8年前、「ここで働きたい」と思った出会い
番組冒頭で、いつかさんはネイルを「その人の考え方や今の状態が正直に出る場所」と紹介します。指先をきっかけにゲストの話を聞いていくのが、この番組の趣旨です。
第19回のゲストは、itsuka KIT DESIGNで働くネイリストの岡崎智子さんです。この店で働き始めて、8年目に入ったところだといいます。
岡崎さんは、自分でネイリストの活動をしていた頃に、LECTLECT ── 広島市西区扇にある大型商業施設。itsuka KIT DESIGNはこのLECTの2階に入っている。の中でこの店を見つけた瞬間を振り返ります。
もうすぐ私はここに、ここで(itsuka KIT DESIGNで)働きたいって思ったのを覚えてまして。
最初の1年ほどはずっと緊張して過ごしていたそうですが、今ではすっかり打ち解けたと話します。店の中で一番よく喋っている、という自負もあるようです。
今となってはよくほんとお店の中では多分一番よく喋ってるイメージなのかなとは思ってるんですけども。いつも元気で明るい岡崎っていうところが結構売りというか。
ネイルはもちろん、お客様との会話を楽しみながら、指先や足元を綺麗にしていきたい。それが岡崎さんが8年間続けてきた仕事のスタンスです。
「家庭ではない自分になれる場所」としての仕事
いつかさんは、多くのお客様が忙しい日々を送っていることに触れ、岡崎さん自身が忙しさの中で仕事とどう向き合っているのかを尋ねます。
岡崎さんにとって仕事は、忙しくても欠かせない、必要な部分だといいます。その理由として挙げたのが、家庭ではない自分になれる場所という感覚でした。
家庭ではない自分になれる場所っていうのはすごく自分の中で大切にしていて。(店に)来させていただく日は、自分の中でスイッチがポンと入って、ちょっと女優になった気分というか。
岡崎さんは、店を舞台やステージのようにイメージしていると話します。家ではのんびりしてしまうけれど、店ではスイッチが入り、演じられる部分がある、という感覚です。
必要不可欠な、もうお仕事なんですけど、なんかあまりそういうふうに仕事って思ってない感じです。
「いつかきっと」を今にする、という店の理念
続いていつかさんは、店名や会社の行動指針について語ります。自身の名前が「いつかきっと」と名付けられて生まれてきたことが、その根にあるといいます。
いつかは今なんだと思って過ごしてきている中で、会社の行動指針も、お客様のいつかが今にできるような行動をしていこうという考えなんですけど。
この理念に岡崎さんがどう向き合っているかを尋ねると、初めて来店するお客様の言葉が思い浮かぶと話しました。
初めて来られたお客様のお話をしていると、すごい前から気になってて、でもなかなか声かけにくくてを繰り返して今日やっと来れましたとか、そういうお声を聞くと。
そうしたお客様にとっては、今日こそが指先を綺麗にする「いつかきっと」の日なのだと、岡崎さんは受け止めています。だからこそ、精一杯手伝いたいという一心で仕事をしているそうです。
漠然と願っていた音楽会が叶った日
岡崎さんは、店で開いた音楽会も「いつかきっと」が叶った出来事だったと思い出します。やりたいという自分の言葉を、いつかさんが拾ってくれたのがきっかけでした。
ちょっとやりたいっていうこと、いつかさんが私の言葉を拾ってくださって、レクトの下のイベントスペースで音楽会やったりとか。
漠然とやりたいと思っていたことが、その日叶った。この経験から岡崎さんは、願っていれば叶う、思わなければ叶わない、という信念を語ります。
やっぱり諦めたら絶対にそこって叶わないっていう、もうそれは何においても。
店の理念である「いつかきっと」は、意識するものではなく、岡崎さんの中で自然にテーマになっているといいます。
これから描く「第二ステージ」のイメージ
いつかさんは、これからitsuka KIT DESIGNに関わるお客様や仲間について、岡崎さんがどうなってほしいと思うかを尋ねます。
岡崎さんの答えは、まだここだけではない、という広がりへの予感でした。次のステージがあるイメージが、ずっとあるといいます。
いつかきっと第二ステージみたいな思ってます。
岡崎さんは自身の年齢も踏まえ、その第二ステージでは支える立場になることも思い描いています。表に立つ仕事も裏方の仕事も、どちらもやりたいという欲張りな理想だと笑います。
具体的なイメージとして挙げたのは、若いスタッフが加わり、店舗が複数に広がっていく未来です。
もうちょっと若い子とかもやっぱりいて、広がって、こっちのここの店舗とここの店舗みたいなので、なんか楽しそうじゃないっていうのはなんか勝手に私思ってて。
いつかさんは、それが今の岡崎さんの「いつかきっと」ならば、率先して叶えていってほしいと応えます。それが会社の成長にもつながる、という考えです。
お客様への感謝と、末長く一緒に
番組の最後に、いつかさんは店に通うお客様へのメッセージを岡崎さんに促します。
岡崎さんは、いつも来店してくれるお客様への感謝を繰り返し口にします。綺麗になるのは当たり前で、その先にある楽しみを感じてくれる声が、最近も嬉しかったといいます。
話すのとか会うの楽しみに来てるよっていうお声、最近もすごい言ってくださってて。楽しく綺麗にしていけたらなって。
だからこそ、末長く一緒にやっていきたい。岡崎さんはそう締めくくりました。
いつかさんは番組の結びで、言葉にできなくても指先には自分のことが出ていると語りかけます。忙しい日々の中でも、一度自分の指先を眺めてみてほしい、という呼びかけで回を終えました。
まとめ
勤続8年目のネイリスト岡崎智子さんが、仕事との向き合い方と店の理念について語った第19回。仕事を「家庭ではない自分になれる場所」と捉え、「いつかきっとを今にする」という店の考えが、自然と自分のテーマになっていることが伝わる対話でした。
- 岡崎さんは、自分でネイリスト活動をする中で店を見つけ、8年前に「ここで働きたい」と入った
- 仕事は忙しくても欠かせない「家庭ではない自分になれる場所」で、店を舞台のように感じている
- 初めて来店する人の「やっと来れました」という声に、その人の「いつかきっと」の日を受け止めている
- 漠然と願っていた音楽会が叶った経験から、「諦めなければ叶う」を信念にしている
- 若いスタッフや複数店舗への広がりという「第二ステージ」を思い描いている






