そもそもAR/MRの何がそんなに面白いのか
去年、会社でVision Proを何台か買いまして、私も1台持って毎日何かしらいじっています。
年始にはアメリカにも行って、MetaがRay-Banと組んで出したスマートグラスも買ってきました。
なんでそこまでするのかというと、AR/MRが今後のデジタル表現のキャンバスになると思っているからなんですよね。
スマホやパソコンのディスプレイの中だけじゃなくて、空間そのものにデジタル表現を出していく。そういう場所になるんだろうなと思っています。
ただ誤解してほしくないのは、Vision ProやMeta Quest 3みたいなヘッドマウントディスプレイそのものが普及すると言いたいわけじゃないんです。
あんなでっかいもの、正直みんなが使うようになるとは思えないんですよ。
もっと先、メガネになった時ですよね。その先はコンタクトレンズになって、最終的には目に埋め込まれて、なんて話にきっとなるんだと思います。私が生きてるうちになるかは分かりませんが。
Web黎明期のワクワクに、今のAR/MRがそっくりなんです
私はもう30年ほどWebに関わらせていただいているんですが、一番最初に買ったパソコンって、画面の解像度が640×480ピクセルでしたからね。
今、自分のオフィスのモニターは横幅5000ピクセルありますから、考えると本当に小さかったんですよ。
でもその頃、2000年代くらいまでのWebの世界って、私にとってはめちゃめちゃ楽しかったんです。今の楽しさとはまた違うんですけどね。
当時はGoogleもまだなくて、実装技術のノウハウもテクニックも誰も分からなくて、みんなが四苦八苦しながら面白いもの作るぞっていう雰囲気があったんですよ。
ある意味アングラっぽさもあって、誰が世界で一番最初に面白いことをやるか、みたいな空気があったんですよね。
今の私にとって、AR/MRの世界はそれにほぼ近いんです。
こんな表現をする人がいるんだとか、これができるならこっちもいけるんじゃないかとか、考えているのが一番楽しいんですよね。
「そんなの流行るわけない」と言われたWebが、今どうなったか
私がWebを作り始めた頃、Web自体があんなものうまくいくはずがないと言っていた人はいっぱいいました。
当時のマスメディアやテレビに比べたら見てる人がいないじゃんとか、新聞や雑誌みたいに持ち運びできないじゃんとかね。
家のでっかいモニターの前でしか見られないものが流行るわけない、と多くの方が言っていたんですよ。
それが今、世界のメディアの中心になっちゃってるわけです。
だから今、スマートグラスやVision Proに類するもっと軽いバイザー型のものについて「あれはない」とおっしゃる方がいても、私はどっちに転ぶか分からないと思っています。
もしかしたら私が「ごめんなさい」と言うことになるかもしれません。
でも、ザッカーバーグがスマートグラスを作るぞと言っていたり、AppleのCEOが今はスマートグラス以上に楽しいことはないと言っていたり、いろんな方のアウトプットを見ていると、なんとなくみんなそっちに行ってくれそうな感じはあるかなと思っているんですよね。
まとめ
結局、私がAR/MRを追いかけているのは、真面目な未来予想である以上に、Webを作り始めた頃のあのワクワクをもう一度味わえているからなんだと思います。会社で作っているアプリも、秋頃には発表できそうなので、気になったら覗いてもらえると嬉しいです。
- AR/MRはスマホやパソコンに続くデジタル表現のキャンバスになると考えている
- 普及するのはヘッドマウントディスプレイではなく、その先のメガネやコンタクトの形だと思う
- 今のAR/MRのワクワクは、ノウハウがなく四苦八苦していたWeb黎明期にそっくり
- 「流行るわけない」と言われたWebが中心になったように、結末はまだ誰にも分からない







