化粧品会社23年のキャリアと、初めてのネイル体験
今年で還暦を迎えるという若林さんは、楽しく人生を生きたいという思いで日々を過ごしていると話します。
今年で還暦を迎えるという年になるんですけど、楽しく人生を生きたいなと思って今過ごしてます。
若林さんがitsuka KIT DESIGNに初めて来たのは約3年前。いつかさんとあるパーティーで知り合ったことがきっかけでした。
もう1つ大きかったのが、若林さん自身のキャリアです。化粧品会社に23年間勤めていたことから、ネイルにも自然と興味が向いたと言います。
もともと化粧品会社に23年間仕事をしてたので、そういう興味もあって、ちょっと行きたいなと思って、3年前に行かせてもらいました。
ただ、美容業界にいた若林さんにとっても、ネイルは「色」のイメージが中心でした。実際にサロンで体験したのは、それとは違う「ケア」という捉え方だったと振り返ります。
初めてこうネイルを(サロンで)させてもらう形で、色と思ってたものが、やっぱり指先を整えるっていうのを初めて体験して、こういう捉え方もあるんだと思って。
化粧品でいえばスキンケアやファンデーションに意識が向く一方で、爪そのものへの意識はそこまでなかったと若林さんは話します。ネイルサロンに行ってみようと思ったこともなかったそうです。
男性がネイルをするみたいなイメージはやっぱりすごく全然なかったですね。
仕事の疲れを残さない「リセットできる場所」
いつかさんが、今日も爪がきれいだと声をかけると、若林さんは施術後の気持ちを「リセット」という言葉で表現しました。
今やっていただいて、もうテンションバリバリというか、リセットされるというかね。仕事をしていく中で、やっぱりリセットできる場所かなってすごい思ってます。
疲れをそのまま次に持ち越すのではなく、一度整えてから前に進む。そんな感覚だと若林さんは続けます。
いつかさんにとって、この「リセット」という言葉は新鮮だったようです。ネイルの後は気分がいいという声は多いものの、リセットという表現は初めてだったと話します。
ネイルしたらなんかその後が気分いいとか、結構そういう声あったんですけど、リセットは初めて聞きました。
若林さんは、爪がきれいになると翌日以降も指先を見て気分が上がると言います。伸びてくると気になり、サロンで買ったヤスリで磨くなど、自分でケアする意識も生まれたそうです。
娘に「かっこいい」と言われる嬉しさ
ネイルの話は、若林さんの家族にも広がっています。特に娘さんが、父親がネイルをしていることを喜んでくれるのだそうです。
普通男性がネイルをしてたりとかすると、いいお父さんみたいな感じになると思うんですけど、うちの子はなんか喜んでくれますね。
娘さんは、爪をきれいにしていることを「かっこいい」「おしゃれ」と言ってくれると言います。いつかさんも、その反応が嬉しいと共感しました。
綺麗にしてくれるってかっこいいとか、おしゃれとか。(娘が)喜んでくれますね。
奥さんは「えー」と言いつつも、たまに爪がきれいだと言ってくれることもあるそうです。若林さんにとっては、娘さんが喜んでくれること自体が、自分のテンションが上がる理由になっています。
娘の喜びが、それがもう自分のテンションが上がるみたいな。
「人のため」ではなく「自分が嬉しいから」
若林さんは同級生を紹介したり、来店のたびにSNSに投稿したりと、人のために動くことが多い方です。いつかさんが、その行動はどこから来ているのか尋ねました。
若林さんって結構人のために行動されるじゃないですか。それはなんかどういう心から来てるんかなと思って。
若林さんの答えは、人のためというより、まず自分が嬉しいからだというものでした。
これは、娘さんが喜んでくれることが嬉しいからネイルをするという感覚とも重なります。若林さんは、前の会社の大好きだった社長の姿勢にも触れました。
その社長は自分が好きなものを相手に提供していくっていう部分があって、僕がいいなと思ったら提供してあげるし、その応援もしてあげるし。
頑張っている人が好きで、自分にできることで喜んでもらえたらありがたい。それが自分の活力になると若林さんは話します。
喜んでもらえたらありがたいなっていう気持ちで、それが自分の活力に。喜ぶ顔が好き。
いつかさんは、目の前の人が喜んでくれることが生きる力になるという点で、ネイルの仕事も同じだと応じました。
「いつか」を「今日」にする。思ったら行動する生き方
サロンには「いつかは今」「いつかは今日にする」という考えがあります。いつかさんは、なかなか「いつか」を今日にできない人へのメッセージを若林さんに求めました。
若林さんの答えはシンプルで、思った時に行動しないと絶対ダメだというものでした。思ったことは2、3日で忘れてしまうから、その場ですぐやるのだと言います。
思ったら行動する。思ってることは2、3日経つと絶対忘れてしまうので、その場ですぐやる。
楽しかったらそれでよく、自分と違っていたら次を考えればいい。若林さんはこの2、3年、人から勧められたら自分が嫌でも行動するようにしていると話します。
この2、3年前ぐらいから、僕は人から勧められたら自分が嫌でも行動するようにしてます。
その結果、これまで行ったことのなかった美術館に足を運ぶなど、新しいことに挑戦するようになったと言います。「いつか」と考えると先になってしまうから、それを「今」と考える。若林さんは、その姿勢がサロンの考え方と重なると語りました。
いつかさんは、行動したいと思った方に若林さんのエネルギーが伝わると思うと締めくくり、若林さんも一人でも来てもらえたら嬉しいと応じました。
まとめ
化粧品業界に長くいた若林さんにとっても、ネイルは当初「色」のイメージが中心でした。実際に体験した「ケア」という捉え方は新鮮で、今では仕事の疲れをリセットし、次へ進むための場所になっています。その根っこには、娘さんの喜ぶ顔も、人のための行動も、「自分が嬉しいから」という一貫した思いがあります。
- ネイルは「色」だけでなく、指先を整える「ケア」でもあると、若林さんは体験を通じて捉え直した
- 若林さんにとってサロンは、仕事の疲れを残さず次へ進むための「リセットできる場所」になっている
- 娘さんに「かっこいい」と言われることや、人に喜ばれることが、若林さんの活力になっている
- 若林さんの行動の前提は「人のため」ではなく「自分が嬉しいから」という感覚にある
- 思ったらその場で行動する。「いつか」を「今」に置き換える姿勢が、新しい挑戦につながっている







