嫌々始めたプログラミングが、好きで好きでしょうがなくなる
Manaさんはデザイナーからデベロッパーへ、というより「プラスされた感じ」だと話していました。
もともとグラフィック出身だと、CSSもプログラミングも「デザインしたものをそのまま貼り付ければいいじゃない」って思うものらしいんです。
そのManaさんが、海外で働こうとしたときにウェブができる人の募集ばかりで、学校に入ったらPHPやJavaScriptが必須科目だった。だから「しょうがなく受講した」とのことでした。
大変で、嫌で嫌でしょうがなかったそうです。
それが今は「好きで好きでしょうがない」。一体何が、と思わず聞き返してしまいましたよ。
もともと数学が好きで、「あ、これパズルと一緒じゃん」と気づいて、できたら楽しくなった。その連鎖だったとManaさんは話していました。
暇つぶしに三角形の角度を求めている、なんて話も出てきて、僕の知り合いでそんなことをしている人はManaさんだけなので、正直驚きすぎましたけどね。
でもこれ、すごく大事なことを言っているなと思ったんです。渦中にいるときは、自分が本当は何を好きか気づけないものなんですよね。
苦手だと思ってるのは、案外自分だけかもしれない
Manaさんが、料理を全くしなかったお父さんが60歳の定年後にハマった、みたいな話をしてくれました。
「苦手だって思ってるのは自分だけっていう可能性もありますからね」と。
これは本当にそうだなと思うんです。やったことがない、わからない、というのを「年取ったから」とかで片付けてしまいがちですけど、そういうことじゃない。
新しいものはこれからもどんどん出てきます。だからこそ、まずやってみるというのは大事ですよね。
Manaさんに海外の話を聞いたときも「まずやってみなよ」という答えだったので、結局そこに戻ってくるんだなと感じました。
大事なのは「やらなきゃいけないこと」をどう楽しめるか
ウェブ制作者として一番大事なことは何か、という質問もいただきました。
Manaさんは、やらなきゃいけないことはやる、その上で「楽しめるかどうかもすごく大事」だと話していました。
自分が楽しくないと結局続かない。だから、やらなきゃいけないことの中でも、どこに楽しさを見出せるかを考えながらやっていく、と。
これはウェブに限らない話だと思います。実は先週までゲストに来ていただいた声優の野島さんも、多趣味の秘訣を聞いたら「楽しむことです」とおっしゃっていたんですよね。
Manaさんの場合、本を書くときも時間制限をつけて、章のこの部分を30分以内に、みたいにタスクを細分化して、達成すると気持ちいいからゲーム感覚で楽しんでいるそうです。
自分がどうやればモチベーションを維持してパフォーマンスを出せるか。そこまでちゃんと考えているのは、素晴らしいなと思いました。
僕らの仕事がクリエイティブだと言うのなら、楽しむという要素がなければ、ただの作業になってしまうんですよね。
ネタも習慣も、対話と続けることから生まれる
『Webクリエイターボックス』にあれだけの技術記事をどうやって作っているのか、という質問もありました。僕自身ブログ歴は長いんですが、ネタを出すのは本当に悩むので、これは僕もずっと聞いてみたかったんです。
Manaさんはオンラインスクールでメンターもしていて、生徒さんとの対話から「こうしたら簡単かも」というのが生まれることが多いそうです。
一人で考えつくのは到底無理で、誰かがやりたいと言ったことに応えていると、自分にも蓄積していく。一度書けば他の生徒さんにも見せられるので、一つのリソースを自分で作り出す感覚だと話していました。
ブログを続けるモチベーションを聞いたら、「もう習慣化してる」というのが一番強いとのことでした。
月に一度、読んだ本を紹介する記事があるから、そのために本も読み続けている。習慣にしてしまうと強い、というのは聞いていてすごく感じたところです。
まず喋ってみる。ポッドキャストを50回続けて見えたこと
Manaさんはトークがとても上手だなと僕も思うんですが、本人は「自信はない」と言うんですよね。
話すのは好きで、初対面の人とでも1時間くらい普通に話せるタイプ。ショップ店員やナレーションの経験もあって、「できるんだな」と自分で思えたそうです。
ただ、一人喋りはまだ苦手で「孤独になっちゃう」とのこと。僕も普段は一人で収録していて、ふと我に返るとちょっとやってられなくなるので、その感覚はわからんでもないんです。
Manaさんはご自身のポッドキャストを1年で50回続けて、「意外とできたな」と話していました。ネタ切れや、喋るのが苦手になって途中で終わるかと思っていたそうです。
続けるうちに他の人の番組をよく聞くようになって、人気の番組にはこういう理由があるんだな、というポイントも見えてきたと。
やっぱり50回続けると、それ自体が練習になるんですよね。だから喋るのが苦手な人こそ、とりあえず喋ってみるというのが一番なんじゃないかと思います。
まとめ
Manaさんと話していて改めて思ったのは、嫌々だったことがいつの間にか好きになったり、苦手が続けるうちに強みになったりする、ということでした。結局は「まずやってみる」「その中で楽しむ」に尽きるのかもしれません。僕自身もまだ一人喋りには我に返る瞬間がありますけど、続けることの強さは、今回すごく実感しています。
- 渦中にいるときは、自分が本当は何を好きか気づきにくい
- やらなきゃいけないことの中に、どう楽しさを見出すかが続ける鍵になる
- 記事のネタも喋りも、対話と「続けること」から積み上がっていく
- 苦手だと思っていても、まずやってみると案外できることは多い






