社のポッドキャスト収録も兼ねて月に一度は必ず東京へ出張しているといいます。
ウェブ黎明期からエバンジェリストまで、渡り歩いた仕事
今の仕事に至るまでの経歴も語られます。最初に長く携わっていたのはウェブサイト制作。1990年代後半、インターネットの黎明期から関わっていました。
情報がない中でいろいろ調べて、自分で調べながらやっていた、そんな時代でした。
2000年代に入ると、静岡の制作会社を経て都内のウェブ制作会社でディレクターに。ディレクターといっても自らCSSを書き、コーディングに関わりながら同僚を育てることもしていたそうです。この頃から深く関わったのがウェブアクセシビリティでした。
同じ2000年代には、ウェブ系ソフトウェアメーカーの外部エバンジェリスト的な活動もしていました。題材はDreamweaverです。
Macromediaに招かれ、全国でDreamweaverを紹介するセミナー講師も務めていたといいます。人前で話す機会が多かったため、セミナー講師はかれこれ20年以上のキャリアになるそうです。
こうやってポッドキャストでお話しするのも全然苦じゃなかったりするんですよね。逆に大好きだったりします。
2011年に現在の会社へ入社。制作会社出身だったことからデザイン部門の責任者としてクリエイティブを統括し、その後は中小事業者向け事業部門、コーポレートコミュニケーション部門を経て、現在の広報室責任者へ。同じ会社で15年、複数の部門を渡り歩いてきました。
変わらないのは、ウェブ・ガジェット・音楽が大好きなこと
多彩な経歴を振り返っても、ずっと変わらないことが一つあるといいます。ウェブとガジェットと音楽が大好き、ということです。
ウェブについては、使えなくなったら自分は詰む、と言い切ります。買い物も手続きも、生活のほぼすべてをウェブで済ませているためです。
ウェブという機能がなくなった瞬間に、今僕が思うのは詰みます。っていうのは言い切れます。
ガジェット好きの原点は携帯電話への強い愛着でした。スマートフォン登場後に「ガラケー」と揶揄された従来型の携帯を、むしろ心から好んでいたといいます。
1990年代のIDOのアナログ携帯に始まり、Jフォン、そしてauへ。リボルバータイプの端末を使いたいがために、MNPがなかった時代に番号を泣く泣く手放して機種変したこともあったそうです。
その後もヤフオクで白ロムを買っては持ち込みで機種変を繰り返すなど、家のどこかに歴代の携帯がぐるぐる残っているほどの携帯好き。ガジェットレポートを番組の前半に置いているのも、こうした話をしたいからだといいます。
音楽はEraseやDepeche Modeといった、いわゆるミュート系のアーティストが好み。80年代・90年代のアイドルや、学生時代にディスコで踊っていたユーロビートまで、幅広く聴いているそうです。
26回ガチャした新曲「Matte」、狙いは恋愛に重ねた純正選び
最後はSuno AI Labのコーナー。今回は新曲「Matte」を披露します。タイトルはiPad Airケースのマットなホワイトから来ており、ガジェットレポートと直結しています。
曲の狙いは、レインボーに光るキーボードがある中で、あえてマットなホワイトを選んだ感情を恋愛に置き換えて歌にすること。英語詞で、「派手で目立つあの人ではなく、静かで誠実なあなたを選んだ」といった内容が綴られます。
キラキラはあいつらにくれてやる。私はマットがいい。それだけでいい。みたいな感じの歌詞になっています。
音楽スタイルはカミモリさんの好きなEraseをベースに、マイナー調のエレクトロポップをSunoに作らせようとしました。ずっとメジャー系が続いていたため、今回はマイナー系に挑戦したかったといいます。
ところが制作は難航し、今回はなんと26回もガチャすることに。前回エピソード13のInFocusが21ガチャだったため、それを超える記録になってしまいました。
最も苦労したのはキーでした。当初はAマイナーを指定しましたが、2曲生成されるうちの1曲がなぜかメジャーコードになってしまう現象が発生。そこでDマイナーに切り替えて進めました。
BPMも133から始めて136へ上げ、最終的に125へ落ち着かせています。スタイルのワードも感情系やビート系を試し、透明感を出そうとするとYazoo風になってしまい、狙っていたErase感から離れてしまったそうです。
歌詞のリズムが音を変える、26ガチャの果てにたどり着いた場所
スタイルばかり変えて21ガチャまで進んだところで、カミモリさんは発想を変えます。歌詞そのものが曲に影響しているのではないか、と考えたのです。
言葉の選び方、音節の数、リズムの乗り方。同じ意味でも単語を変え、セクションの呼び方も変えてみたところ、曲の雰囲気が実際に変わりました。
当たり前と言えば当たり前でも、実際に体験すると納得感がある、という発見でした。最終的にSunoのオリジナルボイスに変えると、Depeche Modeがよく使う音頭のような間奏が中盤に入り、良い仕上がりになったといいます。
こうして26ガチャの果てに、狙った場所へたどり着いたと語ります。仕上がりについては、狙った方向とは少し違う着地になったものの、低音ハスキーボイスがボソボソ歌う感じが気に入っているそうです。
狙ってた方向とは少し違う着地にはなったものの、低音ハスキーボイスがボソボソ歌う感じ。なんかよくわかんないんですけど、いいんですよね、これが。
光らない、派手じゃない、でも選んだ。その感情が曲になり、ガジェットと音楽がリンクするところにこのコーナーの面白さがあると締めくくります。
まとめ
iPad Air用のMagic Keyboard選びから、14回目にして初の自己紹介、そして26ガチャで生まれた新曲「Matte」まで。派手なものより「あえてマットを選ぶ」感覚が、ガジェットと仕事遍歴と音楽を一本の線でつないだ回でした。
- Magic Keyboardは純正を選択。理由は「親和性の高さ」と「純正への根拠のない安心感」、そしてリセールバリューだった
- 重さはMacBook Pro級で取り回しは良くないが、Mac mini中心の環境でノートパソコン的に使う用途には十分と評価
- 自己紹介では、90年代ウェブ黎明期からアクセシビリティ、セミナー講師、各部門責任者を経て現在の広報室責任者までを振り返った
- 変わらないのはウェブ・ガジェット・音楽への愛。歴代の携帯を集めるほどのガジェット好きだと語る
- 新曲「Matte」は26ガチャの末に完成。スタイルだけでなく歌詞の言葉のリズムもSunoの音に影響するという発見があった






