なぜ半年もポッドキャストを始められなかったのか
あずまさんはこの回の冒頭で、個人のポッドキャストをやっと始められたと切り出します。
マイクや機材を買ったのは2026年1月で、収録している今は同じ年の7月。実に半年が経っていました。
動けなかった理由は、あずまさん自身が完璧主義気味だという点にありました。企画を決めなければ、アートワークを決めなければ、と準備段階で止まってしまっていたのです。
いつ頃買ったかなと思って、さっきメール遡ったら今年の1月に買ってて、今日2026年の7月なんですけど、もう半年経ってたんですよね。
そこであずまさんが選んだのは、完璧に仕上げてから出すのではなく、迷っているプロセスごと出してしまうという方針でした。
見切り発車でも、もうとにかくその迷ってるプロセスとか、それごと出しちゃえばいいかなと思って。
番組名の『もくもくもく脳ラジオ』も、黙々と考えていることをそのまま出すという発想から決まったものです。
編集者・パーソナル編集者・ライフコーチという肩書き
あずまさんは改めて自己紹介として、自分が何をしている人なのかを説明します。
普段は会社員として企業コンテンツの発信サポートを担当しています。副業では個人クリエイターの創作を支えるパーソナル編集者の仕事もしています。
さらに、ライフコーチとしての活動もしていると話します。あずさんの仕事は、企業と個人の両方の発信・創作に関わる形になっています。
あずまさんは30代半ばになった今も、どう生きていくのが楽しいのか、自分の正解がわからないままだと率直に語ります。
いまだに自分の正解がわからない、どう生きていくのが、どうしたらもっと楽しくなるだろうとか、仕事もそうだし、生活、暮らしそのものもそうだし、ずっと考えてるんですよね、黙々と。
答えのない問いをぐるぐるすること自体が楽しい
あずまさんは、自己内省がとにかく好きだと話します。答えの出ない問いをぐるぐると考え続けること自体に満足しているといいます。
考えていることを紙に書くこともありますが、最近は言葉にして声に出すことにハマっているそうです。
そこで使っているのが、PLAUDというAIの文字起こしデバイスです。腕や胸元につけられる、小さなサイズのものだと説明します。
サイズでいうと、ピーナッツ1個分ぐらいの、まるんとしたサイズのやつ。
あずまさんはそれを胸元につけ、散歩しながら独り言を喋って考えを外に出しているといいます。ただ、周囲からは不審に見えるため、スマートフォンで喋っているふりをしているそうです。
マジで不審者みたいになっちゃうから、スマートフォンで喋ってるふりしながら独り言を喋ってる。
出した音声はAIで分析すべきだと思いつつ、今は出しっぱなしにしているとのこと。それくらい頭の中がいつも考えごとで動いているそうです。番組は、その頭の中を丸ごとコンテンツにしようという趣旨だと語られます。
AI時代に、声でしか出せない個性を残したい
あずまさんは、なぜポッドキャストをやるのかという理由を語ります。
そもそもあずまさんは、1年半ほど会社の仕事でポッドキャスト制作に携わっています。収録現場に行き、企画やディレクションを担う中で、自分もやりたいという気持ちがふつふつと湧いていたそうです。
その背景には、AI時代への意識があります。文章もAIで書け、コンテンツも量産できる時代だからこそ、その人自身の個性が出せる領域として声に注目していると話します。
あずまさんは、声で個性を出し、残していくこと自体が面白いのではないかという期待感から、ずっとやりたかったのだと語ります。
話すのが上手くなりたい、その練習の場として
もう一つの理由として、あずまさんは純粋に話すのが上手くなりたいという思いを挙げます。
コーチングやパーソナル編集者として対話する機会があり、最近は勉強会の講師として呼ばれることもあるといいます。それでも、喋ると詰まってしまい、アドリブが効かない感覚があると打ち明けます。
この初回も、実は箇条書きで台本を作った上で収録しているそうです。それでも喋っているうちに自分でも何を話しているかわからなくなってしまうといいます。
自分でも喋ってるうちに、何喋ってんだかよくわかんなくなっちゃって。「何喋ってたっけ?」みたいな。
今7分ぐらい経ってるんですけど、マジでカットしなきゃいけないとこめっちゃいっぱいあって、いやどうしよう。
そこであずまさんは、この番組をアウトプットの練習の場にもしたいと考えています。ノーカットとまではいかなくても、思考を戻しながら喋ること自体を上達させたいと話します。
「どうすれば心地よく生きられるか」を丸ごと話す
あずまさんは、この番組で何を話すのかを説明します。テーマは、どうすれば心地よく生きられるかという自己内省のプロセスを丸ごと出すことです。
抽象的な題ではありますが、具体的には自分の生活に関するあらゆることだといいます。
あずまさんにとって一番近いのは、作ること・発信することです。エッセイ、趣味で描いている漫画、音楽、AIでの制作など、作ることが好きだと語ります。
「作るのって何だろう?」とか。作ることによって、自分そのものの人生がもっと面白くなったらいいな。
さらに、食や買い物といった暮らしのことも対象になります。あずまさんは自分で設定したテーマの広さに、でかすぎんだろと思わずツッコミを入れています。
ただし話す方向は、広い社会の話ではなく、自分が今興味関心のあることが中心だと明言します。外側ではなく、自分に関することを黙々と考えていく番組だとまとめています。
誕生日前日、木曜の夜に配信する新番組として
あずまさんは、この収録が自分の誕生日の前日だと明かします。翌日に誕生日を控え、30代中盤に突入するタイミングでした。
新しいことを始めるのに切りのいいタイミングだと、あずまさんは考えています。これまでSNSやnoteで文章を書いて発信してきましたが、話すことはずっとやりたかったことだといいます。
番組名は『もくもくもく脳ラジオ』で、通称は『もく脳』。ひらがなの「もく」に漢字の「脳」を合わせた名前です。
「もく」と韻を踏んでいることから、配信は毎週木曜の夜に決めたそうです。ただし、隔週になる可能性もあると添えています。
木曜の夜って「明日金曜日じゃん」みたいな。めっちゃ嬉しい気持ちもあると思っていて。
あずまさんは、気怠げな木曜の夜に、一緒に黙々と考えながら楽しんでもらえたらと語ります。1話あたりはおよそ10分ほどを想定しているとのことです。
感想は概要欄のフォームか、ハッシュタグ「もく脳」で受け付けています。質問や聞いてみたい話も歓迎だと呼びかけて、初回を締めくくりました。
まとめ
完璧主義で半年動けなかった配信を、あずまさんは「悩むプロセスごと出す」という割り切りで始めました。AI時代に声で個性を残したいという思いと、話す練習をしたいという実利が、新番組の背骨になっています。
- 完璧に準備してから出すのではなく、迷っているプロセスごと出すことで見切り発車した
- 番組は「どうすれば心地よく生きられるか」を考える自己内省のプロセスを丸ごと届ける趣旨
- AI時代だからこそ、声でしか出せない個性を残したいという期待感が動機になっている
- 話すのが上手くなりたいという思いから、番組をアウトプットの練習の場としても位置づけている
- 配信は毎週木曜の夜、1話10分ほどを想定し、感想はハッシュタグ「もく脳」で受け付けている




