I'm happy だけだと、相手は絶対「なんで?」と思う
今回のキーセンテンスは「私はそれが一等賞を取ったことをあなたに喜んでお知らせします」です。
英語にすると、I'm happy to inform you that it won first prize となります。
最初の I'm happy は、たぶん皆さんすんなり言えると思うんです。感情をまずバンと言うわけですね。
でも、これって実は不完全な文だと思いませんか。
日本語でも「私、幸せなんだよね」で止められたら、「おいおい、ちょっと待ってくれよ」となりますよね。
happy と言われたら、相手は絶対「なんで?」と理由を聞きたがっている。
だから音読するときも、I'm happy と言った後に「説明が足りないな」という意識で to につなげてほしいんです。
I'm happy の内容を、後ろの to で説明していく。この感覚がとても大事だと思っています。
inform は「誰に伝えるか」が先に来る
この文、I'm happy to までで今回のレッスンの内容はカバーできています。
でも、その後の inform you that it won first prize の部分も、案外重要だなと思ったので触れておきます。
inform という動詞は、カジュアルというより、ビジネスや少しかしこまった場面で使われる「知らせる」ですね。
これは information、つまり「情報」の動詞形です。情報って、相手に何かを伝えることですもんね。
inform が「知らせる」だというのは、結構知っている人が多いんです。
でも重要なのはその後で、まず「誰に伝えるか」が先に来るんですね。
inform about や inform that ではなく、inform you、inform him、inform her のように、知らせる相手が先に来て、その後に that 節などで内容が続きます。
情報って、当然伝える相手が欲しいわけですよね。だから inform の直後に相手が来る、という意識で音読してあげましょう。
なぜ suggest ではなく make a suggestion なのか
続いて、ダイアローグで気になった表現も見ておきます。
カフェでアメリカーノが来て「こぼさないように気をつけてね」と言いたいとき、「こぼす」ってパッと出てきますか。
Be careful not to spill、この spill ですね。これを知らないと、別の日本語で言い換えるのも難しいと思うんです。
だから Be careful not to spill it とセットで覚えておくといいと思います。運ぶおぼつかない手を想像しながら音読すると、身につきやすいはずです。
もう一つが「提案をする」という表現です。suggest を思い浮かべる人が多いかもしれません。
でもここでは make a suggestion が使われていました。suggest は少し硬いので、make という基本的な動詞を使って軽くしている感じですね。
これはあくまで私の勝手な想像なんですが、suggest は動詞なので数えられませんよね。
でも make a suggestion なら a をつけられて、「ちょっとした提案」というニュアンスがなんとなく伝わる気がするんです。
なので、suggest が使えるからそれでいい、と思うのではなく、「ちょっと提案しただけなんだけどね」という場面では I made a suggestion と言えると、その場の雰囲気に合うと思います。
それに、suggest を一度使った後にまた suggest を繰り返すのは気が引けますよね。両方の表現を持っておくと、繰り返しも回避できるんじゃないかと思いました。
まとめ
心理を表す形容詞の後に to で展開する形は、私自身、英語を口にするときも書くときもよく使っているなと思います。読み聞きしていても本当によく出てくるので、まずは自分の鉄板表現として体に入れておきたいところです。happy と言ったら逃げずに、理由まで言い切る。今のところ、私はそこを一番意識しています。
- I'm happy は不完全な文。相手は必ず「なんで?」と理由を待っている
- inform は「知らせる相手」が先に来て、その後に内容が続く
- spill は「こぼさないように」とセットで、make a suggestion は軽い提案として覚えておく
- 感情の後に to で展開する形は使用頻度が高いので、鉄板表現として体に入れておきたい

