今日はどんな一日?お便りに答える回のはじまり
配信は4月24日の木曜日、天気は曇りからスタートしました。前日はずっと雨で、夕方に止んだものの気温がぐっと下がって肌寒い一日になったそうです。
川上さんはこの日、天気を見ながら圃場でトラクター作業をしたいと話していました。午後からは液体窒素を取りに行き、精液の補充などをする予定だそうです。
今回のテーマは、リスナーさんから届いた質問。哺乳類のいろんなお乳のうち、どのお乳が一番すごいのかという問いを、あらためて調べて答えていきます。
いろんな動物のお乳が出ますけど、どのお乳が一番すごいの?みたいな質問がありまして、これもまた調べてみましたんで配信していこうと思います。
SPOONから届いた「どれがすごい?」という質問
お便りコーナーで紹介されたのは、SPOONというアプリから届いた質問です。
牛、人、山羊、羊の牛乳の栄養価の比較を教えてください。どれがすごいんですか?
川上さんは酪農家ですが、普段飲むのはほとんど牛乳。ヤギの乳は道の駅などで飲んだことがあるものの、独特のにおいが気になったと正直に振り返ります。
道の駅みたいなのに行ったりして飲んだことあるけど、臭いんですよね、山羊の乳。でもやっぱ牛乳が最高なんですよね、僕は。
栄養価の細かい比較まではわからなかったため、この回ではAIにいろいろ聞いてみた内容をもとに、動物ごとのお乳を紹介していきます。
牛乳と母乳、それぞれの強みはどこにある?
まずはおなじみの牛乳から。タンパク質が3.2〜3.5グラム、脂肪分が3.3〜3.9グラム、炭水化物が4.5〜4.9グラムで、100グラムあたり約60キロカロリーだそうです。
カルシウムやビタミンB12、ビタミンDなどが豊富で、主要な栄養素がバランスよく入った万能型のミルク。日常で不足しがちなカルシウムの供給源としても優秀だと紹介されています。
続いて人の母乳。こちらは赤ちゃん専用に最適化された、いわばオーダーメイドのお乳です。
タンパク質は1.0〜1.2グラムと少なめですが、脂肪は3.3〜4.1グラムと多め。抗体やホルモン、酵素といった生きた成分がたっぷり入っているのが特徴だといいます。
量より質で勝負しているのが母乳の強み。しかも授乳期に応じて組織が動的に変わるのがすごいということですね。
栄養バランスがよい万能型。日常で不足しがちなカルシウムの供給源として優秀
赤ちゃん専用に最適化。抗体やホルモンなど生きた成分が豊富で、授乳期に応じて成分が変わる
ヤギと羊、お腹にやさしいのはどっち?
次はヤギのお乳です。牛乳に似ていますが、消化のしやすさで注目されているそうです。
脂肪球が小さくタンパク質の構造も違うため、アレルギーが出にくい可能性があり、牛乳が体質に合わない人にとってマイルドな代替品になりえると紹介されました。
一方で驚かされたのが羊の乳。川上さんは「最強の栄養爆弾ミルク」と表現していました。
タンパク質が5.5〜6.0グラム、脂肪が7.0〜7.4グラムで、100グラムあたり約110キロカロリー。カルシウムやマグネシウム、ビタミン群が断トツで高いそうです。
100グラムで約110キロカロリーということですね。牛乳の倍ぐらいありますね。
少量でも超濃厚な栄養がとれるパワー系のお乳なので、食が細い方や栄養が必要な場面では有力な選択肢になると話されていました。
| 項目 | 牛乳 | 羊乳 |
|---|---|---|
| タンパク質 | 3.2〜3.5g | 5.5〜6.0g |
| 脂肪 | 3.3〜3.9g | 7.0〜7.4g |
| エネルギー | 約60kcal | 約110kcal |
そもそも「生乳」って何?飲むときの注意点
動物ごとの比較のあとに、川上さんが大事な話として取り上げたのが「生乳」です。
普段スーパーで売っている牛乳は工場で殺菌されてパックに詰められていますが、何も殺菌されていない搾りたてのお乳を生乳と呼びます。
生乳はどれも栄養価が高いものの、病原菌が含まれる可能性があるため、低温殺菌して飲むことが原則だといいます。
低温殺菌しても栄養価はほとんど変わらないので、安全性を最優先にしてほしいとのこと。特に子供や妊婦、高齢者は注意が必要だと呼びかけていました。
水牛にラクダ、馬まで?世界のユニークなお乳たち
さらに川上さんは、ほかにも面白い特色のある動物のお乳をAIに聞いてみたそうです。
まずは水牛乳。牛乳より脂肪分が高く、濃厚でクリーミーな食感が特徴。これがモッツァレラチーズになるお乳だと紹介されました。
続いて世界的に注目されているラクダのお乳。牛乳のアレルゲンであるBラクトグロブリンのレベルが低く、牛乳アレルギーの人にも対応しやすい可能性があるといいます。
ビタミンD含有量も牛乳より高いため、これから需要が伸びるのではないかと川上さんは話していました。
馬乳やロバ乳は、タンパク質と乳糖のバランスが母乳とよく似ているのが特徴。馬乳はビタミンCも豊富で、美意識の高いインフルエンサーが飲んでいる投稿を見たこともあると振り返ります。
寒い地域に暮らすトナカイやヘラジカのお乳は、タンパク質と脂質がともに高くエネルギー密度が高いのが特徴。寒い環境で赤ちゃんの体温維持や急成長を支えるためだと考えられているそうです。
- 水牛乳:濃厚でモッツァレラチーズの原料になる
- ラクダ乳:牛乳アレルギーの人に対応しやすい可能性、ビタミンDも豊富
- 馬乳・ロバ乳:成分が母乳に近く、ビタミンCも豊富
- トナカイ乳・ヘラジカ乳:高タンパク・高脂質でエネルギー密度が高い
- ヤク乳:ラクトフェリンのレベルが高く抗菌特性を持つ
こうして並べてみると、お乳は動物や環境によってまったく違う個性を持っていることがわかります。だからこそ「一番」ではなく、誰にどんな時に最適かが大事だと川上さんはまとめていました。
牛乳のことを知ってるだろ、酪農家って思われがちですけど、全然知らないんですよ。この質問はありがたかったです。学び直しになりますんで。
AI×酪農家の新サービスと、今日のおわりに
配信の終盤では、Instagramで始めた新しい取り組みも紹介されました。AIと酪農家が掛け合わさって、酪農経営や酪農家の問題を解決していくというサービスです。
無料モニターを5名まで募集しており、興味がある人はDMで相談してほしいとのこと。前日投稿したリールを見て、すでに1人が手を挙げてくれたと感謝を伝えていました。
最後は「お仕事の方、学校の方、いってらっしゃい。みんな牛乳飲んでね」と、いつものあいさつで締めくくられました。
まとめ
リスナーさんの「どのお乳が一番すごい?」という質問から、牛・人・ヤギ・羊、さらに世界のユニークなお乳まで幅広く比較した回でした。結論は「一番」を決めることではなく、誰にどんな時に合うかを知ることの大切さでした。
- 牛乳は栄養バランスのよい万能型、母乳は赤ちゃん専用に最適化された量より質のお乳
- ヤギ乳は消化しやすく、羊乳はタンパク質も脂肪もカロリーも高い濃厚なパワー系
- 搾りたての生乳は病原菌の可能性があるため、低温殺菌して安全第一で飲むのが原則
- 水牛・ラクダ・馬など、動物や環境によってお乳の個性は大きく変わる
- AIと酪農家が組んで酪農の課題を解決する新サービスの無料モニターを5名募集中



