今、家のことを整える毎日が楽しい
第20回のゲストは、ネイル歴6年のスミエさん。今は仕事をしておらず、家のことをやるのが毎日楽しいと話します。
いつかさんはスミエさんの自宅を訪れたことがあり、とても素敵な家だったと振り返ります。掃除や料理が全般的に好きなのかを尋ねます。
家のことは何も考えずにできるので、嫌いではないですね。でも掃除っていうより整える。
スミエさんが言う「整える」とは、花を飾ったり、植物の世話をしたりすること。料理も得意ではないぶん、盛り付けを頑張って気持ちを上げると話します。
盛り付けとかをちょっと頑張って、気持ちを上げるというか。そういうところに時間を取ったり、手をかけたりするのが好きです。
いつかさんは「丁寧な感じ」と受け止めますが、スミエさんはその言葉に少し違和感を示します。狙って丁寧にしているわけではないと言います。
自分のペース的にそれが合ってるのかなって。狙ってそうしてるんじゃなくって、そうじゃないとついていけなかったりする自分がいるので。
自分のペースでやっていたら、結果としてそういう暮らしになっていた。スミエさんはそう説明します。
初めてのネイルサロンは、通りすがりの一歩から
いつかさんは、スミエさんが2020年9月に初めて来店した日のことを覚えているか尋ねます。スミエさんははっきりと「覚えてます」と答えます。
当時はコロナ禍で自由に動きづらい時期でした。ちょうど働いていた飲食店を辞めることになった頃で、それまで爪は短く切って整えるくらいしか意識していなかったと言います。
ちょうどあのコロナの頃で、働いてたところも辞めることになって。それまで爪を短く切って整えるっていうぐらいしか意識したことはなかったんですけど。
買い物でよく来ていた商業施設で、通りかかったときに店の前を見て「ネイルサロンなのかな」と気になり始めます。ただ、なかなか勇気が出なかったと振り返ります。
なかなか勇気が出なくて。ネイルサロンってちょっと若い子が行くところっていうイメージがあったので。
背中を押したのは、店の中の光景でした。自分よりだいぶ年配の人が施術を受けているのを見て、ハードルが下がったと言います。
私よりだいぶ年配の方がしてもらってて。それでちょっとハードルが下がって、声かけてみようかなと思って。
外から見える店の作りも良かったのかもしれない、とスミエさんは言います。わざわざ電話をかけて予約する形だったら、行っていなかったかもしれないと話します。
それ以前にネイルサロンへ行ったことはなく、これが人生で初めてのネイルサロンでした。今でもメニューの用語がよくわからないことがあると、率直に語ります。
正直今でも「どうしますか?」って聞かれた用語がよくわからなかったりとか。それぐらい爪に対して意識を向けることがなかったです。
お手入れから「見て気持ちが上がる」ネイルへ
最初は違いもよくわからず、勧められるままにやっていたとスミエさんは言います。通ううちに少しずつ様子がわかってきたと振り返ります。
今はお手入れメインというより、見て気持ちが上がるようなネイルにしたいと考え、しばらくジェルを続けていると話します。
今はお手入れメインっていうよりかは、見て気持ちが上がるような感じにしたいなと思って、ずっとジェルを続けてやってます。
いつかさんが「見ると気持ちが上がるのか」と尋ねると、スミエさんは年齢的なこともあって気持ちが上がらないことが多いと打ち明けます。
頑張りたいのに頑張れないし、どんどん悪い方に行ってしまうんですけど。ちょっとした爪とかメイクとか、ちょっとしたことで本当に気持ちが上がるところがあって。
ネイルはその「気持ちを上げる」ための一つ。以前はお手入れメインの時期もあったけれど、今はそういう気分なのだと言います。
自分の機嫌を取るためのツールたち
いつかさんは、気持ちを上げる方法はなかなかないと語ります。ネイルは好きな色やツヤで、やれば簡単に気分が上がるものではないかと問いかけます。
スミエさんは、自分の機嫌を取るツールをいくつか用意していると答えます。ネイルはそのうちの一つだと言います。
自分の機嫌を取るツールって自分で用意してるんですけど、その中の一つですかね、ネイルは。
ほかに何があるのかと尋ねられ、スミエさんは昔から好きだったコスメやメイク、香り、そして植物を挙げます。
スミエさんは、これらを「なくても困らないけれど、あったらすごく気持ちが整うもの」と表現します。
曖昧にできないことと、丁寧な暮らし
いつかさんは、スミエさんがいつも考えながら自分と向き合っているように見えると話し、曖昧にはしないのかと尋ねます。
スミエさんは、曖昧にした方がいいのかもしれないけれど、自分は曖昧にできないと答えます。
曖昧にした方がいいんでしょうけど、曖昧にできないんですよね。
いつかさんは、そこがいいところで、だからこそ客観的に見ると丁寧な暮らしができているのだろうと受け止めます。
スミエさんは、表向きはそう見えていても、そうじゃない時もあると認めます。それでも自分の機嫌を取りながら、なんとかやっている感じだと語ります。
SNSと距離を取り、自分のペースでやる
いつかさんは、スミエさんが人に左右されず、自分と向き合って決めているように見えると話します。
スミエさんは、気持ちが上がっていない時にSNSを見始めると、どうしても比較してしまい、また気持ちが下がってしまうと語ります。
SNSとか見始めると、気持ちが上がってない時にそれをやってしまうと、どうしても比較してしまったり、また気持ちが下がったりっていう風になってしまうので。
そういう時は周りとある程度距離を取り、自分のペースでやるようにしていると話します。
いつかさんは、情報に溢れる時代だからこそ左右されやすく、自分が揺らいだりわからなくなったりする人が多いと感じていると語ります。ネイルや香り、メイク、植物のように、自分の機嫌の取り方を決めておくことに共感します。
スミエさんは、これらもいろいろ試して行き着いたものだと言います。香りやメイクは小さい頃から好きでしたが、植物や花はコロナ禍で癒しを求めてハマったのがきっかけだったと振り返ります。
思いついたことを、とりあえずやってみる
番組の終わりに、いつかさんは「itsuka KIT DESIGN」の名前に込めた「いつかを今にする」という思いを紹介し、スミエさんに後押しになるようなエピソードを求めます。
スミエさんの答えは、特別なものでなくていいから、思いついたことや気に留まったことをとりあえずやってみることが大事だ、というものでした。
これをやったから良かった、ではなく、その積み重ねが大事なのだとスミエさんは締めくくります。植物にハマったのも、ネイルサロンに声をかけたのも、そうした小さな一歩の一つだったのかもしれません。
まとめ
色々なことを経験した先で、スミエさんは家を整える暮らしにたどり着きました。ネイルや香り、メイク、植物といった小さなツールで自分の機嫌を取りながら、SNSとは距離を置き、自分のペースを守っています。
- スミエさんにとって「整える」とは、花を飾り植物を世話し、盛り付けに手をかけて気持ちを上げること
- 初めてのネイルサロンは、年配の人が施術を受ける姿を見てハードルが下がり、通りすがりに声をかけたのがきっかけ
- 今のネイルは、お手入れよりも「見て気持ちが上がる」ことを重視してジェルを続けている
- 自分の機嫌を取るツールを用意し、気持ちが下がる時はSNSと距離を取って自分のペースを守る
- 特別なことでなくても、思いついたことをとりあえずやってみる、その積み重ねが大事







