月50時間Netflixを見る人が、いま推す作品は?
しくみさんは大企業に勤めながら、AIを使った個人開発などに取り組む会社員です。この回は三連休の入り口の土曜日ということで、雑談としてNetflixのおすすめ作品を紹介しています。
しくみさん自身のNetflix視聴時間は、平日に1日1時間ほど、週末は「めちゃくちゃ」見るため、月50時間ほどになるのではないかといいます。
月50時間はNetflix見てんじゃないかと。見すぎやろって話なんですが。
そのしくみさんが今回選んだのが『ピーキー・ブラインダーズ』です。有名な作品で、Netflixの画面にもよく表示されていたものの、暗くて重い印象があり、なかなか再生できていなかったそうです。
ところがここ数日、『ピーキー・ブラインダーズ』を改めて見始めたところ、とても面白かったといいます。
1919年バーミンガム、ギャングはどうのし上がるのか
『ピーキー・ブラインダーズ』は、もともとイギリスで放送されていたテレビドラマで、現在はNetflixで配信されています。舞台は1919年のイギリス・バーミンガムで、ギャングの物語です。
タイトルの「ピーキー・ブラインダーズ」は、作中のギャングの名前です。しくみさんによれば、そうしたギャングが実在したこと自体は事実で、登場するキャラクターは作品のための創作だと考えられるとのことです。
しくみさんが面白さとして挙げるのは、キャラクターのかっこよさに加え、ギャングものでありながらビジネスの話に近いところです。裏社会で生きる主人公が、ビジネスの世界でどうのし上がっていくかが描かれます。
1919年は第一次世界大戦が終わった頃で、イギリスは戦勝国です。それでも国が疲弊している様子が作中ではよく描かれている、としくみさんは話します。
主人公は30〜35歳くらいに見える男性で、戦争に行った経験をトラウマ、あるいは大きなバックグラウンドとして抱えています。その主人公が、苦労の多い国の中でもがきながらのし上がっていきます。
しくみさんの説明を、時代背景から物語の流れとして整理すると次のようになります。
第一次世界大戦の終結
1919年、イギリスは戦勝国として戦争を終える
疲弊する国
勝った国でありながら、イギリス社会は苦労を抱えている
主人公の出発点
戦争体験をトラウマとして抱えた男性が、バーミンガムの裏社会で生きている
のし上がり
ギャングがビジネスの世界へ進み、のちにロンドンへと拠点を広げていく
IRAやコミュニスト、聞き慣れない言葉から何を学べる?
『ピーキー・ブラインダーズ』の作中には、日頃は聞き慣れない言葉が当たり前のように出てきます。しくみさんが例に挙げたのはIRA ── アイルランド共和軍の略称。アイルランドのイギリスからの独立などを掲げて活動した武装組織の名前として知られていますや「コミュニスト」です。
しくみさんは収録の途中で一度止めて言葉を調べ、「コミュニスト」が共産主義者を意味することを確かめたそうです。
共産主義者という言葉は聞いたことがあっても、実際に何なのか、社会主義とどう違うのかまでは、しくみさんもはっきりとは知らなかったといいます。作品をきっかけに、そうした言葉や歴史的背景を調べ直すことができたそうです。
なんとなくやっぱそういうキャラクターを通して知れるので、なんとなくイメージもしやすいっていうところで。
しくみさんにとって『ピーキー・ブラインダーズ』は、キャラクターを通して歴史を知れる作品でもあります。言葉だけで覚えるよりイメージがつかみやすく、改めて勉強にもなると感じたそうです。
しくみさんは現在シーズン2を見ていて、物語の舞台は最初のバーミンガムからロンドンへ広がっていきます。当時のイギリスの社会背景やさまざまな考え方に加え、アイルランドの独立も話に絡んでくるといいます。
嫌な警察官といいキャラクター、なぜ魅力的に映るのか
『ピーキー・ブラインダーズ』のもう一つの魅力として、しくみさんはキャラクターのわかりやすさを挙げます。
すごーく嫌なキャラクターで、あの、警察官が出てくるんですけども、すごーく嫌な感じだし。
嫌なキャラクターははっきり嫌な感じに、いいキャラクターははっきりよく描かれているため、登場人物それぞれの魅力が伝わりやすいそうです。
しくみさんは、IPを作ることを解説するビデオポッドキャスト『IPFACTORY』も手がけています。その活動でもキャラクター作りはすごく大事で、『ピーキー・ブラインダーズ』は参考になると話しています。
とはいえ、しくみさんは何も考えずに見ても十分面白い作品だとして、三連休で時間がある人に一度見てみることを勧めています。
まとめ
しくみさんは、重い印象から敬遠していた『ピーキー・ブラインダーズ』を改めて見たことで、物語の面白さに加え、歴史を学べる点やキャラクター作りの参考になる点を見つけています。
- 『ピーキー・ブラインダーズ』は1919年のイギリス・バーミンガムを舞台に、ギャングがビジネスの世界でのし上がる物語
- 第一次世界大戦後、戦勝国でありながら疲弊するイギリスの姿が描かれている
- IRAやコミュニストなどの言葉を調べることで、歴史的背景をキャラクターと結びつけて理解できる
- 嫌な人物といい人物がはっきり描き分けられており、キャラクター作りの参考にもなる





