CHIMNEY TOWNのメインの収益源は何か
『CHIMNEY TOWN』のメインの収益源は何か。
これに一言で答えるのは、実はなかなか難しいんです。細かくいろんな事業をやっていて、収益源が分散しているからです。
なので今日は、CHIMNEY TOWNがどんなことをしていて、それがどんな成果につながっているのか、具体的な例を1つ紹介させてください。
映画『えんとつ町のプペル』の権利を買った理由
他のカンパニーがやっていなくて、CHIMNEY TOWNがやっていることの1つに、映画『えんとつ町のプペル』の上映の民主化があります。
僕らがこれまでに作った映画は、映画『えんとつ町のプペル』、『ボトルジョージ』、そして映画『えんとつ町のプペル 約束の時計台』の3本です。
このうち処女作の映画『えんとつ町のプペル』は、僕が『吉本興業』に在籍していたときに作った映画で、権利は吉本興業にありました。
その権利を、買わせていただいたんです。
1年ぐらい交渉と調整がありましたが、吉本興業さんが本当に丁寧に向き合ってくださいました。ありがたいです、ほんとに。
いまはCHIMNEY TOWNが権利を預からせていただき、運用しています。
CHIMNEY TOWNはミュージカルやイベントを積極的にやっていますし、グッズの開発・販売にも力を入れています。
それに、海外に展開するとき、自分たちで権利を持っていないと話を進められないんです。
「一旦持ち帰って吉本興業と相談します」となったら、「いや、もう吉本興業の人を連れてきて」という話になってしまいます。
上映権の貸し出しは、売上は小さくても稼働がほぼゼロ
その権利を使って、僕がどうしてもやりたかった肝いり案件が、上映の民主化です。
要するに、お金さえ払えば誰でも映画『えんとつ町のプペル』の上映イベントを開催できるようにした訳です。
上映料は7万8000円。有料で開催していただいても大丈夫なように手配したので、皆さんいろんな使い方をしてくださっています。
春からスタートして、これまでの売上は316万8000円です。
主催者さんによっては当日販売用にCHIMNEY TOWNのグッズを仕入れてくださる方もいるので、このプロジェクトによる売上はもう少しプラスされます。
それでも、会社の売上としてはそこまで大きくないかなと思います。
ただ、原価がほぼゼロで、運用のランニングコストもほぼゼロ、スタッフの稼働もほぼゼロなんです。
これは意味合いとして大きくて、年間続ければ、塵も積もれば何とやら、というやつです。
ついでに言うと、上映イベントがきっかけで『えんとつ町のプペル』を知ってくれる子供たちもいます。IP ── キャラクターや作品などの知的財産のことの玄関口のような役割も果たしてくれているんです。
上映権の貸し出しは『クラウドファンディングピクチャーブック』で行っているので、興味がある方は一度覗いてみてください。
体ひとつの商売から、僕が動かなくても回る事業へ
もともと僕は、劇場で生まれて劇場で育った人間です。
マイク1本、己の身一つのパフォーマンスでご飯代を稼いできたので、原価もへったくれもない訳です。
それはめちゃくちゃコスパがいいんですけど、僕が体調を崩したら、スタッフの生活を守れなくなってしまいます。
遅かれ早かれ、老いるのと同時に体力が下がって、売上も下がってしまう。これは良くないですよね。
というわけで、西野亮廣の稼働がないビジネスの創造に、じわりじわりと舵を切っています。
上映権の貸し出しのようなものは、いま何個かあります。最終的には100個、200個作れたらいいなと、そこを目指しています。
ミュージカル衣装を美術館でレンタルする構想
最近こっそり目をつけているのが、『河口湖 音楽と森の美術館』のレンタルドレス事業です。
美術館の中でドレスを貸し出していて、それを着て館内を回り、写真を撮られるお客様がかなり多いんです。
このニーズは無視しちゃいけないなと思いました。
そこで思いついたのが、ミュージカルの衣装です。僕らはミュージカルを作るたびに、キャラクターの衣装も作っています。
せっかく作った衣装なのに公演のときしか使わないのは、あまりにももったいないんですよね。
少し先の話になりますが、美術館でミュージカル『えんとつ町のプペル 約束の時計台』を行い、そこで作った衣装を、公演終了後もそのまま美術館でレンタル衣装として貸し出し続けようかなと思っています。
これも僕の稼働はゼロで、ランニングコストもほぼかかりません。衣装をどうぞと貸し出すだけなので、5年10年やれば塵も積もればかなと。
すっきりした答えにはなっていないかもしれませんが、CHIMNEY TOWNにはこういう事業がたくさんあるんです。日々こんなことを考えています。
オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』で、毎日2000〜3000文字の記事を投稿しています。興味がある方はぜひ覗いてみてください。
それでは素敵な一日をお過ごしください。じゃあまたね。
まとめ
CHIMNEY TOWNの収益源は、僕が動かなくても回る小さな事業の積み重ねで分散しています。売上は小さくても、原価・ランニングコスト・稼働がほぼゼロの事業を100個、200個と増やしていくのが目標です。
- 映画『えんとつ町のプペル』の権利を吉本興業から買い、上映料7万8000円で誰でも上映できるようにした
- 上映権の貸し出しは春からの売上が316万8000円で、原価・コスト・スタッフ稼働はほぼゼロ
- 僕の体調や老いに売上が左右されないよう、稼働ゼロのビジネスづくりに舵を切っている
- ミュージカルの衣装を河口湖 音楽と森の美術館でレンタルし続ける構想も進めている





