胃腸炎からの復帰にAIが役立った話
番組冒頭は、最近流行っている風邪や胃腸炎の話から始まります。ハヤカワさんは、ワクチンやマスク、手洗いなど感染対策を厳重にしているにもかかわらず、今週の頭に胃腸炎になったと話します。
原因は、一緒に食事をした友達6人中3人が胃腸炎やお腹を下していたことから、食中毒系ではないかとハヤカワさんは推測します。ただし断定はせず、他責にならざるを得ないと語っています。
その胃腸炎からの復帰に、AIが便利だったとハヤカワさんは紹介します。胃腸炎になると1日ほとんど食べない状態が続き、その後に何を食べれば胃に優しいのかが意外とわからないためです。
たとえば、お茶漬けでも海苔は消化に悪く、逆に油分の少ないささみは消化にいいなど、直感と反する例をハヤカワさんは挙げます。カステラは卵・小麦・牛乳だけで油やバターが入っていないことが多いため、消化にいいそうです。
そう、(Geminiに)昼にどうしてもなんかジャンクなものが食べたいみたいな。
ハヤカワさんは、こうした食事のプランニングをGeminiに任せ、3日分の献立を立ててもらいながら生活したと話します。今日はこれを食べたらこうだった、という結果を伝えて調整し、土日ごろから通常の食事に戻れる見込みだと語っています。
ハヤカワさんは、医療相談は医者にすべきという前提を置いた上で、細かい食事の調整や風邪からの復帰の仕方については、AIの活用がおすすめだと話します。
usutakuさんは、この話をChatGPTのヘルスケア機能につなげます。過去の放送でも触れたウェイトリスト登録の話を挙げ、こうした用途に便利だと応じています。
ChatGPT Goは誰におすすめか
ここからが今週のピックアップニュースです。まず、ChatGPTに「Go」という新しいプランが登場しました。これまでの有料版より安いプランで、Netflixなどにもあるような廉価版のイメージだとハヤカワさんは説明します。
usutakuさんは事実ベースで整理します。これまで最安の有料プランは月20ドルのPlusでしたが、Goは8ドル、日本料金では1500円ほどのプランだと説明します。より課金しやすいモデルが増えた形です。
Goでできることとして、無料版で多かった使用制限が緩和され、有料版との大きな違いだったGPTsの作成もできるようになるとusutakuさんは挙げます。
一方で、Goでは思考モデルであるシンキングが使えず、素早く答えるインスタントしか使えないとusutakuさんは指摘します。
正直シンキング使っちゃうともう戻れないと思うんで。
そのためusutakuさんは、すでにPlusを使っている人がGoに落とすメリットは少ないと考えています。むしろ、これまで20ドルは高いと感じていた人が、8ドルなら初めてAIに課金するきっかけになる点でいいと評価します。
ハヤカワさんも、周りで無料アカウントの人が意外と多いと話します。無料版では何が制限されているかもわかりづらいため、試しに始めてみるには気軽でいいと語っています。
2人は、ChatGPTの登場でサブスクへのハードルが下がったとも話します。以前なら月3000円のサブスクは高いと感じていたのに、今は感覚が麻痺してきていると振り返ります。
なんか三万と比べたら別に一万だったら安いかみたいなとこあんもんね。
usutakuさんは、ClaudeやGeminiに課金している人なら、PlusではなくGoに戻してもいいと補足します。GoではCodexやSoraが使えませんが、それらを別のツールで代替できる人には十分だという考えです。
ChatGPTの断言口調とGeminiとの距離感
話題は、各AIの使い勝手や口調に移ります。ハヤカワさんは最近Gemini派になっていると話します。ChatGPTの返答が長くなってきたことや、寄り添うような構文が苦手だというのが理由です。
一方でGeminiについては、メモリやコンテキストの参照が強くなった印象があると話します。他のスレッドで話した内容も踏まえて、突然名前で呼ばれるようになったそうです。
ちょっと私最近Geminiとの距離感がわかんないんですよね。
usutakuさんも、ChatGPTの断言口調に困った実体験を語ります。動画編集アプリのDaVinci Resolveでマルチカメラ編集をしようとした際、ChatGPTに操作方法を聞いたときのことです。
usutakuさんは、8時までに動画を出さなければならず切羽詰まっていたと振り返ります。そんな中でChatGPTは、事実かどうかわからないことを強く断言してきたといいます。
結論から言うと、ここに確実にあるから安心して。
これで間違いない。あなたはもう絶対に迷わないみたいに言われて。何を言ってんのこいつはと思って。
usutakuさんは、それは事実ではなく解釈にすぎないと感じ、強い言葉で反論してしまったと話します。ChatGPTがGPT-5になった際に落ち着いたはずの断言口調が、また戻ってきているのではないかと2人は語り合います。
ハヤカワさんは、Geminiにも似た困りごとがあると続けます。一度「丸い選択」という言葉を使ったら、それ以降ずっと括弧付きで「丸い選択」と返してくるようになり、英語のポエムが末尾につくようにもなったそうです。
なんかもう何回言っても出てくるから、え、何?とか。
2人は、こうした変化が同時多発的に起きていると笑いながら話します。冬でデータセンターの温度が変わったのでは、といった軽口を交わしつつ、ムラがあるからこそ複数のAIを並行して使い、いざというときに切り替えられるようにしておくといいと語っています。
Googleに課金するとやめられなくなる理由
複数のAIを並行して使う話から、課金の話に移ります。usutakuさんは、Geminiに課金するとGoogleドライブの容量が2テラバイトになり、そこから戻れなくなると指摘します。
それはもうね、デジタル家賃になるから、
ハヤカワさんも、一度広い家に住むと狭くできないような状況になると同意します。Geminiは好きだが、ドライブの容量がついてくるので課金には気をつけたほうがいいと語っています。
usutakuさんは、ChatGPTはいつでもやめられる点が強いと対比します。一方Googleは、ドライブをはじめ多くのサービスが付随しているため、課金をやめにくいと話します。
その付随してさ、いろんなものを人質に取られてるからさ。
ハヤカワさんは、10年ほど放置していると整理にも手がつけられないと語ります。2人は、Googleは便利さゆえに簡単には離れられないサービスになっていると振り返っています。
Remotionでコーディングして動画を作る
次のトピックは、Remotionのエージェントスキルズの登場です。動画作成をコーディングで行うもので、ハヤカワさんは追えていないため、usutakuさんが解説します。
usutakuさんは、動画生成系のサービスRemotionが、Claude Codeで動かせるようになったと説明します。エージェントスキルズという仕組みを通して、プロダクトを動かすような映像がコーディングで作れるようになったといいます。
usutakuさんは、これまでの動画生成AIは犬や人を動かすのは得意でも、特定の文字列を思い通りに配置するのは苦手だったと振り返ります。それができるようになった点が面白いと話します。
ハヤカワさんは、この違いを画像生成にたとえて整理します。写真のような自然な画像を生成するのは得意でも、フォントや記号を正確に配置するインフォグラフィックは苦手だった、という構図です。
いわゆるパスデータを含むようなものっていうのは動画生成、画像生成って苦手だったんだよね。
ハヤカワさんは、特定の文字を動かしたり記号を正しく入れたりできるのがRemotionのすごいところだと解説します。usutakuさんは、これは可能性を感じる大きなアップデートだと評価します。
新しいAIツールを触るときのusutaku流の手順
usutakuさんは、Remotionを触った過程をYouTubeで公開したと話します。新しいAIツールを触るときに、どう試行錯誤するかを見せる内容です。
具体的には、GitHubに載っていたClaude Codeの会話履歴が英語でわかりづらかったため、それをコピーしてGeminiに渡し、日本語訳とプロンプトの抽出を依頼したとusutakuさんは説明します。
さらにusutakuさんは、37回ほどやり取りしていた手順を、Geminiに1回で済むプロンプトにまとめてもらったと話します。こうした一手間を踏むことで、初心者でも詰まりにくくなるといいます。
GitHubが出された時点で、あ、GitHubわかんないってなっちゃうんですけど、
ハヤカワさんは、自分は新しいツールより実務への落とし込みを考えがちだと話し、usutakuさんは新しいツールのキャッチアップが早く的確だと評価します。わからないことは、混乱している画面ごとスクリーンショットを渡して聞けばいいとも語っています。
2人は、Remotionのようにエージェントが触りやすい形のツールが今後増えていくだろうと話します。usutakuさんは、これをAmazonの倉庫にたとえて説明します。
Claude Codeのスキルズとして提供しちゃえば、
usutakuさんは、自分が作りたいサービスをClaude Codeのスキルとして提供すれば、ユーザーはターミナルに打ち込むだけで使えると話します。出品者がAmazonの倉庫に商品を預けるように、簡単にサービスを提供できる構図です。
ハヤカワさんは、Claude Codeなどのエージェントツールが、あらゆることにアクセスできるスマホのような存在になってきていると語ります。どの形でもいいので、ある程度深く使ってエージェントを体感するといいと話します。
usutakuさんは、無料のAntigravityでもいいと補足します。ハヤカワさんも最近Antigravityを使っており、ツッコミどころがなく、やり遂げるパワーを感じると評価します。
なんかエラー、なんかやり遂げるパワーみたいなの感じます。
usutakuさんは、Remotionのものをアンチグラビティ用に書き換えてと頼んだら問題なく動いたと話します。エージェントスキルズという共通のフォーマットがあるため、今後は他のツールでも同様のことができるようになるだろうと2人は語っています。
Manusでネイティブアプリを作る楽しさ
ここからはusutakuさんの雑談コーナーです。usutakuさんは、Manusでネイティブアプリを作ることにはまっていると話します。
まず前提として、usutakuさんはアプリをウェブアプリとネイティブアプリに分けて説明します。ウェブアプリはURLで共有しブラウザで開くもの、ネイティブアプリはiOSやAndroidのストアから落としてくるものです。
URLで共有し、パソコンやスマホのブラウザから開いて使うもの
iOSストアやAndroidストアから落としてスマホにインストールして使うもの
usutakuさんは、ネイティブアプリはウェブアプリに比べて作るハードルが高く、非エンジニアのバイブコーディングでは太刀打ちしにくかったと振り返ります。
ところが最近のManusのアップデートでネイティブアプリが作れるようになり、iOSストアへの公開までManus側でやってくれるようになったとusutakuさんは話します。実際に作ってみたら簡単で、非常に楽しかったそうです。
実際に自分のスマホでそのアプリとしてネイティブアプリのやっぱりその挙動として動くアプリが作れるとめっちゃ感動して。
usutakuさんは、コーチングで毎週点数を聞かれる中、初めて10点満点中11点と答えたほど気分が上がっていると話します。
ハヤカワさんも、自分もネイティブアプリを作ろうとしていると応じます。自分の場合はLovableベースで作り、最後にエンジニアと調整して出す予定だそうです。
ハヤカワさんがネイティブアプリを作りたい理由は、ウィジェットを出したいからです。ハヤカワさんは自分をドーパミン中毒だと語り、ドーパミンは期待と実際のアウトプットの差分で出るという話につなげます。
なんかドーパミンってその期待してるのと実際のアウトプットのこの差分で出るらしいんですよ。
そのため、アプリを開かなくてもスマホのメイン画面に表示されるウィジェットを作ろうとしているとハヤカワさんは話します。usutakuさんは、それはほぼパチンコだと応じます。
2人は、何でもいいから作ってみることを勧めます。usutakuさんは、昔使っていて良かったのに今はストアから消えたアプリを、自分でブラッシュアップして出したいと考えていると話します。
ハヤカワさんは、友達がManusに粗大ゴミ回収の申請をさせていた事例を紹介します。申し込みページの構造が少しややこしく面倒な作業を、ブラウザ完結で任せていたそうです。
MANASうちの息子にしようかなって友達が言ってました。
2人は、実際に使える事例はこうした日常のちょっとした用途だと話します。ウェブサイトを作れると言われても日常で作る機会は少なく、むしろ粗大ゴミ回収のような具体例のほうが参考になるという考えです。
エージェントで日々の仕事をワークフロー化する
続いてハヤカワさんの雑談コーナーです。ハヤカワさんは、新しいツールではなく、改めてエージェントの素晴らしさを感じた話をします。
きっかけは、会社の仕事での停滞感でした。1〜3か月かかる長期的な検証を進めるなかで、日々漠然と進めるとやる気が出ず、進んでいる実感も持ちにくかったといいます。
そこでハヤカワさんは、この仕事をCursor上でワークフロー化しました。朝パソコンを開いて「今日のデイリーのワークフロー始めます」と宣言すると、ルールに沿ってルーティンが実行される仕組みです。
仮説を出しておく
検証したい仮説を最初に10〜20個ほどリストにしておく
1つ検証する
目標と背景を伝えた状態で、仮説の中から1つを検証する
記録する
検証で得たことを記録し、日報としてまとめる
仮説を更新する
新しい仮説が出れば仮説リストに戻し、これを1日数回回す
この仕組みにより、何が発見できたかが記録され、どの仮説が潰れたかもわかり、日々の進捗が出るとハヤカワさんは話します。やる気のない日でも、パソコンを開いてルーティンを開始すれば動く点が大きいといいます。
とりあえずパソコン開いてルーティン開始さえすれば動くわけですよ。
usutakuさんが作り方を尋ねると、ハヤカワさんは、ルールファイルを自分で作るのすら面倒なので、達成したいことと報告の要件を伝え、管理とルール化の方法ごとエージェントに作ってもらったと答えます。
その際、ハヤカワさんは「作業するのはあなたで、私はしたくない」と言い聞かせた上で依頼したと話します。役割分担として、エージェントがすべてやり、人間は出力物の確認とフィードバックだけをする形にしているそうです。
ハヤカワさんは、AIに日報を書かせて、その日の進捗や発見を記録させていると説明します。数字でまとめることもでき、上長への報告にも役立つと語っています。
派生して、ハヤカワさんは自分用の執筆エージェントも作り直したと話します。ソースには、note やXの過去の投稿を一括ダウンロードして使っているそうです。
Xについては、公式のアーカイブをダウンロードする機能で全件取得できるとハヤカワさんは説明します。ただし期間指定はできず全件のみで、テキストだけでも5ギガあったといいます。
正しい方法で。あの公式のなんかアーカイブをダウンロードみたいな機能を使うと全部出せるんですよ。
ハヤカワさんは、自分の過去の投稿やスライドをソースに入れて執筆エージェントを作ると非常にいいと話します。登壇内容は重複しやすいため、ラフに話した内容を渡すだけで記事の体裁に整えてくれる点が便利だそうです。
ハヤカワさんは、この仕組みは日常のルーティンにも応用できると勧めます。英語の勉強のルーティンを作るなど、やった実感が出るワークフローを組むと、ドーパミン中毒の人にも健康にいいと語っています。
すごい勉強になりました。
番組の最後に、2人は改めて体調管理を呼びかけます。usutakuさんは、風邪予防としてのうがいの効果を強調し、ダウンによる損失を考えれば時給が非常に高い行為だと語っています。
もううがいするだけでね、うがいの時給いくらよって感じですからね。
まとめ
今週は、廉価版のChatGPT Goや、コーディングで動画を作るRemotion、ネイティブアプリ開発、エージェントによるワークフロー化まで、ニュースと2人の実体験が語られました。共通していたのは、既存のツールでも日常や仕事に定着する使い方がまだまだあるという視点です。
- ChatGPT Goは8ドルの廉価版で、初めてAIに課金する人のきっかけになりやすい。ただしシンキングは使えない
- Remotionのエージェントスキルズにより、これまで苦手だった文字や記号を含む動画をコーディングで作れるようになった
- Manusのアップデートでネイティブアプリの作成とiOSストアへの公開ができ、個人開発のハードルが下がっている
- Cursorなどでエージェントによる検証ワークフローを組むと、進捗が記録され、やる気に左右されず作業を進められる
- 新しいツールは、混乱している画面ごとスクリーンショットを渡して聞くなど、AIに手順を任せながら触るとキャッチアップしやすい






