リスナーから届いた「保存料、入ってますか?」
今回のお便りは、音楽配信アプリ「AWA」のネーム・ヤマさんから届いたものです。
牛乳とかヨーグルトってどれくらい保存料入ってますか?
川上さんによると、この疑問はとても多くの人が誤解しているポイントなのだそうです。保存料や添加物が気になる人にこそ、知ってほしい話が続きます。
多くの人が誤解してるんですけども、牛乳やヨーグルトも保存料はほとんど入ってません。
牛乳に保存料がいらない理由は「熱」
結論として、成分無調整牛乳には保存料は入っていません。中身は牛乳のみです。
その理由は、日本で売られている牛乳が加熱殺菌されているから。熱で菌をやっつけているので、保存料に頼る必要がないというわけです。
ただし注意したいのが賞味期限です。パックに書かれた賞味期限は、封を開けると関係なくなってしまうんですね。
封を開けたら、一日か二日で飲んでもらえたらいいなと思います。
開けた瞬間に空気中の雑菌が入ってしまい、栄養価の高い牛乳の中で一気に繁殖してしまうから。とくに夏場はそのスピードがもっと速くなるので、早めに飲みきるのが大事です。
ヨーグルトは乳酸菌が「天然の防腐剤」
では、ヨーグルトはどうでしょうか。こちらも基本的に保存料は使われていない、というのが川上さんの答えです。
理由は乳酸菌の力。ヨーグルトは乳酸菌によって酸性になっていて、雑菌が増えにくい性質があります。つまり自然の防腐効果があるというわけです。
ただし、糖分を加えた加糖タイプや果肉入りの商品では、酸化防止剤やpH調整剤などが少しだけ入ることもあります。ただ、これらは保存料とは別物です。
表示を見れば、安心して選べる
保存料が入っているかどうかは、パックの裏の表示を見れば確認できます。日本の食品表示法では、添加物は必ず明記しなければいけないからです。
つまり、「保存料」と書かれていない限り入っていないということ。プレーンヨーグルトなら本当に何も入っておらず、牛乳だけで作られています。
売り場でチェックしたいポイントはシンプルです。
- 牛乳パックは「生乳100%」の表示が多い
- ヨーグルトは「乳製品」とだけ書かれていることが多い
- 添加物が入る場合は必ず明記される
もし保存料が気になって牛乳やヨーグルトを避けている人がいたら、それはとてももったいない、と川上さんは話します。
「危ない」って本当?酪農家が語る検査体制
SNSでは、抗生剤や成長ホルモンが入っているといった情報も見かけます。これについて川上さんは、そもそもそんな牛乳は出荷できないと語ります。
実際に、自分が飲みたくない牛乳は出荷しないですよ。家族や友人に食べさせられないですから、そんなもの。
さらに牛乳は、ほかの農作物と比べても検査体制がとても手厚いのが特徴です。工場に運ぶ前から出荷まで、何段階もの検査が行われています。
万が一問題があれば、大きなニュースになって保健所から差し止めがかかります。川上さんは、それだけ安心・安全にこだわってやっているからこそ、たくさん飲んで食べてほしいと話していました。
まとめ
牛乳とヨーグルトの保存料についての疑問に、酪農家の視点からわかりやすく答えた回でした。仕組みがわかると、いつもの牛乳がもっと安心して飲めそうですね。
- 成分無調整牛乳は加熱殺菌されているので、保存料は入っていない
- 牛乳は封を開けると賞味期限に関係なく、1〜2日で飲みきるのが安心
- ヨーグルトは乳酸菌の酸性で雑菌が増えにくく、基本的に無添加
- 添加物は食品表示法で必ず明記されるので、裏の表示を見れば確認できる
- 牛乳は運ぶ前から出荷まで何段階も検査される、検査体制の手厚い食品




