バイブコーディングとAIエージェントは何が違うのか
今回のテーマは、シリーズで続く「今更聞けないバイブコーディングとAIエージェント」です。前回は月3000円の課金に価値があるのかを話し、結論は「使ってみないとわからない」でした。
その前提の上で、今回はどんなツールがあり、何に使えるのかを具体的に進めていきます。
まずKuniさんは、バイブコーディングとAIエージェントは別々の概念だと整理します。バイブコーディングは、話し言葉でお願いするだけでAIがコードを書いてくれることを指します。
一方でAIエージェントは、一問一答で答えを返すだけでなく、実際に作業をしてくれる存在だと説明します。
ChatGPTがただの相談相手、チャットって言ってるぐらいですからね。言葉のやりとりなのに対して、AIエージェントっていうのはもう作業者なんですよ。
そのイメージとして、自分の隣にいて自分をよく知ってくれる、社長秘書のようなスタッフを挙げます。そんな優秀な存在を専属でつけられる点に、月3000円の価値を見出せるかが問われます。
インターネットで感じた「乗り遅れ」という反省
Kuniさんは、AIはあくまで道具であり、その使い方で人間側がどれだけ優秀になれるかが大事だと話します。ここで例に挙げるのが、自身のインターネット体験です。
インターネットが出始めた頃、Kuniさんは内容がまったくわからず、「そういうものがあるのね」と流してしまっていたそうです。それが、今AIをまだ使えていない人と同じ状態だと振り返ります。
インターネットが出た時はそちら側の人間だったんですけれども、今回のこのAIに関しては、その失敗を生かして、もうAIというものをまずは触って使える側になろうということで頑張ってるわけですよ。
この配信自体も、同じ失敗をする人を減らすためのものだと位置づけています。そしてバイブコーディングとAIエージェントは、どちらか片方が消えるものではなく、セットで考えてほしいと補足します。
3つの会社と、相談相手・エージェントの対応関係
ここから、3つの会社ごとに「相談相手」と「AIエージェント」を整理していきます。相談相手が言葉でやりとりする生成AI、AIエージェントが実際に作業をするツールという区別です。
Kuniさんは、この3系統をツールの対応関係として順に挙げていきます。
| 会社 | 相談相手(生成AI) | AIエージェント |
|---|---|---|
| OpenAI | ChatGPT | Codex |
| Anthropic | Claude | Claude Code |
| Gemini | Antigravity |
つまりAIエージェントに何かを頼むときは、Codex・Claude Code・Antigravityの3つから選んで使うことになる、とまとめられています。
まだ課金していないなら、どれを選べばいいのか
気になる料金ですが、3つともおおよそ月3000円から3500円で、金額に大きな差はないとのことです。では何で比べればいいのか。
まずKuniさんは、GoogleのAntigravityは今はやらなくてよいと話します。残るCodexとClaude Codeの2択には、選び方の特徴があります。
すでにChatGPTに課金している人はCodexも使え、Claudeに課金している人はClaude Codeも使えます。だから課金済みの人は、余計な出費をせず、そのままそのAIエージェントを使うべきだとします。
まだ課金していない場合は用途で分かれます。アプリやウェブアプリ、サイトをゴリゴリ作っていきたい人には、コーディングもデザインも強いとされるClaude Codeがおすすめだと話します。
Claude Codeには最新の格上モデルがあり、最先端のエージェントで開発を進めたい人に向くとのことです。なお、このモデル名は{要確認: Fablepięć}と語られています。
一方のCodexはChatGPTの流れをそのまま使え、画像生成に強かったり、使い方の面でClaude Codeより初心者向けだとKuniさんは感じています。
アプリ・ウェブアプリ・サイトを本格的に作りたい人向け。コーディングもデザインも強いとされる。
初心者向けで使い勝手がよいと感じられる。画像生成に強く、ChatGPTの流れをそのまま使える。
両方試して「自分に合う方」を見つける
どちらもデスクトップアプリが用意されていて、使いやすさに大きな差はないものの、初心者にはCodexの方が使い勝手がよいのではないかとKuniさんは話します。
ただ、Kuniさんの本音はどちらか一方ではなく、両方使ってほしいというものです。出費を抑えたい場合の方法も提案します。
最初はCodexを使ってみて、次は一回Codexを解約して、それでClaude Codeを使ってみるみたいなやり方でもいいんじゃないかなと思います。
使ってみると、ちょっとしたニュアンスや理解度の違いがわかるといいます。CodexにわからないことをClaude Codeが理解してくれることもあり、どちらが合うかは個人差があると率直に語られています。
Kuniさんは、CodexもClaude Codeも、そしてAntigravityも、インターフェースや見た目が似ていると指摘します。1つ使えるようになれば、他もさほど変わらないそうです。
最初に作るなら「自分専用アプリ」から
大事なのは手を動かすことで、いきなり背伸びしてすごいアプリを作る必要はないとKuniさんは言います。例に挙げるのが、自分の目覚ましアラームアプリです。
既成のアプリには欲しい機能がなかったり、有料だったりすることがあります。そこで、自分に必要な機能だけを搭載した自分専用のアラームアプリを作るという選択肢を示します。
コードを書いたことがなく「エンジニアしか知らないことで怖い」と感じる人でも作れてしまうので、まずは手を動かしてほしいというのが、この回のメッセージです。
今回のゴールはシンプルで、3つの中からまず1つを選び、課金というハードルを超えることに置かれています。
まとめ
この回は、混乱しがちなAIツールを「会社ごとの相談相手とAIエージェント」に整理し、初心者が最初の1つを選ぶための判断基準を示す内容でした。まずは1つ選んで手を動かすことが、AIに乗り遅れないための第一歩だと語られています。
- 生成AIは相談相手、AIエージェントは実際に作業をしてくれる存在という違いがある
- 相談相手とエージェントは、OpenAI=ChatGPTとCodex、Anthropic=ClaudeとClaude Code、Google=GeminiとAntigravityで対応する
- 料金は3つともおおよそ月3000〜3500円で大差なく、すでに課金済みなら同じ会社のエージェントを使うのが得
- 未課金なら、本格的に作りたい人はClaude Code、初心者向けにはCodexがすすめられている
- どちらが合うかは個人差があるため、まずは自分専用アプリなどで手を動かして試すことが重要

