牛乳を飲むと緊張は取れる?というリスナーの問い
今回の配信は、Spoonという配信アプリに届いたお便りへの回答が中心です。
牛乳を飲むと緊張って取れますか?
川上さんはまず、牛乳を飲むとリラックスするという感覚を持つ人が多いことに触れます。
そのうえで、なぜそう感じるのかを科学的に説明し、効果的な飲み方まで届けたいと話を進めていきます。
牛乳に含まれるリラックス成分の中身
川上さんが挙げたのは、大きく3つのポイントです。まずはアミノ酸のトリプトファンから。
トリプトファンはセロトニンの原料になり、そのセロトニンがメラトニンに変化すると、眠気やリラックス効果をもたらすといいます。
牛乳1杯200mlで、およそ40mg程度のトリプトファンが含まれていると言われています。
2つ目はカルシウムです。カルシウムが不足すると神経が過敏になりやすいという報告があり、牛乳で補うことで神経の安定やイライラの抑制につながる可能性があるとのこと。
3つ目は温かい牛乳が副交感神経を刺激する点です。
緊張は交感神経が優位な状態なので、温かいものを飲むと副交感神経が働いてリラックス状態に入るという流れです。
トリプトファン
牛乳のアミノ酸がセロトニンの原料に
セロトニン→メラトニン
変化して眠気やリラックス効果へ
温かさで副交感神経
交感神経優位の緊張がゆるむ
緊張をほぐす、おすすめの飲み方
続いて、実際にどう飲めば効果的かという話です。ポイントは温度とタイミング、飲み方の3つ。
- 冷たいより、40〜50度くらいに温めて飲む
- 寝る30分前に飲むと、眠気とリラックスがじわっと効く
- 音を立てずにゆっくり飲むとなおよい
最後の「ゆっくり飲む」は、マインドフルドリンク法という方法だそうです。
実際に牛乳を温めて飲むことで心が落ち着いたという研究もいくつかあるものの、個人差はあるという点も川上さんはきちんと添えています。
飲みすぎ注意と、牛乳以外の選択肢
一方で、注意点もあります。牛乳が合わない人もいるからです。
牛乳でお腹が緩くなる乳糖不耐症の方もいますし、寝る直前に飲むと逆に胃が重く感じる方もいます。
だからこそ「自分の体と相談しながら、どうぞという時に1杯を」というのが川上さんのおすすめです。
また、牛乳以外でもよいと言います。トリプトファンは少し少ないかもしれませんが、チーズやヨーグルトもそのまま吸収できるとのこと。
牛乳、乳製品、他のものでもね。ぜひ効果的にいろんな牛乳、乳製品で試してみていただけたらと思います。
1日1リットル飲む酪農家のリアルな実感
話は川上さん自身の飲み方にも及びます。プロテインと一緒に、1日1リットルを飲んでいるそうです。
酪農家川上はもう1日1リットル、プロテインと一緒に飲んでるんで。すでにもうリラックス状態ですよ、常に。
牛がちょっと変なことをしてもイライラすることがない、と笑いながら語ります。ただ暑さにはさすがに勝てないようで、そこは正直な実感も。
配信の背景にある、酪農業界の心配ごと
この日の配信では、リラックスの話の前に、少し重い話題にも触れられていました。
酪農企業の倒産件数が、1月から7月で過去最多になったというニュースが出たそうです。
夏場は生産量が落ちるうえ、大きい牧場が倒産していく流れになると、お米のように牛乳が足りなくなるのでは、と川上さんは心配していました。
だからこその「1日コップ1杯」という呼びかけです。緊張をほどく1杯が、酪農を支える1杯にもつながっていく、というわけですね。
まとめ
牛乳を飲むと緊張が和らぐのには、トリプトファンやカルシウム、温かさによる副交感神経への働きといった理由があります。温めて、寝る前に、ゆっくり飲むのがコツですが、体に合うかどうかは人それぞれ。自分に合ったかたちで、気軽に1杯を取り入れてみてくださいね。
- トリプトファンやカルシウム、温かさが牛乳のリラックスにつながる
- 40〜50度に温め、寝る30分前にゆっくり飲むのがおすすめ
- 乳糖不耐症など合わない人もいるので、体と相談しながら飲む
- チーズやヨーグルトなど、牛乳以外の乳製品でも試せる
- 酪農業界の心配ごともあり、1日コップ1杯の応援が力になる




