カタログがカラー電子版に。何が変わったのか
ボド天のこの回で取り上げられたのは、ゲームマーケット2026秋からのカタログの変化です。これまであった紙のカタログが廃止され、電子データとして配布される形になったと紹介されています。
最も大きな違いは色です。これまでのカタログはグレースケール、いわゆるモノクロの状態で掲載されていましたが、今回からはフルカラーとして掲載されるとのことです。
毎回恒例のブースカットコンテストとは
Manaさんは、ゲームマーケットのたびにX上でブースカットコンテストを開催しています。作ったブースカットを投稿へのリプで登録してもらい、集めたいいねの数で競う企画です。
(ブースカットを)作ったブースカットをコメントというかリプで登録していってくださいね。その中からいいね数で競って、一番いいねを集めた人が勝ちみたいな、そういったコンテストをやっております。
この企画は出展者の宣伝になるだけでなく、来場者にとっても1つの投稿にブースカットが並ぶため見やすい、とManaさんは説明します。
さらに、カタログのブースカットは1枚の画像しか載せられないため、細かいゲーム説明や思いを語れません。一方でXなら、ブースカットとともにテキストで思いを伝えられる点が参考になると話されています。
Xですと(カタログと違って)ブースカットとともに、そういったテキスト情報で思いを語れる、そういったものも一緒に見ることができるので、とても参考になるよねっていうような企画になっております。
カラー化でコンテストの位置づけはどう変わるか
これまでもコンテストはX上で行われるため、カタログ用のグレースケールだけでなくカラー版も受け付けていました。参加者はカラーとグレースケールが混在していたとのことです。
今回からは全てフルカラーの形になる見込みです。ただしManaさんは、カタログ自体もフルカラー電子版になり作品が一堂に会するため、コンテストがどこまで盛り上がるかは正直まだわからないと不安も口にしています。
それでも、テキストで説明がつくというメリットは大きいと考え、今回もコンテストの開催を決断したと話されています。募集ポストには早速さまざまな反応があり、今回も盛り上がりそうだと手応えを語っています。
必要要素は変わらない。違うのは「色」
これから作る人に向けて、Manaさんはまず基本の考え方を示します。詰め込みすぎない、視認性、載せるべき要素といった点は、以前ブースカットについて配信した内容とほぼ変わらないとのことです。
つまり、グレースケールかカラーかという違いで、必要な要素そのものはそこまで意識しなくてよいという整理です。
必要な要素とかもほとんど変わらないかなっていうふうには思っております。これはグレースケールかカラーかって言った部分のものはそこまで意識しないでいいのかなっていうふうに思いますね。
では何が違うのか。Manaさんは、単純に色の話だと言い切ります。グレースケールでは淡い色を表現できなかったため、以前はできる限りビビッドで濃淡をはっきりさせたデザインが映えると伝えていたそうです。
フルカラーであれば、そこまで濃淡をつけなくてもうまく表現できます。グレースケールでは難しかった、色が変化していくグラデーションのような表現も今回からできるようになったと説明されています。
Manaさんは、グラデーションをつけるべきだという話ではないと前置きしつつ、表現の幅といったものは格段と増えたと評価しています。試してみるのもいいのかもしれません。
パキッとした流行りと、カラーで出てくる強み
デザインの流行りについても触れられています。最近のゲームマーケットやインディーズのボードゲームでは、色味がパキッとしてレイアウトがはっきり分かれた、フラットデザインに近いパッケージが流行っている印象があるとのことです。
こうしたパキッとしたデザインはブースカット向けではあった、とManaさんは振り返ります。そのうえで、カラー版になると色の多様性を表現でき、色味がかなり強みとして出てくるのではないかと話されています。
色で埋もれないために。印象の三色を決める
これから作る人へ、Manaさんはブースカットの色味を考えるよう勧めます。ボードゲームのパッケージ自体は色が決まっていて今から調整は難しいものの、ブースカットの色は考えたほうがいいという指摘です。
注意したいのは、いろんな色をとにかく混ぜることです。カタログにはさまざまなカラーのブースカットが並ぶため、単に綺麗にデザインするだけでは埋もれてしまうと考えられます。
特に色情報まで増えてくるので、目もチカチカするでしょうし、何を見たらいいのかわかんないみたいな形になると思うんですね。
際立たせるための方法として、Manaさんはメインカラーとベースカラーとサブカラーを決めておくことを挙げます。パッと見の印象で何色と思わせるか、という発想です。
さらに、注意を引く差し色をどうするか、あしらいの色をどうするかも考えたほうがよいとされています。こうした整理をせずバラバラに組むと、まとまりのない仕上がりになりがちだと話されています。
パッと見で「何色」と思わせる中心の色
下地や全体の土台となる色
メインを補い、まとまりを支える色
カラーで浮き彫りになる「素人感」
色の表現が広がる一方で、Manaさんは注意点も指摘します。これまでグレースケールなら大丈夫だった部分も、カラーになるといろいろ浮き彫りになるという見立てです。
ちょっと今までグレースケールであれば大丈夫だったかなっていったところも、カラーになると色々バレるというか、浮き彫りになるというか。
こだわって作る人との差が出て、素人感や文化祭感につながってしまいがちだとも語られています。色の幅が広がる良い面と、微妙なところが目立ってしまう面の両方があるという整理です。
みんながプロではなく、自分で作り上げようと考える人も多い前提で、Manaさんは対策として、せめて印象の三色は決めたほうがいいと繰り返しています。
背景色や下地をどうするか
Manaさんが特に気にしているのが背景色、いわゆる下地の扱いです。これまではグレースケールのため、白以外にすると濃淡で色がついて見にくくなる問題があったと振り返ります。
今回からは色が付くので、真っ白でなくてもよいと考えられます。薄く色を引くだけでも違いが出てくるだろうと話されています。
かといってレインボーみたいなカラフルにしちゃうと、目どこ見ていいのかわかんないですし、ベースとして何色を下地に敷くのか、これが結構楽しみではあります。
下地のほか、枠を作るか、キャッチコピーを何色にするか、グラデーションをどう入れるかといった要素も出てきます。多用しすぎてデザインが崩れるケースもあり得るとのことです。
過去のカラー版ブースカットを参考にする
Manaさんは、参考材料として自身のブースカットコンテストの過去の投稿を見てほしいと呼びかけます。過去のゲームマーケットではグレースケールで作る前提だったため、これまでの研究はカラー版に通用しにくいという理由です。
コンテストはX上で行われるため、元々カラーで作ってからグレースケールに変換する人も多く、カラー版をそのまま投稿する人もいます。そのため、カラー版のブースカットとしては一番集まっているのではないかと話されています。
(カラー版のブースカットは)多分一番集まってるんじゃないですかね。なので、ぜひそういったものも参考にして作っていくのがいいのかなと思っております。
締め切りに近づくお盆の時期から、まだ作っていない人も一気に制作を始めると見込まれます。Manaさんは、この回を参考にブースカット作りに挑んでほしいと締めくくっています。
まとめ
ゲームマーケット2026秋からカタログがカラーの電子版になり、ブースカットもフルカラーで掲載されます。載せるべき要素は従来と変わらない一方で、色をどう設計するかが新たな勝負どころになる、という回でした。
- 必要要素や視認性の考え方はグレースケール時代と変わらない
- 違いは色。グラデーションなど表現の幅が格段に広がった
- カラーが並ぶ中で埋もれないよう、メイン・ベース・サブの印象三色を決める
- 背景色や差し色、キャッチコピーの色も設計対象になる
- 参考にしにくい過去のグレースケール作より、カラー版が集まる過去コンテストを見るとよい




