なぜ僕が「向いている人」を語れるのか
ホームページ屋さんに向いている人について、僕なりの考えを書いてみます。
「なぜお前がそれを言えるんだ」という声もありそうですよね。ただ、僕はホームページ屋さんとして12年、13年目になります。
それに、「ホームページ屋さん」と言い出したのは僕ではありません。お客さんが僕のことをそう呼んでくださるようになったんです。
そのとき「あ、自分ってホームページ屋さんっていう人間なんだな」と気づかせてもらって、それからはホームページ屋さんでいこうと決めました。
歯医者さんも同じです。実際に治療するのは歯科医師や歯科衛生士、歯科助手さんですが、治療を受ける側は「歯医者に行く」と言いますよね。
だから僕は、お客さんがそう呼んでくださることを根拠に、胸を張ってホームページ屋さんを名乗っています。
同業の方からは、もっとスタイリッシュにWebクリエイターやWebデザイナーと言えばいいのに、と思われているかもしれません。
でもそれは、クライアントにそう呼ばれたことがないからだと思うんです。現場に出ている人ほど、この話には共感してくれるはずです。
僕の考えるホームページ屋さんは、事業主さんのビジネスモデルをしっかり理解して、ホームページを柱に商売を継続的に伴走していく存在です。
かかりつけ医のような、相棒であり、ビジネスパートナーである存在ですね。
お客さんがそう呼ぶときは、組織ではなく人間をイメージしているんだと思います。実際、会社員時代の9年間、制作会社にいたときにはホームページ屋さんと呼ばれたことはありませんでした。
ずば抜けたデザインやコーディングは必須ではない
まず言い切らせていただくと、ずば抜けてデザインができなきゃいけない、ずば抜けてコーディングができなきゃいけない、ということではありません。
もちろんセンスや技術があるに越したことはないです。全く知らないとなると、商売道具を理解していないことになるので、それもどうかなとは思います。
ただ、クライアントさんの要望にしっかり応えられるくらい、ほどほどで十分なんじゃないかと思うんです。
お仕事をいただきながら経験していけば、デザインもコーディングもレベルアップしていきます。
むしろ案件を通じて成長したい人こそ、ホームページ屋さんをやってみるのもいいのかもしれません。
向いているのは「人が好きな商売人」
それよりも大事なのは、人と向き合うことが好きだったり、誰かのためになりたかったり、誰かの喜びが自分の喜びでもあったりすることです。
とにかく人に関わることが好きな人が、ホームページ屋さんに向いていると思います。
実際、保険会社や不動産、アパレルの店舗で営業や接客をしていた方が、異業種からクリエイティブの業界に飛び込んでくることもあります。
営業が好きだった、接客が好きだったという方には、僕はホームページ屋さんという働き方を推しています。
そういう方には、技術はそこそこに、ぜひお客さん側を向いてほしいんです。
いきなり「ホームページ必要じゃないですか」と商売道具を差し出すのではなく、「商売をするうえで困っていることはないですか」と広いところから聞いていく。
本当になければないと言われますし、何かしらあることの方が多いんじゃないかと思います。そのお困りごとが自分にできることなら、それが自分の商売につながっていく訳です。
だから、ホームページ屋さんはまず商売人なんです。クリエイターでもありますが、商売人の色の方が強いと僕は思っています。
ホームページを作ることは目的じゃない
いまの僕は、ホームページを作ること自体を目的にしていません。
ホームページを作ってからが本当のスタートですし、そもそも、その方に本当に必要なければ「ホームページは必要ないですよ」と言っていい。プロだからこそ言えることかなとも思います。
SNSやGoogleのビジネスプロフィール、チラシ、名刺、ロゴなど、商売全体のご用聞き、かかりつけ医として、基本は何でもありだと思っています。
自分にできないことは、周りの仲間と協力すればいいんです。仲間に頼ることに罪悪感を持つ必要はありません。素敵なチームでやればいいんですよ。
僕の競合は、町の電気屋さんや中小企業診断士、経営コンサルの方たちだと思っています。相談されるポジションの奪い合いなんです。
ある意味AIも競合ですが、AIができたからこそ、人にも相談したいという需要は高まってくると思います。
スキルと、人柄やマインド、価値観を天秤にかけたら、間違いなく後者に傾きます。困ったときに思い出してもらえる存在になることが、ホームページ屋さんなんです。
窓口を変えずに担当者であり続けて、「いつでも電話やLINEしてくださっていいんですよ」という関係性を、嫌じゃないどころかむしろ望む人。これは向いていると言い切れます。
向いている人の5つの条件
まとめると、ホームページ屋さんに向いている人の条件はこの5つです。
- 人が好き
- 商売が好き(相手の商売にも興味が持てる)
- 人の話を聞くのが好き(聞きたくなっちゃう)
- 相手のために考え、提案するのが好き
- クライアントの喜びを自分のことのように喜べる
5つ全部に心当たりがある方は、ホームページ屋さんの診断としては一応合格点です。スクールなどで少し勉強して「さあ次どうしよう」と思ったら、ぜひ検討してみてください。
少し宣伝にもなりますが、僕は『やまジュク』で、ホームページ屋さんという働き方に挑戦したい方の伴走相談相手をしています。よかったら一度、オンラインで相談していただけたら嬉しいです。
これを書く以上、僕自身もホームページ屋さんに向いている人の一人だと言い切る自信があります。読んでくださってありがとうございました。ではまた。


まとめ
僕が考えるホームページ屋さんは、技術よりも人と商売が好きな「かかりつけ医」のような商売人です。困ったときに思い出してもらえる相談相手であることが、何より大事だと思っています。
- デザインやコーディングはほどほどで十分。案件を通じて伸ばしていける
- ホームページ屋さんはクリエイターである以上に商売人
- ホームページ制作は目的ではなく、必要なければ「いらない」と言えるのがプロ
- 人・商売・聞く・提案・喜びが好きな5つの条件がそろえば向いている



