出張先で検索結果を見比べる理由
10月5日から7日まで、東北に出張していました。5日と6日は仙台、6日の夜に高速バスで山形へ移動して、7日まで山形です。
出張すると、僕には必ずやることがあります。Googleで検索したり、最近ならAIを使ったりして、表示のされ方を見るんです。
いまは世田谷の事務所に戻っていますが、東北で検索したときと世田谷で検索したときで、結果がどう違うのか。これを意識して調べるようにしています。
東北以外でも、関西に行ったときなど、東京以外の場所でどう出るかはちょいちょい見ています。
僕は東北のホームページ屋さんとして『ずんだWeb』をやっているので、それが東北エリアでどう評価されているかを確かめたいんです。
結果から言うと、嬉しい動き方をしています。
「AIで見つけました」という問い合わせが増えた
特に今年は、ずんだWeb管轄のお問い合わせや引き合いが本当に増えました。お取引先もかなり増えています。
実績をまだホームページに載せられていないので、そこは更新しようと思っているところなんですが、、
問い合わせをくださった方には、必ず「どんなふうにして見つけて知っていただきましたか」と聞くようにしています。
もちろん「Googleで検索した」「Yahooで検索した」という答えは出てきます。ただ今年は、そこにAIという言葉が入ることがすごく増えたんです。
- Googleの「AIによる概要」にずんだWebが出てきて押してみた
- ChatGPTに相談したら教えてもらった
- GoogleのAIモードで深掘りしたら出てきた
例えば世田谷で「ホームページ制作」と検索すると、広告枠の下に「AIによる概要」が出てきます。フリーランスに頼む場合、制作会社に頼む場合、自分で作る場合と、方法を提案してくれるんですね。
そこに僕自身はまだ出ていませんが、Googleマップには『オフィス山谷』が表示されていました。事務所の拠点で調べているので、一番表示されやすい条件ではあるんですけどね。
人もAIも「近くの人」を選んでいる
やっぱり地域性は出るな、と感じています。
人間の目で見ても、仙台で事業をしているなら仙台の人にお願いしたいとなりますよね。直接会って話せるだろう、という安心もあります。
同じ世田谷で事業をやっている人と繋がりたい、という気持ちもわかります。同じような場所で一緒にやろうとしている人と繋がりたいのは、事業をしている人あるあるだと思います。
そしてAIのほうも、地域密着型で推薦してくれているなと感じ取れるんです。人間が近い人を好むから、AIもその動きで提案しているような気もします。
ホームページ屋さんはBtoBなので、まだ微妙なところもあります。ただ飲食店や美容室、歯医者さんや内科さんのようなクリニックなど、BtoCは地域密着型が優先して表示されるだろうなと思います。
仙台でラーメンを探しているのに、札幌のラーメン屋さんが出てきても行けないですよね。
ずんだWebを東北に出したことで東北からの問い合わせが増えたのは、僕が構想していたとおりで、概ねうまくいったかなと感じています。
ただ、僕が東京の人間であることは正直にお伝えしています。そのうえで「自分は東京だけど、仲間は東北にいます」と伝えているんです。これは本当の話で、宮城にも山形にも仲間がいます。
だからずんだWebは、チームでやっている地域密着型として打ち出しています。代表として僕の名前は載せていますが、極力属人性を感じさせない見せ方をしなきゃな、と感じているところです。
一方で『オフィス山谷』は名前が入っている時点で、かなり属人性が出ています。こちらは世田谷や杉並のような隣の区、東京都内など、会える距離感からのお問い合わせをちょいちょいいただいています。そのあたりはAIもわかっているんでしょう。
クリエイターは、まず自分の住む地域から
エンドクライアント、僕はずっと「直受け」と言っていますが、直接つながる働き方をしたいなら、まずは自分の住んでいる地域を攻めていくのが当然だと思います。
その地域の「デザイナーです」「クリエイターです」「イラストレーターです」と、地域性で自分をブランディングしていく。それが見つけてもらいやすいパーソナルブランディングになっていくでしょう。
しかも対面もできます。同じ仙台市内にいるのに「オンラインでお願いします」と言われたら、やっぱり寂しいじゃないですか。
だから「対面で会ってお話をします」ということは、ホームページやSNSにちゃんと載せたほうがいいです。人が見ても「会ってくれる」と安心できますし、AIも学習して「この人は対面でお客さんと向き合う人だ」と認識しますから。
実際、僕は最近「対面してくれる人を探してました」とまた言われるようになりました。なんなら代表の人に直接対面してほしい、という声もあります。
コロナ禍でオンラインが普及しましたが、回り回って、大事なことこそ対面で話したほうがいい、というところに戻ってきた気がします。
本物かどうかは、会うしかない時代へ
もうひとつ、対面が大事になると思う理由があります。AIの生成技術です。
面接官は本物の人間なのに、受けている側がAIで生成された人物で、Zoomで話しているように見える、というニュースもありました。だから立ち上がってもらったり、横を向いてもらったりして本物か確認するわけです。
ところが最近、Xで流れてきた映像には驚きました。スマホで自撮りしていて、手ブレもあって、向きを変えたり全身や部屋を映したりしている。結論はAIで生成された映像と書かれていましたが、言われなければ僕もわからないかもしれません。
自分の顔が勝手に使われることだって、なくはない。ついにここまで来たか、と感じました。
見極めが利かなくなってきた以上、本物かどうかを確かめるには会うしかない。立体的な人物を見て、握手を交わして本人確認をする。あの映像を見たら、そのくらいしないと安心できないかも、と感じています。
僕は対面が好きなので、この流れはむしろ大歓迎です。一度対面して確認が取れたら、今日の打ち合わせはオンラインでいいですね、と使い分けられる関係になれば理想だと思います。
でも特に商売の契約のような場面は、やっぱり対面したほうがいいんじゃないかなと思います。
これからは「ホームページ制作をお願いしたい。条件は対面で打ち合わせしてくれること」とAIに投げかける人も増えるはずです。そこでいかに自分が出てくるか。対面が前提なら、基本は地域密着がよろしいのではないかと思います。
僕はフットワークが軽いので東北にもピュンと行っちゃいますけどね。ただ本来は、その地域に拠点や住所を置いて、Googleビジネスプロフィールに登録することで、その地域に合った検索で紹介してもらえるわけです。
地域名だけ変えて中身はほぼ同じ「◯◯のホームページ制作」ページを量産する施策も見かけますが、それはAIに見抜かれて、多分出てこなくなるでしょう。網を張ろうとしているのはわかるけど、君はそこに根を据えてないよね、と。
まずは自分のエリアに根付く。次のステップとして、生まれ育った地元でやってみるのもいいかもしれません。その地域の人とチームを組むのも一つの手でしょう。
「山家さん、どうやって仕事を取っているんですか」とよく聞かれます。ホームページで見つけてもらっていることは今も変わりませんが、その見つけられ方は結構変わってきたなと感じています。
いやー、今後どうなっていきますかね。ちょっと課題も残しつつ、今回はこのへんで終わりたいと思います。
いつも読んでくださってありがとうございます。それではまた次回。ではではでは。
まとめ
今年はずんだWebへの問い合わせが増え、その多くが「AIで見つけた」という声でした。人もAIも地域密着と対面を求めていて、僕はクリエイターこそ自分の地域に根付くべきだと考えています。
- 出張先で検索すると、地域ごとに表示が違うことがよくわかる
- 「AIによる概要」やChatGPT経由の問い合わせが今年は特に増えた
- 対面できることはホームページに明記すると、人にもAIにも伝わる
- 地域名だけ変えたページの量産より、実際にその地域に根付くことが大事





