自分のためのはずが、家族3人で申し込んだ理由
篠田さんが「itsuka KIT DESIGN」を知ったのは、広島のレクトに来た時に店頭でサブスクのポスターを見かけたことがきっかけでした。
その場で店長から直接サブスクの説明を聞き、篠田さんは「これはいい」と思って一度持ち帰ったそうです。
サブスクっていう何回行ってもいいよっていうお得感ある分で、家で話をしたら、実は家族が巻き爪とかで痛いんよとかっていう話をそれぞれがして。
篠田さんは当初、自分ひとりのために通うつもりでした。ところが家で話してみると、家族それぞれに爪の悩みがあることがわかったといいます。
私はただ自分のためだけに行こうかなと思っていたけど、家族のみんながそんな風に思っているんだったら、これはもう絶対(家族)3人で通わせてもらうべきだと思って。
巻き爪で痛いという夫と娘の声を聞き、篠田さんはすぐに家族3人での申し込みを決めたそうです。
3年間で変わった、爪への意識
サブスクへの申し込みは2023年1月29日。そこから3年間、篠田さんは月に2回、多ければ3回ほど、休みの日に通い続けています。
3年間で最も変わったのは、爪そのものへの意識だと篠田さんは話します。ジェルで飾ることよりも、素材である爪を綺麗に整えることを大事にするようになったそうです。
ジェルとか中からとかではなくて、綺麗にしていただく。やっぱり素材っていうか、一番綺麗なのがやっぱりいいよっていう、お店の方々のお話。
篠田さんは、これを化粧にたとえます。素材が良ければメイクでごまかす必要もない、という感覚が伝わってきたと振り返りました。
足の爪についても、伸びるのが遅いのでつい後回しにしがちだけれど、以前より気にするようになったといいます。習慣として3年続いていることについて、いつかは素晴らしいと受け止めていました。
それはやっぱり定期的に来させていただいて、ケアしていただいてるからです。
予定を合わせる手間が、かえってありがたい
サロンは自宅から車でないと来られない距離にあり、正直に言えば通うのが面倒だと感じることもあると篠田さんは話します。
さらに、社会人の娘も夫もそれぞれスケジュールが違うため、家族3人の予定を合わせること自体が簡単ではありません。
ところが篠田さんは、その手間をかえってありがたいものだととらえていました。予定を合わせて車で一緒に行き帰りするだけの時間が、家族の時間になっているからです。
もう娘も大きくなってというか、もちろん社会人だし、夫もそれぞれがスケジュールが違うけど、それを合わせて行こうって言ったら、車でみんなで行って帰るだけの時間でも(家族の時間になる)。
収録日は日曜の10時に3人で予約して来店しており、この後は一緒に昼を食べることも多いそうです。二人しか行けない日もあるなど、その日によって過ごし方は変わるといいます。
サブスクがなければ、家族で出かけていなかった
いつかが「ご家族が仲いいですよね」と話を向けると、篠田さんは、もしサブスクに通っていなければ家族3人で毎週出かけることはなかっただろうと答えました。
(家族3人では)出かけないですね。よっぽどのことがない限り、それこそ。
綺麗にしてもらえるうえに、1時間でも2時間でも一緒に過ごす理由になる。だからこそ、みんなで出かけようという流れが生まれると篠田さんは話します。
夜はそれぞれ帰りが遅く、時間もバラバラ。そんな家族にとって、ネイルのメンテナンスが集まる口実になっているようです。
サブスクに込めた「家族で過ごす時間」の意図
いつかは、サブスクのサービスを思いついた時にこの「家族で過ごす時間」をまさに感じていたと明かします。サロンはショッピングモールの中にあり、誰かが施術している間、他の人が本を読んで待つこともできます。
みんなで家から車で例えば1台で来るっていう時間、私自身も子供が大きくなっていく中でどんどんなくなってきてて、寂しいなと思ってる中で、そういう時間作れるっていいなと思って。
いつかは、子供が成長すると家族で車に乗る時間や夫婦で過ごす時間が減っていくことを実感していました。だからこそファミリープランを用意したといいます。
会話もなくなるしね。
いつか自身も子供が大学生になり、なかなか一緒の時間が取れないと感じていたそうです。その狙いが篠田さんのような家族に届いていたことを、良かったと受け止めていました。
篠田さんは、最初は自分のことしか考えていなかったのに、と振り返ります。今ではありがたいことばかりだと話しました。
こんな風になるとは。なんかね、最初は自分のことしか考えてなかったのに。
もともとの爪の悩みと、整えたかったベース
篠田さんはもともとネイルに強い興味があり、爪は塗ると一番目につくので気分も上がると感じていました。ただ、ケアをこまめにしないため自分で塗ることはほとんどなかったそうです。
サブスクの案内を見た時、篠田さんは爪の乾燥や、年齢による筋のような荒れやすさが気になっていました。割れることはなかったものの、爪自体を元気にしたいという思いがあったといいます。
そしてネイルとかしたらもっと綺麗になるんじゃないかなっていう、あわよくばみたいなとこ。
篠田さんが求めていたのは、飾ることよりもベースである爪そのものを整えることでした。
気になったらすぐ動く、篠田さんの行動力
篠田さんは、サロンに置いてある経済レポートの記事をいつも楽しみに読んでいるといいます。会社に届く冊子で、身近な会社や社長の考えが載っている難しくない記事が好きなのだそうです。
いろんな会社の情報。難しいのは全然好きじゃないんですけど、こういう身近な、どこどこにお店ができましたとか、ここの会社の社長さんこんなこと考えてますとかあるじゃないですか。
いつかは、その記事を毎回読んでくれるのは篠田さんだけだと印象的に語りました。取材で記事を書いた人も、今も定期的に通ってくれているそうです。
篠田さんは山登りも始めるなど、興味を持ったことを一つずつ行動に移していると話します。聞くだけでは変わらないという意識があるようです。
それは自分がやっていかないといけないんだろうと思うけど、聞くだけじゃね。
いつかは、2023年にサブスクの案内を見てすぐ行動したことが、今の篠田さんの暮らしにつながっているのではないかと話します。思ったことをすぐ試す姿勢が、日常を少しずつ変えているのかもしれません。
娘も思い立てば海外へ行ったり富士山に登ったりするそうで、いつかはその行動力が母親から伝わっているのではないかと感じたと締めくくりました。
まとめ
自分ひとりのために始めるつもりだったネイルのサブスクが、家族の悩みをきっかけに3人で通うものになり、いつしか予定を合わせて出かける理由そのものになっていく。第7回は、ネイルのメンテナンスが家族の時間を生んでいる篠田さんの話でした。
- 店頭でサブスクを知り、家族それぞれの爪の悩みを聞いて3人での申し込みを決めた
- 3年間通う中で、飾るより素材である爪を整えることを大事にするようになった
- 予定を合わせる手間はあっても、車での行き帰りや昼食が家族の時間になっている
- サブスクには、成長とともに減っていく家族の時間を作りたいという意図があった
- 気になったらすぐ動く篠田さんの行動力が、家族の暮らしにも広がっている





