覚える前に、まず文型を確認する
ラジオ英会話には、毎回「これは覚えましょう」というキーセンテンスがあります。
講師の大西泰斗先生も、必ず音読・暗唱をすすめてくれています。
そのときに私が意識しているのが、まず文型を確認することなんです。
高校あたりで習う、いわゆる5文型のあれですね。
英語ってどんな文も文型に沿って作られているので、覚えるときも「この文型に乗せているんだ」という意識で読んであげることがすごく大事だと思っています。
どんな英文も、覚えるときは文型の確認から始める。これが今日いちばん伝えたいことです。
She's hard to impress を分解してみる
今回のキーセンテンスは「She's hard to impress」です。
彼女は印象を与えるのが難しい、つまり心に残るようなことをするのが難しい、という意味ですね。
文型でいうと、She is hard で「She=hard」と言っている説明型、旧来の文法でいうSVCです。
ここで is に強く意識を置くのではなく、is はつなげる言葉としてオートにくっついているだけなので、She's hard とサラッと言ってあげます。
でも「彼女は難しい」だけだと、何が難しいのか分からないですよね。
だから to で追いかける。to impress です。
まず文型を確認して、その上で to 不定詞が続いているという文法を確認する。この順番が私にはしっくりきます。
impress という単語も、余裕があれば確認しておきたいところです。
「in」が中、「press」が押す。だから人の中、つまり心のところを押すイメージなんですよね。
そこから、心を動かす・印象を与えるという意味になってくるわけです。
「何がハードなの?」で止めてみる
この文をうまく言うコツは、一度 She's hard で止めてみることだと思っています。
She's hard とだけ言われても、「何がハードなの?」って物足りない感じがしますよね。
その物足りなさを感じたうえで、「何するのがハードなのよ?」という意識で to impress と続けてあげる。
そうすると、この文がぐっと染み込んでくるんじゃないかなと思います。
この形は人以外にも使えます。
たとえば「The exam was hard to deal with」や「The meeting was hard to forget」。忘れるのが難しい、つまり忘れられない、という感じですね。
日本人はつい「It is difficult...」を使いがちなんですが、主語の後に難易・印象を表す形容詞を置いて、to 不定詞で追いかけて説明するスタイルも結構あるんです。
難易でいえば hard、difficult、easy、tough、impossible あたり。
印象や可能性でいえば、「She's sure to win」の sure や likely なども同じ形で使えるので、一緒に覚えておくといいと思います。
ダイアログで「使えるようになりたい」と思った表現
ここからは、今回のダイアログで私が個人的に気になった表現をいくつか。
まずジーニーの「We went shopping for clothes on Sunday」。
went shopping は多くの人が言えると思うんですが、何を買いに行ったかを表すときは for なんですよね。
look for や ask for の for と同じで、それを求めているという意識です。
ただ会話の途中で「求めるから for」なんて考えていたら大変なので、go shopping for でひとかたまりにして覚えておくのがいいなと思いました。
次に、私が使えるようになりたいなと思ったのが「Shizuka doesn't get excited about it like I do」の like I do です。
「私がするように」と、自分を引き合いに出して説明している。これが意外と口から出てこないんですよね。
like を前置詞っぽく使うと、たいてい具体例を表すことが多いです。
あとはドクタースタインの「She's a bit like Frankie」。
「似ている」というと、つい resemble のような単語に引っ張られてしまうんですが、be動詞に a bit like をつけるほうがずっと楽ですよね。
続く in that respect も覚えておきたい表現です。
この respect は「点」の意味で、in many respects のように使います。「その点似てるよね」と言いたいとき、She's a bit like Frankie in that respect と丸ごと覚えておくと便利です。
話しながら気づいたんですが、この like もさっきの like I do と同じ使い方で、2回出てきていたんですよね。
最後に「He's very logical about everything」。
何に対して logical なのかを表すとき、about を使えるんだと知っておくといいと思います。
まとめ
英文を覚えるとき、簡単な文ほど文型を意識しないものですが、いざ自分が英語を話そうとすると、結局は文型ありきなんですよね。どの文型に乗せるかを選んでから会話は展開していく。だから音読するときも、その流れを意識しておくといいと今は考えています。
- キーセンテンスは頭から丸暗記せず、まず文型を確認してから覚える
- She's hard to impress は説明型+to不定詞。「何がハードなの?」と止めてから to で追いかける
- 難易・印象・可能性を表す形容詞は、主語+形容詞+to不定詞で説明するスタイルが多い
- go shopping for、like I do、a bit like、in that respect は、ひとかたまりで覚えておきたい






