他党のポッドキャストを話すとエコーチェンバーを越えられる?
森さんは前回の放送で、チーム未来チーム未来のポッドキャスト「ちみらじ」を取り上げました。その話がチーム未来の支援者の間で好評だったと、この回の冒頭で報告しています。
森さんによると、チーム未来の支援者コミュニティ(SlackかDiscordかは忘れたとのこと)で「森さんがちみらじのことを喋っているらしい」と話題になり、関係者から「取り上げてくれてありがとうございます」と声をかけられたそうです。
これなんか他の党のことを喋るの結構いいかもしれないですね。
なんかエコーチェンバーの壁超えれる気しますよね。
森さんはこの反響を受けて、エコーチェンバー ── 似た意見の人同士でやり取りが閉じ、同じ考えばかりが反響して強まっていく状態。SNSで起こりやすい現象として知られていますの壁を越えるには、意外と他党の話をするのがよいのではないか、という「説」を立てています。
ちみらじを企画したのは、チーム未来の衆議院議員の川合みちお川合みちおさんだと森さんは聞いていました。本会議の前に川合さんに「あれ良かったよ」と伝えたところ、川合さんからコラボを持ちかけられたといいます。
今度ちょっと森洋介のポッドキャストに(チーム)未来の人呼んじゃいます?
野上さんも、お互いの番組に出演し合えば面白いと前向きな反応でした。実現するかはまだわからないとしつつ、森さんはちみらじの第2回も聴いたと話し、負けずに頑張りたいと締めています。
国民バーベキュー初参加で回れなかった「いつもの支援者」
話題は国民民主党の恒例イベント「国民バーベキュー」に移ります。年に1回、豊洲のバーベキュー場に党の議員が集まり、党員・サポーターを中心に交流する企画で、森さんは今回が初参加でした。
会場には議員が15人ほど、参加者は200〜300人ほどいたそうです。屋内に8つのブースがあり、各ブースに4テーブルで計32テーブル。議員が時間を区切って回る形式でしたが、森さんは半分しか回れなかったといいます。
森さんにとって残念だったのは、回れた半分には顔見知りが少なく、普段から支えてくれている人たちが回れなかった側に集まっていたことです。最後に全員が集まったエンディングで、その人たちと次々に顔を合わせたそうです。
私が回らなかった半分のところに普段よくこうご支援いただいている皆さんが集まってて、そういう方々とあんまり喋れなかったんですよ、国民バーベキューの時。
野上さんが「感謝を伝える場ですもんね」と応じると、森さんは初めて会えた人がいたのはよかったとしつつ、普段の感謝を伝えられなかったのがもったいなかったと振り返っています。
その悔しさを話したところ、支援者から「年末に忘年会をやりませんか」と提案され、森さんは足立区で党サポーター向けの忘年会を開くことを検討しているとこの回で初めて明かしました。人数は、じっくり話したいので20人くらいが希望とのことです。
野上さんは「100人も目指せるのでは」と言いつつ、自分も必ず参加すると宣言しています。23区では大田区の次に足立区に愛着があるそうで、事務所にも何度か足を運んだと話しました。
党員サポーターシステムの刷新と「13区の党サポ恩恵なさすぎ説」
森さんによると、国民民主党の党員・サポーター向けのシステムが新しくなり、使いやすいマイページができました。これをきっかけに、他の議員がサポーター向けに何をしているかが目に入るようになったといいます。
X上では、毎月オンラインミーティングを開いている議員など、サポーターへの特典に力を入れている例が見えたそうです。森さんは、自身が支部長を務める東京13区のサポーターには還元が少なすぎると反省を口にしています。
該当発言
森さんは、YouTubeで告知した国会見学の特典もほぼ実施できていないと認め、応援してもらう一方でギブできていないぶんを、年末の忘年会でまとめて返したいと話しています。
新しいシステムには、CRM ── 顧客管理システムのこと。ここでは党員・サポーターの情報を管理する仕組みを指し、その上でメール配信などの機能を使えるようになっていますの上にメール配信の機能も載っていて、これまでのようにOutlookやGmailで別途送る必要がなくなったそうです。森さんは忘年会の案内もこのシステムで送るつもりだといいます。
オープニング後には、20人は少なすぎるという声も出ました。森さんは、お酒が苦手な人のために昼と夜の2部構成にする案や、後援会の人まで案内を広げる案も含め、応募状況を見て決めると話しています。
何もしなかったら45削減が通る。国民民主党が合意に乗った理由
この回の本題は、衆議院の議員定数削減です。もともと自民党と日本維新の会は比例代表だけで45議席を減らすと主張してきました。10月29日、自民党・維新・国民民主党の3党が幹事長間で、比例を31議席減らす内容で合意しました。
森さんは、法律が成立するまでは何も変わらないと前置きしたうえで、企業団体献金や被選挙権年齢の引き下げなど政治改革の論点が多いなか、定数削減に国会が振り回され続けたと振り返っています。
森さんによると、SNSでいちばん多い批判は「なぜ慎重だった国民民主党が自民・維新に乗ったのか」というものです。その理由を、森さんは次のように説明しています。
何もしなかったら比例だけで45減らすっていうのが、もう自民維新だけで出して通っちゃうわけなんですよね。
森さんの説明では、参議院では与党側が過半数を持っていないものの、衆議院では3分の2以上を持っているため、再議決 ── 参議院で否決された法案でも、衆議院で出席議員の3分の2以上が賛成すれば成立させられる憲法上の仕組みですで成立させることができます。
放置した場合
自民・維新だけで比例45削減の法案を出し、衆議院の再議決で通せてしまう
国民民主党が提案
選挙制度は多くの政党の合意で決めるべきだとして、制度の改善案を出す
自民党が受け入れ
提案のほとんどが合意内容に盛り込まれる
合意
1回限りのつなぎとして比例31削減で3党が一致する
森さんは、選挙制度は強い政党だけで決めてよいものではないとし、合意に加わることで少しでも制度を良くする道を選んだと話しています。
さらに大前提として、今回の削減は「ワンショット」のつなぎだといいます。小選挙区比例代表並立制は二大政党制を想定した制度で、多党化の時代に合う制度への抜本改革をすることは与野党で合意済みですが、それを待つと時間がかかるため、現行制度の見直しとして比例だけを減らす立て付けです。
ドント式からサンラグ式へ。少数政党に配慮した制度変更とは?
森さんは、今回の合意が単に比例を減らすだけではないと強調します。比例代表の議席配分方式が、これまでのドント式 ── 各政党の得票数を1、2、3、4…と順に割り、商の大きい順に議席を配分する方式。日本の比例代表選挙で使われてきましたから、サンラグ式に変わるのです。
野上さんは、ドント式を中学受験や小学校の授業で習った覚えがあると話しています。森さんは、自分でも「わけわからないですけど」と言いながら仕組みを説明しました。
得票数を1、2、3、4、5と順に割り、商の大きい順に議席を配分する
得票数を1、3、5、7と奇数で割る。ドント式より少数政党が議席を取りやすい
今回採用されたのは、さらに調整を加えた修正サンラグ式だといいます。森さんは細かい部分は省略するとしつつ、これは大きな変更だと話しています。
国民民主党はこれまで、比例だけを減らすと与党に有利になり、小さな政党が損をすると批判してきました。森さんによると、配分方式を変えることで比例は31減っても、議席の占有率で見るとそれほど変わらないそうです。
比例だけ減らすけれども、減らし方を工夫することによって、少数政党にも配慮がなされた制度変更になってるんですよ。
もう1つの変更が、比例代表ブロックの統合です。現在の全国11ブロックのうち、中国ブロックと四国ブロックを統合する案も国民民主党が提案し、受け入れられたといいます。
四国ブロックは定数6。全体の比例削減で5に減れば、大きな政党しか議席を取れなくなるおそれがある
中国ブロックと統合し、定数の大きいブロックを1つ作る
森さんはこうした提案が通った結果、今回の見直しは二大政党制向けだった制度を、多党化の時代に即した選挙制度の見直しに近づけるものになったと評価しています。1回限りであり、抜本改革も止めないと自民党と確認できたことが、賛成の条件だったと話しました。
半年前に反対していた議員が答弁者に?法案提出の舞台裏
合意の後は法案化の作業が始まります。国民民主党では後藤ひとし後藤ひとし参議院議員が実務者会合の担当になりましたが、委員会審議は衆議院から始まるため、参議院議員の後藤さんは法案の提出者になれないといいます。
そのため、衆議院で政治改革を担当する議員が提出者になる必要があります。森さんによると、政治改革の委員会メンバーは臼杵臼杵さん、野村美穂野村美穂さん、森さんの3人で、このうち誰かが共同提出者として答弁に立つ可能性が高いそうです。
議員立法の答弁は通常、自党の質疑者には自党の議員が答えます。しかし今回は3党提出のため、中道や未来、参政党、共産党など他の野党からの質問にも答える必要があると森さんは説明しています。
半年前、森洋介めっちゃ反対してたけど、なんで提出者になってんの?みたいな。
僕が質問者だったらそういういやらしい質問めっちゃするなと思って。
森さん自身、委員会で維新に対し「比例だけ45減らすとは何を考えているのか」と厳しく追及してきた経緯があります。それでも、理屈は通っているので受けて立つ、と話しています。
提出者はまだ決まっておらず、森さんは古川元久さんが自ら出てくる可能性に期待しつつ、現場に任せるタイプなので臼杵さんが答弁するのではないかと見ています。法案は今国会中の成立を目指すとのことで、政治改革の委員会が見どころだと語りました。
第2次高市政権の大臣答弁はなぜ「カチカチ」なのか
ジングルを挟み、森さんはこの週に3本の質問に立ったことを振り返ります。印象は、第2次高市政権の大臣は答弁が硬く、絶対に失言しないという「鉄の意思」を感じるというものでした。
遊びが少ないですね。もうちょっと遊んでって感じなんですけど、
月曜日に政治改革について質問した藤井総務大臣は、元総務省の官僚です。森さんによると、用意された答弁を丁寧に読むスタイルで、それを悪いとは言わないものの、そういうキャラクターなのだろうと受け止めています。
森さんが対比として挙げたのが、前年に質問した村上総務大臣です。政治活動のルールが複雑すぎるという質問に、村上大臣は持論をたっぷり語ったあとで原稿に戻ったといいます。
若いから、あんまりルールとか気にしなくて、真面目にルールを守って、真摯に有権者とひたむきに向き合ってたら選挙強くなるから大丈夫だよ(と村上大臣が答弁した)。
自分の言葉で持論を語り、その後に用意した原稿を読む
用意した答弁を丁寧に読む。予想どおりの答えが返ってくる
一方、維新から初めて入閣した中司大臣について、森さんは「好きになった」と話しています。初入閣で失言できない立場のため答弁は読み上げ中心ですが、質問中は頷きながら聞いてくれていたそうです。
東南アジア青年の船事業について質問した際、森さんが「大臣の言葉で前向きな答弁を」と再質問すると、中司大臣は短く「頑張っていきます」と答えました。水曜日の国家公務員の働き方改革の質問では、目が合ったときに「また振るよ」とアイコンタクトを送ると、読み終えた後に自分から「しっかり頑張っていきますから」と付け加えたといいます。
意外とこのなんか大臣の喋り方とか、質問してる時の大臣の聞き方とか反応とかを見てると、意外とこれは刺さってる質問なんだなとか、
森さんは、議事録には残らない大臣の聞き方や反応に、質問が刺さっているかどうかの温度感が表れるのが質疑の面白さだと語っています。
元参加者から届いた東南アジア青年の船へのお便り
お便りコーナーでは、東京都板橋区のしずずさんからのメッセージが紹介されました。森さんが内閣委員会で取り上げた東南アジア青年の船事業の、数十年前の元参加者だといいます。
しずずさんは「東南アジア各国の青年たちと過ごした経験は、私の中のグローバルな考え方の元になっている」とつづり、偉業はまだ成し遂げていないが、いつか恩返しをしたいと書いていました。
森さんは、この事業はしずずさんに教えてもらって初めて知ったと明かしています。そのうえで、参加者全員が偉業を成し遂げる必要はなく、一人ひとりのつながりや若い時の国際交流がきっと仕事につながっているはずだと応えました。
しずずさんは偉業を成し遂げるようなことしてないって言ってるけど、絶対してるはずなんですよ。小さな偉業かもしれないけど。
毎年実施するのはハードルが高いものの、大臣が前向きに考えると答えてくれたので、いい方向に進むと思うと森さんは話しています。
限界とわかっていても替えられない革靴
大阪府大阪市の白い犬さんからは、新しいiPhoneの購入をめぐるお便りが届きました。
私もiPhone15を購入しました。限界を感じながらも使い続けた11と合わせてiPadの買い替えも検討していた時期で、渡りに船ということで意気込んでいたのですが、争奪戦に敗北して11月末頃の到着予定となりました。森さんは限界と分かっていながらなかなか変えられていないもの、ことはありますか?
白い犬 さんから
森さんの答えは革靴です。政治家は歩く距離が長く、お祭りや公園など足元の悪い場所にも行くので、革靴がすぐに汚れるといいます。
もともと靴を磨く習慣がなかった森さんですが、支援者3人ほどから「靴が汚すぎる」と指摘されて磨くようになりました。それでも倹約家で物を捨てたくない性格のため、色を塗ってごまかしながら履き続けているそうです。
買えないといけないと思ってるんだけど、変えられないんですよね、革靴。
野上さんが「よく見れば確かに汚いが、そこまで近くでは見ない」とフォローすると、森さんは今履いている靴はさすがに替えると宣言しました。
地味ハロウィンと広がる政党ポッドキャスト
滋賀県近江八幡市の岡田茶子さんからは、ハロウィンにちなんだお便りです。
お二人は地味ハロウィンをご存知ですか?派手なコスプレをせず、日常にいそうな人や特定の細かいシチュエーションを地味に再現するイベントです。具体的にはカラオケで次の曲をこっそり練習している人や、スーパーで値引きシールを待ってる人などです。私も地味ハロウィンならばこっそり参加できるかもと思っています。
岡田茶子 さんから
森さんは初耳で、大喜利や「細かすぎて伝わらないモノマネ」のようだと興味を示しました。野上さんは、実際にリアルで集まるイベントもあると紹介しています。
もしかしたらですけど、トイレ行く時に何か曲再生しながら耳元当ててみたいな。たまにやりません?そんなこと。
愛知県名古屋市ののぶ平家のおっさんのぶ平家のおっさんさんからは、政治家や政党のポッドキャストは政治が身近になるきっかけになる、今後の広がりに期待している、というお便りが届きました。リアルイベントへの期待も添えられています。
お便りに「私は野上派」と書かれていたことに森さんは驚きつつ、ラジオ好きなので野上さんがディレクターの頃からのファンなのだろうと推測しています。政治家や政党のポッドキャストが広がっていることは、いいことだと話しました。
11月のテーマ「イチオシ作品」。ジブリで何が好き?
11月のメールテーマ「あなたのイチオシの作品」には、茨城県の春菜春菜さんからお便りが届きました。
まずアニメはジブリの天空の城ラピュタです。子供の頃、大きな入道雲を見ると竜の巣だと言っていました。森さんの好きなジブリ映画は何ですか?ドラマは10年前の逃げ恥です。恋ダンスを必死に練習した記憶があります。
春菜 さんから
森さんは逃げ恥が10年前だと知って驚き、ラピュタは見たことがないかもしれないと告白します。ジブリはあまり見ていないとしたうえで、猫の恩返しが好きかもしれないと答えました。
僕はもう自分人生で一番好きぐらいの映画がジブリの海が聞こえるっていう。
野上さんは、マイナーな作品ながらDVDを持つほど好きだと話し、ジブリはサブスクで見られないのでレンタルや購入が必要だと補足しました。昔は一番好きな映画をスター・ウォーズと答えていたそうです。
森さんはその後、図書館の貸し出しカードが出てくる耳をすませばが好きだと思い出しますが、内容はほとんど覚えていないと笑っていました。最後には新海誠監督の言の葉の庭も好きだと付け加えています。
喉の不調と「健康が何より大事」
エンディングで森さんは、喉の調子がずっと悪いことを明かしました。風邪というより過敏になっているだけだと思うものの、病院に行って薬を飲んでも治らないそうです。
本当だったらもっとこうゴリゴリに攻めていきたい時でも、やっぱなんか声張んないとテンション乗らないじゃないですか。
国会の質問でも咳き込まないように声を抑えているため、本調子が出ず仕事に支障が出ていると話しています。リスナーにも体に気をつけて11月を過ごしてほしいと呼びかけ、番組は毎週続けると締めくくりました。
まとめ
この回の中心は、国民民主党が比例31削減の3党合意に加わった理由です。森さんは、何もしなければ45削減がそのまま通ってしまう状況で、サンラグ式やブロック統合といった提案を通し、1回限りのつなぎとして合意したと説明しています。
- 比例削減は当初の45から31になり、3党が幹事長間で合意した
- ドント式からサンラグ式への変更で、少数政党も議席を取りやすくなる
- 中国・四国ブロックの統合も国民民主党の提案で盛り込まれた
- 森さんは、答弁が硬い大臣の反応からも質問の手応えを読み取っている
- 年末には足立区で党サポーター向けの忘年会を検討中





