なぜあれだけの量を出し続けられるのか
Manaさんが運営されている『Webクリエイターボックス』は、僕もいつも見ているんですが、あのコンテンツの量と充実度は本当にすごいんです。
どうやってネタを探しているのか聞いてみたら、海外サイトを見たり、日本の書き手の最新情報を自分なりに解釈したり、自分で試してみたり、といういくつかの方法を話してくれました。
そのなかで僕がハッとしたのが、この一言でした。
自分が手を動かしていないと、書くネタそのものが出てこない。当たり前のようでいて、なかなか実践できないことだと思うんです。
全部やる、その理由
Manaさんは制作でどこまでやるんですか、と聞いたら「全部やります」と返ってきて、正直びっくりしました。
HTMLもCSSもJavaScriptも、インタラクションもサーバーサイドも、Manaさんは全部やるそうです。
理由も面白くて、それぞれの段階に楽しみがあるからだと話されていました。作る前に「これができたらどうなるかな」と妄想している時がいちばん楽しいかもしれない、と。
僕はディレクターという仕事をしていて、今はもう実装をほとんどやらなくなりました。
一人でやっていた頃は、最後に自分が作れる技術の範囲に、企画を無理やり押し込めてしまうところがあったんです。
だからこそ、全部やって、そのうえで全部好きだと言えるManaさんはすごいなと素直に思いました。
手を動かさない人が語ることの、あの嘘っぽさ
「手を動かしていないと書けない」という話は、僕にもすごく覚えがありました。
昔勤めていた会社で制作の部署にいた頃、自社のサービスを利用者向けに説明する講師をやれ、ゆくゆくはその事業を大きくしろ、と言われたことがあったんです。
でも僕は、それは嫌だと伝えました。
自分が手を動かすことから離れたところにあるものを喋るのは、なんだかすごく嘘っぽいことを言っている気がして。それは伝わらないし、自分自身が納得できないと思ったんです。
Manaさんが言っていた「手を動かしているからこそ、これってそうだよね、と書ける」という感覚と、たぶん近いんだと思います。
AIが当たり障りない答えを出す時代に、人がやること
この話は、今の生成AIの流れとつながっていきます。
Manaさんは、これからその傾向はもっと顕著になるんじゃないか、と話されていました。
今までは人間がキーボードをポチポチ打っていたものを、頼めばAIがすっと出してくれるようになりました。
そうなると、経験がないなら逆にAIでいいじゃん、という話になってしまう。だからこそ、自分が動いて、自分にしか書けない記事を書くしかない、ということなんですよね。
僕ら人間って何をするんだっけ、というところが、これからどんどん問われる時代になるんだろうなと思います。
インプットの時間は、ちゃんと確保する
じゃあManaさんはどうやってその手を動かす時間を作っているのか。
寝てないんですかと聞いたら「そんなことないですよ」と笑いつつ、勉強時間はちゃんと確保していると話されていました。
仕事はあっても、インプットの時間を定期的に取る。しかもManaさんは年に1冊くらい本も出されていて、そのサンプルコードも図も全部自分で作っているというから驚きです。
コードを直したら本誌もデモも直して、と、やることがどんどん増えるそうで、それでも書き続けているのが本当にすごいんです。
インプットとアウトプットを回し続けることの大事さを、Manaさんの話を聞いて改めて感じました。
まとめ
結局のところ、AIがそれっぽい答えを量産する時代に僕らが残せるのは、自分が手を動かして得た経験だけなのかもしれません。僕も講師の話を断ったあの時の感覚は間違っていなかったなと、Manaさんの話を聞いて少し自信が持てました。まずは自分がちゃんと手を動かす、そこからやり直そうと思っています。
- 自分が手を動かしていないと、書くネタも自分らしい記事も生まれない
- 作る前・デザイン・実装、それぞれの段階に楽しみがあり、全部やるからこそ強い
- AIが当たり障りない答えを出す時代、人ができるのは自分の体験を自分なりに解釈して出すこと
- インプットの時間はちゃんと確保して、経験を回し続けることが大事





