キャンプ2日目の昼、伊那のソースカツ丼
収録は7月、長野県のキャンプ場から。2日目の日曜の昼、キャンパーが減った静かな時間帯に話が始まります。
バブル氷河期ラジオのノギツ-R。
どうも皆さんこんばんは。東横名人です。本日も7月某日、長野県木曽駒冷水公園キャンプ場よりお届けしております。
はい、こんばんは。坂本です。
いや、2日目の昼なんですよ。日曜日の昼なんで、さすがに日曜日のキャンパーは少ない。
そうね、もう今から来る人はそんなにいないですね。少なくともファミリーキャンパーと呼ばれるような人たちは、もういないですね。
来るとしたら、バイクとかツーリングで旅の途中に寄るとか。だからこの時間にいる人たちって、ほんまにプロフェッショナルだと思いますよ。
玄人しかいないって感じですね。我々は、2日目の昼の飯は外で食ったらいいやんって言って、ラジオ食堂の坂谷道彦さんに勧められたお店に(行きました)。
長野の伊那にある青い塔っていうソースカツ丼のお店に行ってきましたけど。
なぜか福井県と、この伊那谷の駒ヶ根、伊那の辺って、ソースカツ丼が有名なんですよね。
美味しいですよ。ロースカツだけどヒレカツじゃないかっていうぐらい脂身が少なくて、カツも分厚くて。
でもいやらしい味じゃなくて上品で。これは確かに名店だなと。何よりも、お店のお姉さんが可愛かった。
僕は随分と見慣れてるので。ああいう目のぱっちりした子が、諏訪、松本から南信にかけては非常に多くて、その代表が音羽だと思うんですけど。
坂本さんが何回か僕に、音羽みたいな子いっぱいおるでって言ってたじゃないですか。嘘じゃなかったね。
しかも女の子一人でソースカツ丼食いに来たりするからね。
いやー、いいな長野って。
女の子が一人でソースカツ丼食ってる横に、2人組の女の子がソースカツ丼食いに来るみたいな。
そうそうそう。ほんで自撮りしてましたね。でも、ああいう子がココスにいたりするんでしょ。
そう、ココス行くといっぱいいます。社交の場なんで。はい、出会いの場なんで。
メガドンキの肉売り場と満蒙開拓団の歴史
食事のあとに寄ったのは、坂本さんがポータブル電源を買いに行くドン・キホーテ。肉売り場の充実ぶりから、伊那谷の食文化と歴史へと話が広がります。
で、坂本さんがいつもポタ電とか買いに行ってるドン・キホーテに。メガドンキすごいね。
いやー、お肉があんな充実してるんですね、ドン・キホーテって。
多分この信州って、バーベキュー文化がすごいから。もうラムから何から、ありとあらゆる肉並べて置いてあるみたいな。
暇あったら肉焼いてるんですかね。
この伊那谷って、満蒙開拓団っていう、満州の方に戦前行った人たちが帰ってきたりとかして。
その影響で、ジンギスカンというか羊の肉を取り入れてる地域なので。有名なのが伊那のローメンっていうやつ。あれも羊の肉なんですよね。
満蒙開拓団 ── 戦前から戦中にかけて、日本から旧満州や内モンゴルへ農業移民として送り出された人々。長野県は全国でも特に多くの開拓団を送り出したとされていますの話に、東横名人さんが素朴な疑問を投げかけます。
ふと気になったんですが、満蒙開拓団の人たちが、なんでこの伊那谷に戻ってきたんですか?
もともとここから行ってるから。
ブラジルに移民するぜみたいな感じで。なるほどな。
だから飯田の方に行くと、満蒙開拓団の資料館がありますし。引き揚げてきた人の中で、信州とか北海道にまた開拓で(入った人もいる)。
また。忙しいな。
ないからね、自分の土地が。そういう歴史があるんで、食文化はとにかく独特ですよね。ザザムシも食うし。
ドンキ行ってびっくりしたのは、ブラジル食材を意識してるのが、すごいコーナーとしてあって。
ブラジル人多いからね。こっちでブラジルの人と喋るようになって初めて、みんなサッカー上手いわけじゃないんだっていう。
まあそりゃ、関西人が全員面白いわけじゃないっていうのと(同じ)。
一回遊びに行った時、手作りのケーキとかを出してくれるんですよ。甘いもん大好きだから。色がすごい。紫色とか。
文化だなあ。
美味しいだろっていうより、甘いだろうみたいな。まあでもね、みんな足長い。向こうの血を引いてる人たちは。
「最近の若者は車に乗らない」はなぜ平行線なのか
ここから本題です。坂本さんが持ち込んだのは、Xでたびたび話題になる「若者の車離れ」の話でした。
坂本さんからのお話があるということを、僕は聞いているんですが。
大した話でもないんですけど。Xとかでたまにね、最近の若者は車乗らないと。
乗らないね。だって免許も、取ってる人いるかどうかも怪しいですよ、最近。
まあお約束と言えばお約束なんですけど、都会に住んでる人からすると(車は)贅沢品だっていう。
いや、もう贅沢品ですよ。車庫代よりも、東京の都心で車に乗って、スポットスポットで行く駐車場代が高い。
だって、その(一時止めの)値段で僕、家帰れるもん、下手したら。池袋から。
確かに、イオンの松本みたいに映画1本見たら1日無料みたいな、そういうとこないよね。
映画見ないのに、映画見てる体にするってね。そうやってるの、坂本さん。
見てますけどね。見てますよ。一応ね。看板とか。いや、お金払うことが大事だから。
いや、払ってたら何でも許されると思わないよ。
じゃあ中に入って寝てる方がいいの?
それは失礼かな。映画文化に貢献してますよ。
確かに出かける先でもお金取られる。ちょっと首都高入ったらお金取られる。
とにかく車からしたら、息吸ってるだけで金取られてるみたいな感じじゃないですか。
大体そういうので地方と都会の人がX上でやり合うと、こっちでは別に贅沢じゃないよみたいな話になるじゃないですか。
ずっと話が平行線になっちゃうパターンね。
結局、若い人が車乗らないのはスマホとか他にもお金かかるし、手取りが少ないから買えないんだって言ったら(反論が来る)。
大体、湾岸ミッドナイトのどっかのコマが出てきて、「全部突っ込んでるんだよ」みたいな。
だからあれは、湾岸ミッドナイトの害悪ですよ。湾岸ミッドナイトのいろんなネットミームにあるけど。
本当に湾岸ミッドナイトは、多分あれ著作権取ったら、それだけで家建つんじゃないのっていう。
「今俺が早稲田卒って言ったら、お前俺の見方変わっただろう」って言ってる(コマ)とか、いっぱいあるじゃん。
なんで湾岸ミッドナイトに出てくる女の人って、みんなあんなええ女なん?
いきなり、削ったような金属の指輪はめて、「私はこれでいい」みたいなこと言うじゃないですか。
いやいやいやいや。男の妄想だから、それは。
まあハーレクインロマンスやとわかってるんですけど。人間の男のクズみたいなやつに、いきなり車のキー渡して、「あげるよ、それ」みたいな。
「その代わり私と結婚すること」みたいな。いや、あんな女どこにおんの?
あと、オイル交換を高いって文句言う奴がいるが、自分らの技能や工賃を考えれば大変さがわかるはずだ、みたいなコマとかね。
まあもちろんね、ピカソもそんなこと言ってましたよ。
サラサラっと描いて、「たった1分でこんな金取るのか」って言ったら、「これは70年と1分なんだ」みたいなこと言うじゃないですか。
いや、ほんとそうですよ。おっしゃる通りですよ。
車漫画の功罪、「湾岸ミッドナイト見て車乗りたいと思う?」
坂本さんは、湾岸ミッドナイトや頭文字Dに出てくる車が「究極のメニュー」ばかりだと指摘します。
ああいうの、湾岸ミッドナイトとか頭文字D見てると、車って贅沢品やなって思うんですよ。
頭文字Dに出てくる車であろうと、湾岸ミッドナイトに出てくる車であろうと、あれみんな究極のメニューじゃないですか。一番いいとこでしょ。
だって別に、あそこでアルトとかワゴンRの話なんかしないじゃないですか。スイフトとか出てこないでしょ。
スイフトはちょっとあるかもしれない。
えーと、どうしようかな。ヴォクシーとかそんなんでいいかな。
ヴォクシーはまた別の漫画に出てきそうやからね。女の子さらったりとか。
じゃあいいや。ノ、ノ、ノート。ノートe-POWERとか。
そう考えると、車の漫画って功罪があって、どんどん若者から車を遠ざけてるような気がするんだよね。
何週間か前に話した、趣味のハードルを、おじさんたちがどんどんあげちゃうから、(若い人が)入ってこれないと。
湾岸ミッドナイト見て、車乗りたいと思う?
思わない。首都高を何百キロで走るみたいな話でしょ。
もちろん頭文字Dでも湾岸ミッドナイトでも、ルール違反なんですよ、両方とも。迷惑かけてるのは間違いないんで、それは前提として。
法律違反は横に置いといても、例えば頭文字D見て、「よっしゃ、俺も峠行こう」とか思えへんでしょ。
だって走れないし。頭文字Dはあんまり事故ってるシーンないじゃん。
たまにあったか。先輩が突っ込んでたね。あの先輩、かわいそうすぎるやろ。
坂本さんは改めて、都会と田舎の議論が噛み合わない理由を、Suicaにたとえて説明します。
都会は車が贅沢品、田舎は車が必需品っていうところで、平行線をたどっちゃってるんで。
田舎の人に車は贅沢だっていうのは意味ないし、都会の人に車必需品っていうのも意味ないじゃないですか。
言うたら、都会の人に「いや、Suicaなんていらねえだろ」って言うてるようなもんやし。
信州の山奥の人にSuicaなんかいらないよ。そもそも木曽福島は、駅でSuica使われへんからね。でもコンビニでは使えるんだよなぁ。
だから、そもそもの立ち位置も土壌も全部違うから、議論すること自体がナンセンスなんですよ。まあそんなこと言うたら、プロレスやんって言われそうやけど。
ただ、田舎でも若干やっぱりね、(車が)贅沢品になりつつあるのよ。
東横名人さんが「日本が貧しくなったということか」と聞くと、坂本さんは「それもある」と認めたうえで、自分たちの世代の話を始めます。子どもの頃の車漫画はよろしくメカドック世代か、さらに前の世代か、とひとしきり盛り上がります。
「車って降ってきたんですよ」お下がり文化の記憶
ここで坂本さんから、この回を象徴する言葉が出ます。
僕が高校から大学生ぐらいの頃って、車って降ってきたんですよ。
免許取ったりバイク乗ったりしてると、何とか先輩が86売るって言ってるけどどう?みたいな。10万でどう?とか。
会社の先輩から、もういらんから、でも一応金取っとこかって言って、5万とか10万で。車ってそういうもんやったじゃないですか、昔。
東横名人さんも「あるある」と応じ、最初の車はお兄さんから譲り受けたミラだったと話します。
俺も自分で働き始めたらシルビア買ったりとかしてたけど、一番最初に先輩から売ってもらったのは、ミラージュ。
あの頃の中古車って、見ただけで中古車ってわかるようなデザインやったんですけど、確か3万円や。
最近の田舎やと、免許を返上したおじいさんとかの、乗ってた軽自動車いらんかっていう話が回ってくる。
そういう話は俺らには回ってくる。でも高校生には回ってこんでしょ。先輩から受け継ぐ的な、その文化がない。
東横名人さんは、保護猫の譲渡会のように、免許を返納する高齢者の車の譲渡会をすればいいと提案します。
人となりを見て、「君ならこのアトレーを渡すことができるよ」。アトレーかい!って(笑)。
みんなね、新車買うんですよ。別に新車なんか、いきなり買わんでもいいのにね。
新車の前に一旦、代で受け継がれてくる下駄みたいな車が、最近見かけない。先輩がおれへんのよね。上下関係がなくて。
昔はやんちゃな奴がコンビニとかファミリーレストランの前でたむろしてて、車を融通し合うみたいな、そういう文化もないですし。
今、俺も車を乗り換えたりするんで、その中古車を、極端な話、1万円であげちゃってもいいんですけど。
ただ、これでもし何か事故ったりとか、何かあったらどうしようっていう。
「あの人に車なんか譲ってもらわなければよかった」「あんたがあの子を殺したんだよ」みたいな。免許更新の時のビデオの主人公にされそうで嫌。
昔って結構無責任やから、渡した後に止まっても、別に俺のせいちゃうみたいな。今はそこまで想像しちゃうよね。
東横名人さんは「車が空から降ってくる」という言い方を気に入った様子。坂本さんは、原付も近所のお兄ちゃんからもらうものだったと続けます。
バイクが今売れへんとか、若い子が車買えへんっていうのはもちろんそうやねんけど、まず(お下がりに)乗せないと。
一回乗るともう手放せなくなるじゃないですか。
じゃあトヨタが責任を持って、保護猫の譲渡会みたいなのやれば。
おじさんたち、3年で手放して若い子にあげてって(言ってる動画)。明雄さんの動画はめっちゃ流れてくるよ。
ちょうど3万キロぐらいになって、慣らし終わった時点で売ってねっていう。あれが86なんですけど、それでも高いから。
高いよ。だって軽自動車が200万するって、もうわけわからんもん。
俺が子供の頃、アルトって49万8000円。
鍵山たみおがエッセイの中で、初めて車を買った時の話を書いてて、車を買って本当に良かったと。
それまでは必ず飲みに行かないといけなかったのが、「今日車で来ちゃってるんで」って言えば全部断れると。それだけのために49万8000円払って良かったと。
若い子どうや、そんなら。まあでも、無理に飲みに誘われるっていうのもないのか。
もうないでしょ。今は逆に、車持ってるから3人乗せて、ガソリン代は私が負担してるんですけど、みたいな。
全然負担せえへんやつが出てくるみたいな。嫌だな。
いやでも本当に、最近車が降ってこないのが、若い人が車に乗らなくなった原因やろうなって、ちょっと思ってるんですけど。
そうかもしれないし、車も高くなっちゃったし。
中古で買ったとしても、湾岸ミッドナイトみたいに300万とか預けなあかんわけですよ。300万突っ込んだからって300キロ出ると思うなよって。
ガタピシ漫画と「貧乏くさいのは嫌」問題
坂本さんが若い人にすすめるのは、湾岸ミッドナイトとは正反対の世界を描いた漫画です。
だから若い子はやっぱりね、まずはガタピシャで行こうっていう漫画を読んでほしいんですよ。家も100万円で作るしね。
その漫画家さんは、自分で住むために、まずでかい倉庫を買って、倉庫の中に家建てる。
ボロ戸建てを買ってDIYすると大変じゃないですか。側を買ってその中に作れば、大した家じゃなくても雨漏りもせえへん。
賢いね。セットの家でいいみたいな感じなのか。
最初に湾岸ミッドナイトで若い時を過ごさなくてよかったと思ったもん。
ガタピシの場合は、穴開いたら銀テープ貼って、その上から塗装して、よしOKみたいな。とにかく走ればOKみたいな世界やから。
そういう貧乏くさいのも嫌なんじゃない、若い人って。
じゃあもう今時、大東京ビンボー生活マニュアルとかダメなの?
ダメだと思う。極力清潔なもののほうがいいんじゃないの、若い人って。
そんなん言ってたら、もう赤軍派とか入れられへんやん。
もう入らんでいいよ。ヘルメットとか被るような人は、若い子にはいないから。
じゃあ、出て行けと言われて出ていきませんって言ってた京大の学生寮とかは何やったの?あれは大概汚かったよ。
あの子らはちょっと特殊なんじゃない?何よりも自治権の方が大事なんですよ。
軽トラ、EV、自転車。田舎と都会の「足」事情
話は田舎の車の維持費へ。坂本さんは、都会と田舎では「車」の意味合いが違うと話します。
駐車場代もいらないし、維持っていう面では都会とは全く違いますよ。行く先々で駐車場代取られるわけでもないし。
対物なんか、田舎にそんなにフェラーリ走ってないから、無制限じゃなくてもいいし。空から降ってくる車に、車両保険なんかいらんから。
基本的に一番いいのは軽トラですけどね。税金も一番安いし。
都会の人の言ってる車と軽トラでは、もう全然意味合いが違ってて、軽トラってほぼ原付じゃないですか。税金から何から。
でも軽トラ乗ってて楽しいですよ。軽トラもめっちゃ面白いよ。
俺も今、(スバルの)サンバーやったら欲しいなって。軽トラがあるとね、多分人生変わりますよ。
それを楽しめるフィールドがあればの話ですけど。都心で軽トラ乗っててもなって。
田舎でもめっちゃいい車乗ってる人とかいるですよね。土地があって家も建て終わってたら、もう車ぐらいしか金かけるとこないみたいな。
だから本当に、高そうな最新型の車が、パチンコ屋に並んでるだけっていう。パチンコだけやったら軽トラでええやろっていう。
坂本さんの近所では、テスラとか見ないんですか?
見ないな。理由がない。というか、売ってないやん。
(三菱の)アウトランダーとかもそうですけど、冬寒いんですよね。買った会社の人も、あんな電気ストーブやったら耐えられへんって。やっぱり火燃やしてくれんとみたいな。
まあ、内燃機関ってやっぱり優秀だなってことですよね。
あれは優秀ですよ。怖いもん、テスラで雪の峠越えんの。
バッテリー温めればいいんじゃないですか?手で温めたら。
手で温めたらいける?そんなスマホみたいな。
僕は全然電気自動車ありやと思ってて、ポタ電の代わりに買おうかと思ってるぐらいなんで。
それ多分、三菱の車買いなって。デリカミニとか。
これ(EV)やったら、家の蓄電池買うよりも安いでしょ。蓄電池を買ったと思ったら偶然動いたわ、みたいな。
特に田舎とか、インフラにちょっと不安があるようなとこは、持ってて損ではないと。
贅沢じゃないですか、やっぱり。
1人1台自転車持ってる大阪の人に、そんなこと言われたくないんですけど。
僕、今1人1台自転車ないですからね、我が家は。駐輪場が1台分しかないから止めれない。
1ヶ月300円とか400円とか(駐輪場代がかかる)。しかも金出してから一個譲ってくれって言っても譲ってくれない。
まあ、(自転車は)買い物した時の荷物置き場みたいなもんですよね。楽やんっていう。
まあ、それが車になっただけの話ですけど。
じゃあ別に贅沢品じゃないですね、車はね。でも高いよね。
だから僕らの時代みたいに空から降ってくればね、そんな話にもならないんですけど。最近は中古車も(高い)。
ヤフオクとかメルカリで個人売買でやれば、安い車も見つかるんでしょうけど、それは本当に信用できないじゃないですか。
昔は10万キロ走ったら終わりっていう時代から比べると、今の車はちゃんとオイル交換さえすれば20万キロぐらい走るんでしょうけども。
山奥だから仕方がないですね。(ガソリンを)運ぶの時間かかるし。
って俺らも思ってましたよ、去年までは。カルテル結んでると思ってなかったからね。バレた途端に20円ぐらい下がりました。
すげえな。露骨やな。
車は田舎では必需品で。俺らぐらいの年代の会社の同僚とかは、みんな軽の中古に乗ってますよ。おっさんになればなるほど。
山本太郎のアルファードと「車で自己主張できない」時代
長距離なら大きい車がいい、という話から、東横名人さんは山本太郎さんのエピソードを持ち出します。
山本太郎も言ってましたよ。普段はハイエースに乗ってるんだけど、たまたまアルファードに乗っちゃうと静かでわかんないんですよね、トヨタってすごいなって。
だからアルファード乗ってる奴って、みんな150キロ出すんや。
(映画の)GOに出てた頃、本当に尖っててかっこよかった。あれがいつの間にああなってしまったのか。
いやでも、いい役者だと思いますよ。
そう、役者に戻ればいいのにね。多分いろんな経験したから、今何でもできると思うね。
ただ、やっぱりね、れいわ新選組がハイエースはないな。もっとボロボロの車に乗ってほしい。イメージ的にね。
普段サンバーに乗ってて、アルファードに乗ったらついつい踏んじゃって、みたいなやったら(わかる)。
それはしゃあないって思うよね。どこまで出るか試してみたかったんやなって。
俺の中では、(ハイエースは)アウトドア近辺ではブルジョアの乗る車ですよ。どう考えたって。
ぜひあそこは、やっぱりね、軽バンに乗ってるとか。それやったらまだわかった。
結構、長いものに巻かれるタイプやねんなっていう。堅実やん。もう下取りのこと考えてるやんって。
れいわ新選組に似合う車って、なんやろ。
普通に、おっしゃるように、ボンゴとかアトレーとか。
もう40年間シーマに乗ってますみたいな。
そういうぐらいの方がいいです。セドリックできましたみたいな。
ほんま維持費めっちゃかかってるけどね。
多分、いいの乗ったら目がくらんじゃうと思うな。もっといいのがあるのかってなりそうな気がする。
僕らもたまにすごいいい車で高速乗った時の安心感、全然違うじゃないですか。横揺れとか全然ないでしょ。
もう軽バンで高速入った時とか、半分ちょっと覚悟してるもんね。
旅行でレンタカー乗る時、たまに軽乗らされるとめっちゃ怖くなるもん。合流の時めっちゃ焦るもんなって。
坂本さんは、かつては車で「自分らしさ」を示せたのに、今はそれが難しいと話します。
昔は事細かにいろんな車があったんで、自分のらしさっていうのを証明することができたじゃないですか。僕はサニーやけど君はシルビアみたいな。
マークⅡとチェイサーって何が違うの?一緒やねんけど、みんなが買ってたら俺は絶対クレスタ買う。
今はもう日産好きって言っても、セレナを買うか、ノートを買うか、サクラを買うかみたいな。車で自己主張ができないから。
まあ自己主張したければ、外車買うみたいな話になってきちゃうんですよね。
ルノーとかプジョー乗ってますって言ったら、癖ありそうやん。ボルボとかやったら、安全のことしか考えてへんのかなとか。
ルノーとかプジョーってなったら、「壊れるところも可愛いんだよね」みたいなこと言うやつおるから。
よく言われるのが、日本の雪道走れたらどこでも走れるとか。なんせ日本って湿気あるし、雪降るし、海に近いでしょ?
隣の町行くのに峠越えなあかんっていうところに住んだら、(車は贅沢なんて)言わなくなる。
一回でも山手線とか環状線の内側に住んだら、車なんかいらんって。
いらんよ、そら。いるわけないやん、そんな。
大阪住んでる時にアウトドアに行こうと思ったら、まず大阪脱出するのに3時間ぐらいかかったの。
最近の若い子はスキーをやらなくなったから、車いらんよね。あれ(スキー)が、車が必要やった最大の理由やもんね。
お下がり文化はどこで途切れたのか
話はふたたび、「降ってくる」お下がりの記憶へ。坂本さんは、自転車も先輩から譲られたものだったと振り返ります。
そう考えると、俺、自転車もそうやったもんね。最初のランドナーとか、先輩に譲ってもらった記憶がある。
大阪芸大って、最寄り駅からめっちゃ遠いんですよ。バス出てるんやけど、来るまでにめっちゃ時間かかるんですよ。
金剛寮に住んでた先輩が、自転車やろうかって。で、3日目ぐらいに無くなりましたけど、自転車が。南河内だから。
特に大学生なんかそうですよね。車も自転車も、全部空から降ってくるイメージ。
ああいうお下がり文化は大事でしたよ、やっぱり。いろんなものに入門する時に、ハードルを低くする一番いい方法だと、今でも思いますけどね。
よくあるじゃないですか、学生は半額みたいな。そういうのやりゃいいんですよね、トヨタとかが。
トヨタが学生専用のサブスク出せばいいんですよ。Adobeみたいに。
じゃあ僕、放送大学入ります。
放送大学入ると、KINTO月々3800円やで。
やっぱりお下がり文化は大事だな、そう考えると。でも今の子にお下がりしてあげようと思ったら、最初の起点がいるわけで。誰かが渡してあげないと。
だから、どっかでその断絶があるわけじゃないですか。
どこで切れたんや。
俺、アウトドアのギアとかいっぱい買って、いらんようなら捨てたりしてるじゃないですか。あげてもいいんですよ。
メルカリで売るぐらいやったら捨てるわ、みたいな。
知り合いの若い子がやりたいって言うんやったら、テントも何もかも全部あげるわっていう話なんだけど、そのあげたい人がいないっていう。
マッチングかな。でもネットのマッチングは、ちょっとハードル高いもんな。
だから、俺が乗ってきたホンダZとか、そういう軽自動車も全部処分ですからね。まだ走ってたのに。
譲渡会しましょうよ、譲渡会。
そう、だから今考えると、可哀想なことしたなっていう。
都会の若い人って、(車を)くれるって言っても、いらんわっていう。はた迷惑な、返してきなさいっていう。
先輩からお下がりだけじゃなくて、いろんなことを教えてもらうので、先輩がいるだけで大学に行く意味あると思ってるんですよ。
大学生じゃなくても、新しい趣味に飛び込む時に「先輩」って頼ってきてくれたら、おじさんみんな嬉しいから。
「僕バイクのこと全然わかんないっす。安い中古のバイクしか持ってないっす」って言ってたら、「じゃあこの俺のバイク」って。
絶対叩かれるやん、それ今。Xで。金もないのに、みたいなこと言うやつ多いやん、絶対に。
いやいやいや。だから、気持ちを優しく持たないと文化育たないよ。
Xって、ほんまに初心者に厳しいからね。
厳しいよね、本当に。湾岸ミッドナイトも厳しいよね。
厳しい。もっとぬるい感じで湾岸走ればいいやん。80キロぐらいで。安全に。
ぜひガタピシャで行こうを読んでいただきたい。あれ読んだら、車なんて走れば何でもいいんやなって思うから。
でもそれはね、地方の人は多分OKなんですよ。場所があるから。
東京23区の人は、諦めてください。
そう言ってくれたらいいんですよ。必要ないから君たちはって。
やっぱ東京って、もう車進入禁止にすればいいんよ、23区。はっきり言って。全員電車っていう。
トヨタへの注文と「オイル交換したことない」
締めくくりに、東横名人さんは自動車業界への注文を口にします。
本当、お下がり大事だなということは、常々わかりましたよ。産業を盛り上げるために、トヨタさんなんかしたらどうです?って。
文化を育てるっていうことを考えていかないと、ヤンキーマーケティングばっかりしててもしょうがないんですよ。
あれはね、先がないよ。どう考えたって。車が好きじゃないからね、アルファード乗ってる人たちって。
みんな車が好きなんでしょ、エンジンが好きなんでしょ。まずエンジン触るような、オイル交換するようなスタートで。
まあ、オイル交換したことないよな、でも。教習所でゲージを見させられたぐらいで、交換はしたことないですね。
僕が唯一入れたのは、原付のエンジンオイルだけ。ドバドバ入れてました。
それ追加やろ。交換じゃないやろ。
エンジンオイルって、どこに飛んでいくの?
4スト?2スト?2ストやと、(エンジンの中で)燃えてるやろ。だから減っていくねん。
エンジンオイル交換するって聞いてたのに、なんで一方的に追加するばかりなんやろって。
もう今、その2ストもないからね。
ということで、トヨタさん頑張ってっていうことかな。それでは皆さん、おやすみなさい。
さようなら。
まとめ
若者の車離れをめぐるXの議論から始まり、お二人は、かつて車が先輩や知人から安く「空から降ってきた」時代を振り返りました。坂本さんは、そのお下がり文化が途切れたことが、若い人が車に乗らなくなった原因ではないかと話しています。都会と田舎で車の意味が違うことや、譲る側が責任を気にしてしまう今の空気も、話題にのぼりました。
- 都会では贅沢品、田舎では必需品。立場が違うので議論は平行線になりがち
- 昔は先輩から数万円で車や原付が回ってきたが、今はその流れが途切れている
- お下がり文化は、趣味に入門するハードルを下げる一番いい方法だと坂本さんは話す
- 湾岸ミッドナイトのような車漫画は、かえって車のハードルを上げているかもしれない
- 譲渡会や学生向けサブスクなど、メーカーが入り口をつくってほしいという注文も





