そもそも「やるべきか」の話じゃないと思うんです
この話題の裏には、土日にやるのは卑怯だみたいな雰囲気を感じることがあるんですよね。
でも、プライベートで何をしようが放っておけばいいのでは、と私は思うんです。
好きな趣味を土日や深夜に寝ずにやっていて、それがたまたま仕事に一致して、スキルが上がっていっただけ。それはその人が選んだ結果でしかないんですよね。
ジョギングが趣味の人に「土日に走って健康になるなんて卑怯だ、走れない人もいるんだからするな」と言ってるのと同じだと思っています。
そんなの言われても知らんがな、って話じゃないですか。
予習や復習と同じですよね。学校の勉強で「予習をしてるのは卑怯だ」なんて話はないわけで。
だから、やっていいか悪いかの論では、そもそもないんです。
究極的には「給料が上がるか下がるか」に還元される
じゃあ何が問題なのか。私は究極的には、給料が上がるか上がらないか、というところに行き着くと思っています。
ここでいう給料って、ある会社という組織の中での相対値なんですよね。
土日にやらなくても天才的に書ける人もいれば、土日にやらないと人並みに書けない人もいる。小学校からコードを書いていて、大学を出た時点でプログラム歴が十数年、なんて人もいます。
いろんな人がいるので、乱暴に言うと平等なんてないんです。
そうなると、周りの人のスキルより先んじなければ給料は上がらない。みんながどんどん伸びていく中で土日にやらない選択をすれば、相対的に置いていかれる可能性があるわけです。
だから、土日にやらないという選択自体は全然いいし自由なんです。
ただ、その結果として「去年より頑張ってるのはわかるけど、伸びてないね」と言われる可能性も出てくる。それを許容できるなら、好きに遊べばいいと私は思うんです。
私も20代の頃、家に帰ってコードを書いていました
実際、私も20代の頃は、家に帰ってプログラムを書いたりサーバーを建てたりしていました。
「やっと自分で好きなコードが書ける」みたいな感覚だったんですよね。
私のブログは国産の「AblogCMS ── 日本製のCMS。名村さんが自身のブログで利用しているもの」を使わせていただいているんですが、フロントのHTMLをいじったり、裏のPHPをちょこちょこ触ったりして「うまいこと動いた」なんてやっていました。
でもそれ、仕事とは思ったことがないんです。
仕事力を上げたくてやってたわけじゃなくて、いじってるのが好きだからやってただけ。だからそれを卑怯だと言う人がいたら、やっぱり知らんがな、ってなると思うんですよね。
もし周りが「三度の飯よりコードが好き」というギークばかりの環境なら、その中でどうするか考えるしかない。それが嫌なら、その会社から出た方がいいと思うんです。だって絶対勝てないから。
ただ、転職の時ってこれが分かりづらいんですよね。「ここのエンジニアは土日もコードを書く人ばかりですか」と聞いたところで、スキルが高いか低いかはわからないし。人並みじゃないから頑張って書いてる人もいるかもしれないですしね。
最低限の勉強は、仕事のためにも必要になる
もう一つ言っておきたいのは、プログラムの技術って、何もしなくても去年より今年、今年より来年とセオリーやフレームワークが変わっていくということです。
PHPだってバージョンがどんどん上がっていく。バージョンが変われば、できることも変わってくるんですよね。
だから普通に仕事ができるようになるためにも、最低限の勉強はしないといけないと思うんです。
それが仕事中にできるなら、それでもいい。何度も言いますけど、土日にやるかどうかは各自で考えればいいという話なんです。
ただ正直なことを言うと、「土日にやらなきゃいけないからやってる」という時点で、この仕事にあまり向いてないんじゃないかな、くらいには思ってしまうんですよね。
手に職があって、ロジックを考える仕事なので、頭のどこかに常にそれがあるような状態じゃないと、続けていくのはしんどくなるんじゃないかなという気がしています。
まとめ
結局「土日にやった方がいいですか」と聞かれたら、私の答えは「自分で考えましょう」なんです。もういい大人なので、可処分時間をどう使うかは自分で決めればいい。それが人生への投資なのか余暇なのか、何を取るかというだけなので、人に言われてどうこうよりも、自分で選べる人生の方が楽しいぞ、と私は思っています。
- 土日にやるのが卑怯かどうか、という論争自体があまり意味がない
- やるやらないは究極的には「給料が上がるか下がるか」の相対値の話に還元される
- 技術は勝手に更新されていくので、最低限の勉強は仕事のためにも必要になる
- 可処分時間をどう使うかは、人に言われてではなく自分で選びたい






