OpenAIの新機能dotsは何がすごい?
たいちさんによると、OpenAIは9月29日にChatGPTの新機能dotsを発表しました。公式の説明では「何でもこなす24時間稼働するAIエージェント」とされています。
たいちさんの説明では、dotsの中身はOpenAIの現時点の最高性能モデルであるGPT-6のAstraです。dotsは専用のクラウドコンピューターを持っていて、アプリやブラウザの操作など、Claude Code ── Anthropicが提供する、ターミナル上でコードの作成や修正を進めるAIエージェント型のツールですやCodexなど既存のAIエージェントができることの多くをこなせるといいます。
dotsはプラグインを使って、Google DriveやSlack、Gmailなど4000を超えるアプリにつなげられます。ChatGPTのProプラン、つまり100ドル以上のプランなら誰でも使え、スマホやパソコンのChatGPTアプリのメニューから開けます。
たいちさんが特に強調するのは、dotsがGPT-6のAstraで動いているのに、dots自身はトークンを全く消費しないという点です。たいちさんは、OpenAIの最高性能モデルをいくらでも使えるということだと説明しています。
dotsのチャット画面は1つしか開けません。複数の作業を頼むときは同じチャットにまとめて投げると、dotsが裏側で作業を進め、終わったものから報告してくるそうです。
dotsとはチャットだけでなく電話で話すこともできます。たいちさんが「今日やった作業を教えて」と聞くと、dotsは次のように答えました。
うん、振り返ってみるね。主なところね、まずポイント案件の基準を更新したのと、ポッドキャスト要約を6番組分毎日13時に回すよう設定したよ。
それと、行きたい場所とポッドキャスト台本テーマも(フォルダの)パーソナルに移行した。
情報はdotsではなくGoogle Driveに置く理由
dotsの電話機能について、たいちさんは「作業によってはものすごく考えるので、テンポよく会話するのには向いていない」と話しています。運転中など、チャットができないときに話しながら仕事を進めてもらう使い方が便利だそうです。
dotsは自分のパソコンを操作することもでき、dots経由でパソコン作業をさせたり、Claude CodeやCodexを動かしたりもできます。ここまで万能なAI秘書なら、自分のことをすべて把握して仕事を進めてほしくなる、というのがこの回の出発点です。
たいちさんの答えは、自分の情報を置く場所はGoogle Driveだというものです。Google Driveに「パーソナル」という自分の情報を入れるフォルダを作り、その中でdotsに情報を整理・編集してもらいます。
たいちさんは、dotsが出るまではiPhoneのメモで自分の情報を整理していました。そのメモを丸ごとdotsに渡し、「あなたも私も整理しやすい形でパーソナルフォルダに整理して」と依頼してできたのが、今のフォルダ構成だといいます。
dotsには自前のパソコンやメモリ(記憶領域)があるので、そこで情報を管理させることもできます。ただ、たいちさんはその方式には2つの難点があると指摘しています。
dotsが管理する情報を直接見に行くのに手間がかかる。もっと便利なAI秘書が出たとき、乗り換えがしづらい
企業に依存せず自分の手元で情報を持てる。情報を直接閲覧・編集しやすい
たいちさんは、AnthropicやGoogleがdotsより便利なAI秘書を出してきた場合を想定しています。dotsに情報を持たせていたら乗り換えがしづらい、というのがGoogle Driveを選ぶ一番の理由です。
置き場所はGoogle DriveでもDropboxでもiCloudでもよいとしたうえで、たいちさん自身がGoogle Driveを選んだ理由は「単純に安いから」です。15GBまでは無料で、100GBにしても月額290円に抑えられるといいます。
なぜMarkdownで十分なのか
たいちさんは、Google Drive内の情報をMarkdown ── 記号を使って見出しや箇条書き、リンクなどを表す、軽量な文章の書式です。プレーンテキストなので多くのアプリで開けますというファイル形式で管理しています。ファイル名の末尾を「.md」にするとMarkdownファイルになります。
Markdownでは、見出し、箇条書き、画像、リンク、表などを記号で表現できます。リンクを使えば、Markdownファイル同士を簡単に行き来できます。
たいちさんは、ファイルの閲覧や編集にVS Codeというアプリを使っています。番組内では、個人情報を避けるために説明用の架空のファイルを作って見せていました。
自分の情報を管理するツールとしてはObsidian ── Markdownファイル同士をリンクでつなぎ、知識のネットワークとして管理できるメモアプリですも有名です。ただ、たいちさんは情報同士の関連はMarkdownのリンクで表現できるので、Markdownで十分だと考えています。
Markdownは2004年に生まれ、今も世界中で使われ続けているオープンな規格です。たいちさんは、今後も廃れることはなさそうという点でも安心だと話しています。
dotsとMacをGoogle Driveでつなぐとバックアップにも強い
Google Driveのパーソナルフォルダを、dots、パソコン、スマホから操作できるようにする設定に話は移ります。dotsについては、チャットで「Google Driveに接続して」と頼み、指示どおりGoogleにログインするだけでつながるそうです。
Macとの連携も、Google Driveのアプリを入れて数分操作するだけで済みます。連携するとMacの中にGoogle Driveのフォルダが表示され、マイドライブと同じ中身が見えるようになります。たいちさんはデスクトップに表示しています。
Google Driveと同じフォルダをMacにも置いておくことには、バックアップ面の利点があります。MacをHDDなどにつないで丸ごとバックアップしておけば、dotsがやらかしたときやGoogle Driveに障害が起きたときも、Google Driveのデータも含めて復元できるといいます。
iPhoneとの同期はなぜ一方向にすべき?
Google DriveのフォルダをiPhoneで扱う設定は「ちょっと厄介」だと、たいちさんは話しています。使うのは、ファイル、FileBrowser GO、iA Writerという3つのアプリです。
FileBrowser GOは月額100円の有料アプリです。たいちさんは、具体的な同期設定はそれほど難しくないので、AIに聞いてみてほしいとしています。
FileBrowser GOでは、ドライブとiPhoneの双方向同期もできます。ただ、たいちさんは実際に双方向同期で運用した経験から「やめたほうがいい」と話しています。
双方向同期。ドライブで消したファイルがiPhoneに残ったり、iPhoneのファイルがドライブに復元されたりして不安定だった
ドライブからiPhoneへの一方向同期。ドライブを正として、iPhoneのファイルを強制上書きする
一方向同期では、たいちさんがiPhoneでファイルを編集してもドライブには反映されません。たいちさんは、ファイルの編集は常にdotsに任せることで、ドライブにもiPhoneにも正しく反映されるので問題ないとしています。
iA Writerは3000円の買い切りアプリで、フォルダ内のファイルの検索、閲覧、編集ができます。キーワード検索から該当のMarkdownファイルに飛んだり、Markdownの表示に切り替えたりもできるそうです。
iPhoneからGoogle Driveの内容を変えたいときは、dotsに音声入力などで頼むのがたいちさんの運用です。
情報を与えるほどdotsは有能な秘書になる
たいちさんは最後に、dotsが自分の情報を教え込むAI秘書にぴったりだと振り返ります。理由は、GPT-6のAstraによる性能、ChatGPTの100ドルプラン以上なら無制限に使えること、4000以上のアプリ連携、パソコンからClaude CodeやCodexを操作できることです。
Google DriveのフォルダにMarkdownで情報を整理しておけば、自分の情報は常に自分の手元にあります。そのため、dots以外の優秀なAIエージェントが出てきても簡単に乗り換えられる、というのがこの方法の核です。
たいちさんは、情報を与えるほどdotsは有能な秘書に成長すると話しています。例えば、やるべきタスクを忘れていると、dotsが先回りして「これをやりましょうか」と提案してくれることもあるそうです。
まとめ
dotsを自分専用のAI秘書にするには、情報をdotsの中ではなくGoogle DriveにMarkdownで置き、Mac・iPhoneからも扱えるようにしておくのがたいちさんの方法です。
- dotsはトークンを消費せず、4000以上のアプリと連携できる万能型のAIエージェントとして紹介された
- 自分の情報はdotsのメモリではなくGoogle Driveに置くことで、企業に依存せず乗り換えやすくなる
- 情報はMarkdownで整理すれば、リンクで関連づけでき、オープンな規格なので長く使える
- Macとの連携は公式アプリで行い、HDDへの丸ごとバックアップで障害にも備えられる
- iPhoneとはファイル、FileBrowser GO、iA Writerを使い、ドライブからの一方向同期にして編集はdotsに任せる





