アサヒが出した「LIKE MILK」ってどんな商品?
この日紹介されたのは、Forbesの4月23日の記事をもとにしたニュースです。アサヒグループジャパンが、独自の酵母技術を使った代替ミルク「LIKE MILK」の試験販売を始めた、という内容でした。
販売は応援購入サービスのMakuakeで、4月16日にスタート。酵母をベースにした代替ミルクの販売は、日本で初めてのことだそうです。
反応もなかなかのもので、販売開始からわずか1週間で目標額の30万円を大きく超え、117万円以上を集めたとのこと。市場からの期待の高さがうかがえます。
アレルギーやエシカル志向など、いろんな消費者のニーズに応える商品として出された、という位置づけです。
栄養や保存性は?「LIKE MILK」を深掘り
ここからは、AIがまとめたニュースをもとに、もう少し中身を深掘りしていきます。
この製品は、アレルギーの特定原材料など28品目を含まず、自然な甘みと癖のないまろやかな味わいが特徴だそうです。
栄養面では、牛乳並みのタンパク質とカルシウムを確保しつつ、脂質は38%削減。食物繊維と亜鉛を豊富に含んでいるとのことです。
紙パック200mlで常温6ヶ月保存が可能。1000mlサイズの試験販売も年内に予定されていて、2026年には全国販売を予定しているそうです。
開発は、アサヒグループ内の横断プロジェクトとしてスタートしました。3社の社員で構成されたチームが、食物アレルギーという社会課題に向き合ったといいます。
目指したのは「アレルギーがある人もない人も同じ食卓を囲める世界」。そのために、酵母の乳化力を高める技術や、酵母独特の風味を除く技術を確立したそうです。
その結果、そのまま飲むだけでなく、コーヒーや料理、お菓子作りにも使える製品になったとのこと。世界でも酵母を活用した代替タンパク質の開発が進んでいて、その流れの中で日本初の製品として注目されています。
「牛乳じゃないのにミルク」への違和感
大手のアサヒグループがこうした商品を出したことに、川上さんは時代の変化を感じているようです。海外ではこういう商品がどんどん出てきていることを、これまでの配信でも話してきたといいます。
日本でも大手が動き出したことで、日本の食生活も変わってくるんじゃないか。そんな期待を語ります。
一方で、川上さんが何度も繰り返しているのが「ミルクという名前」への違和感です。ソイミルク、オーツミルク、アーモンドミルク。牛乳じゃないものにミルクとつけないでほしい、という思いです。
動物から出たものを乳と呼びますからね。これ辞書に書いてあります。動物から、お母さんから出た、子供に与えるもの、それが乳なんで。
酵母には乳ないじゃないですか。おっぱいついてないじゃないですか。ここら辺はやっぱりミルクって使わないでほしいなというところですね。
日本には、牛乳由来じゃないものにミルクをつけてはいけない、という法律がありません。海外では、インドやヨーロッパ、アメリカなどで議論されているそうです。
名前が紛らわしいと、消費者が選ぶときに困ってしまう。だからこそ、法規制でなんとかならないか、という思いを語ります。
お米と小麦で考える「別の食品」という話
川上さんが気にしているのは、名前だけではありません。「牛乳よりも○○ですよ」といった売り方をしてほしくない、という点です。
代替ミルクと牛乳は、そもそも全く別の食品ではないか、というのが川上さんの見方です。ここで持ち出したのが、お米と小麦のたとえでした。
お米と小麦、両方、炭水化物が得られるじゃないですか。でも全く別の食品じゃないですか。小麦のことを「パンにできる米」みたいな名前つけないじゃないですか。
同じ炭水化物でも、お米と小麦はちゃんと別の名前で区別されている。だったら、牛乳と代替ミルクも、名前で区別してほしい。そういう筋道の話でした。
AIと酪農家で牧場を分析する新サービス
配信の後半では、川上牧場が始めた新しいサービス「ファームエコ」の話が出てきました。牧場の悩みや、経営をよくしていきたい酪農家さんを対象にしたものです。
川上さんが問題だと感じているのは、酪農業界の生産性です。飼料会社や種の販売業者、機械メーカーなどが、牧場の状況がわからないまま営業に行き、アドバイスにずれが生じている部分があるといいます。
わざわざ人件費使って、遠い遠い山奥の牧場に行って、挨拶だけして帰るみたいなのは、酪農業界としては生産性を落としてるような気がするんですよね。
少子高齢化で働き手も減り、酪農を目指す人も少なくなっている。そこで、AICと川上さんがこれまで経験してきた知識や技術を掛け合わせて、お手伝いできないかと考えて作ったサービスだそうです。
今は無料モニターを募集中で、すでに協力してくれた方の分析結果をnoteの記事にまとめたとのこと。酪農関係者に向けて、参考にしてほしいと呼びかけていました。
まとめ
今回は、アサヒの酵母由来ミルク「LIKE MILK」を入り口に、酪農家として「ミルクという名前」をどう考えるかが語られた回でした。代替食品が広がる時代だからこそ、名前で区別してほしいという思いが印象的でしたね。
- アサヒが酵母由来の代替ミルク「LIKE MILK」を日本で初めて試験販売し、1週間で117万円以上を集めた
- 牛乳並みのタンパク質とカルシウムを確保しつつ脂質を38%削減、常温6ヶ月保存が可能
- 川上さんは「乳は動物から出たもの」として、牛乳以外にミルクとつける名前に違和感を語る
- お米と小麦のように、代替ミルクも牛乳とは別の食品として名前で区別してほしいという主張
- 後半では、AIと酪農家で牧場を分析する新サービス「ファームエコ」の無料モニター募集も紹介された


