理解するが4つあることに、私はまず立ち止まりたい
理解するという意味を持つ単語が、今回のレッスンだけで4つあります。
understand、grasp、comprehend、followです。
もちろん「理解する系が4つあるから言い換えて使えばいいんだな」という理解でもいいんです。読んだり聞いたりする時には、それで処理できてしまいますから。
でも、英語を楽しんで勉強したいとか、感覚で、ハートで掴みたいという方は多いんじゃないかと思います。
だからこそ、ここは深掘っていきたいんです。
コツは「理解する以外の訳語」を見ること
私がおすすめしたいのは、grasp、comprehend、followの別の訳語のほうを見ることです。
辞書を引いてもいいですし、ネットやAIに聞いてもいい。理解する以外の訳語は何なのか、そこに目を向けると面白さが掴めます。
まずgraspからいきましょう。graspは掴む、動いているものをガッと捕まえる感じがあります。
話の大筋を掴む、物事のやり方を掴む、と日本語でも言いますよね。それが理解するという意味に転じていくわけです。
いろんな訳語がある単語は、その訳語に共通するコアを捕まえられると、使い方がグッと楽になるんです。
次にcomprehendは、ちょっと難しいものを捕まえる時に使われる単語だと私は思っています。簡単には捕まえられない、そういうイメージです。
難解なものを、いろいろ考えて「あ、そういうことか」と捕まえる。だから簡単にわかるものには使わない、と考えるといいですね。
followはカタカナのフォローの通り、追いかけるわけです。流れがあって、それを追いかけていく。
話の流れを掴む時なら、その流れを追いかけて捕まえて理解する、という感覚です。
この考え方は、今回の理解を表す動詞に限りません。意味がいろいろあってよくわからない時こそ、訳語を見比べて共通するコアのイメージを探してあげると、うまく英語が使えるようになると思います。
It's taking a while to sink in が私は使いたい
ここからは、ダイアログに出てきた表現で私が使いたいと思ったものを広げていきます。
まずはタクマの発言、It's taking a while to sink in.です。「理解するのにしばらく時間がかかります」という意味ですね。
ポイントは a while が a long time のように使われるところです。長く時間がかかる時に、It takes a long time と言える人は、次は It's taking a while と言えるといいですね。
It was a while ago なら「しばらく前の話でした」と表せます。while は「間」という意味で覚えている人が多いと思うので、ある程度まとまった時間の幅から、長い間という意味が生じているんじゃないかと私は考えています。
そして to sink in です。sink は沈むですよね。自分の中に沈んでいくところから、理解するになります。
物事を徐々に理解していけている時って、上に上がっていくというより、自分の中に沈んでいく感覚がありませんか。「血肉にする」に近い表現だと思います。
もちろん to understand でもいいんですが、じわじわ理解するのに時間がかかる、という場面では to sink in を使えるといいですよね。
as as と for sure も、丸ごと自分のものにしたい
as as も大事だなと思います。It's as big as a mountain. のような形ですね。
これも日本で英語教育を受けた人は「同じぐらい」と知っています。でも「山と同じぐらい大きい」と言う時、It's big と作ってから後ろに as as をひっつけようとすると、語順通りに作れなくて時間がかかるんです。
英会話では時間がかかると使い勝手が悪い。だから、何かと比べて同じだなと思ったら、まず It's as big と言ってしまう。1つ目の as が big を指定しているわけですね。
そのあと「同じぐらい大きいって、何と?」となるので、後ろの as で比較対象を述べます。as a mountain。
同じ as でも、1つ目は指定、2つ目は比較対象、と考えてあげると as as は使いやすくなります。中学校で習った時に、これを知りたかったなと思いました。
最後は for sure です。ケリーの発言で、「理解するのが難しいんだよ」に対して「確かにね」という場面でした。
「確かに」って、日本語から英語にしようとすると意外に言えないんですよね。surely が直訳っぽいですが、よく使われるのはこの for sure です。
これは丸ごと覚えて、そのまま使いたい。相手の言うことに同調したいなと思いながら、自分の心と連動させて何度も音読しておかないと、咄嗟には使えません。何気ないですが、かなり使い勝手がいいと思います。
まとめ
理解するのように訳語が複数ある単語は、別の訳語やコアのイメージに目を向けると立体感が出てきます。何気ない表現ほど、実際に会話で使う場面ばかりです。私も「簡単だから」と舐めずに、日々音読と暗唱を続けています。
- 理解するが4つあったら、理解する以外の訳語とコアのイメージを探す
- a while は a long time のように使え、sink in はじわじわ理解する感覚
- as as は「まず as big と言う→後ろの as で比較対象」の順で組み立てる
- for sure は同調の一言。心と連動させて音読で身につけたい




