いよいよ近づくZINEフェス写真
冒頭の話題は、8月2日に開催されるZINEフェス写真です。gaolangさんによると、放送予定の週の日曜日にあたるといいます。
会場は東京・浜松町の都立産業貿易センターの5階です。写真をテーマにしたZINEのみに限った出展者が集まるイベントで、一般来場者にも500円ほどの入場料がかかるとのことです。
様々な種類のフォトブックなり、写真をテーマにしたZINEなりを携えた方々が一斉に集まってくる、結構大きそうなイベントになりそうなので、本当に東京近辺にお住まいの方でご都合いい方いらしたらぜひお越しくださいと思います。
このイベントは京都や東京で過去にも開催されており、今回また東京での開催になったそうです。運営はブックカルチャークラブという組織のようだと話されています。
新刊フォトブック「越の雪」
今回gaolangさんが持ち込む新刊が、フォトブック「越の雪」です。越は越前・越後の「越」で、福井・石川・富山・新潟で撮影した雪景色の写真ばかりを集めた一冊だといいます。
新潟の写真は1枚だけとのことですが、東京で、しかも夏の時期に販売する点に狙いがあると話されています。
多分北陸の人間に雪景色の写真見せても、「ああ、はいはい」っていう、「毎年のことね」っていう感じにはなるでしょうけれど。まあ東京で、しかもこの夏の時期にっていうところで、多少興味持ってもらえるんじゃないかなと。見てるだけで多少は涼しい気分は味わえるとは思いますんで。
この本には新しい試みがいくつも盛り込まれています。序盤がモノクロ、終盤がカラーという構成に加え、デジタルとフィルムの写真を混在させ、さらに黒い用紙と白い用紙も混ぜているそうです。
5、6年分ほどの写真を1冊にまとめているため機材はバラバラで、何で撮ったか覚えていないものもあり、機材の記載は諦めたと話されています。
在庫の悩みと初出展の読めなさ
gaolangさんは過去に作ったフォトブックも会場に持っていく予定です。SIGMAのフォビオンセンサーで撮った写真だけを集めたA4版の本や、海辺や波の写真を集めた本などを挙げています。
在庫については、経理出身という立場から複雑な思いも語られました。
特に経理出身者なんで、在庫は悪と刷り込まれて。
一方で、在庫を持ちたくなる気持ちもわかると話します。今回は初めての写真だけのZINEイベントで、どれだけ手に取ってもらえるか読めないため、いつも通り15冊を1ロットで刷り、うち1冊をこの場で渡したので14冊を持っていくとのことです。
以前、富山県南砺市で開催されたZINEイベントでは、山奥にもかかわらず予想以上に購入してもらえたそうです。その場ではフォトブックのみで出していたのが自分だけで、目立ったことが手に取ってもらえた理由ではないかと振り返ります。
ただし今回は周りもフォトブック一本の出展者ばかりになる見込みで、その分競争も厳しくなりそうだと考えられています。
何かその中で光るものを感じていただけないと、なかなか手には取っていただけないだろうなっていう。
話題は金沢のZINEフェス事情にも及びました。ZINEフェス金沢は写真の出展が増えた印象があり、金沢はイベント会場の確保が難しいという話も紹介されています。
キャッシュレス決済を導入
初出展にあたり、gaolangさんはキャッシュレス決済を導入しました。過去の出展者のnote記事を見ると、クレジットカードやQR決済で買う人が多いと知ったのがきっかけだそうです。
使ったのは決済代行サービスのSquareです。登録自体は簡単でも、クレジットカードやQR決済を使えるようにするには、各社へ個別に申請を出す必要があったといいます。
申請の結果、メルペイだけはメルカリ側から断られたものの、PayPayやマスター、JCB、Suicaなどは一通り使えるようになったそうです。
端末は一番安いSquareリーダーを選びました。スマホとBluetoothでつなぐタイプで、機種によって挙動が変わるという話を聞いて念のため購入したとのことです。価格は5000円弱ほどだったといいます。
意外に簡単だなっていうのが正直な感想なんですけど。ただ、私仕事でまあ元々経理の仕事やってたから、こういう仕組みに慣れてるっていうのも大きかったかなとは思うんで、こういう業務を一切やったことない方が一から申し込もうと思うと、ちょっと悩むところが多いかもしれないなっていう気もします。
仕組みとしては、リーダーでICカードの挿入やタッチ決済に対応し、QR決済の場合はSquareのアプリでスマホのカメラから読み込む形になるそうです。gaolangさんは本番前に一度自分でテストするつもりだと話しています。
費用は端末代のほかに決済ごとの手数料がかかります。gaolangさんの取引規模では月々の使用料はかからず、手数料も一番高いもので5パーセント弱ほどだといいます。
それぐらいだったら、まあ本当にシビアに商売やってるんだったら痛いですけれど、まあ趣味の範疇でやってる分には、両替とかその辺の手間考えたら十分納得できる範囲かなという感じではあります。
一度導入すれば以降のイベントでも使えるため、今後のお宝市などでも活用できると話されました。同じことを考える人に向けて、声をかけてもらえれば説明できるとも語っています。
フォトブックの作り方という情報の少なさ
キャッシュレス導入の体験談はnoteに書こうかとも思ったそうですが、調べると既に多くの人が同じ内容を上げていて、書くまでもないと感じたといいます。
むしろgaolangさんが読みたいのは、フォトブックそのものの作り方だと話します。写真の並べ方や見開きの合わせ方、印刷会社や紙の選び方といった情報が意外に見当たらないそうです。
写真集の作り方みたいなのならあるんですよ。いや、でもちゃうねんと。フォトブックのレベルにまで落としてくれるとっていうのが意外に見当たらないなと。
ZINEは自由だからこそ指針が少なく、他の人がどう作っているのかを知りたいという思いがあるようです。情報がないなら、せめて自分の中でノウハウを蓄積しようと考えていると話されました。
だからこそ、フォトブックを作るごとに新しい試みを最低1つは入れ込み、経験値を上げていると語られています。
東京遠征で巡りたい美術展
当日は日帰りではなく前泊で臨む予定です。翌日の月曜に東京で仕事を入れられないかも画策していると話されました。
久しぶりの東京ということで、美術展にもあれこれ行きたいそうです。まず挙げたのは、西洋美術館で開催中の杉本博司の写真展です。
杉本博司は「海景」という海の景色のシリーズで知られ、gaolangさんの撮る海の写真もこの人の影響が大きいといいます。
さらに常設展にはフランスの画家ギュスターヴ・クールベの絵があり、この人も海の景色を描き続けた画家だと紹介されました。企画展ではレンブラントの版画展も開催中で、「夜警」の版画も飾られるため見に行きたいと話しています。
ただ詰め込みすぎると翌日のZINEフェスで体力が持たないため、取捨選択しているそうです。
あんま詰め込みすぎると次の日のジンフェスで体力がなくなりそうなんで。
話は北陸新幹線にも広がりました。かつて越後湯沢や長岡で乗り換えていた頃と比べ、冬でも大雪を心配せず走ってくれる点が助かると語られています。
大阪までの延伸ルートが京都の桂川駅付近に決まったというニュースにも触れつつ、開通は自分たちが仕事を辞めている頃だろうと笑いながら話されました。
「いちごカメラ聴いてます」でポストカードを
番組を聴いている関東圏のリスナーに向けて、ZINEフェス写真ではぜひgaolangさんのブースへ、と呼びかけられました。
「いちごカメラ聴いてます」って言っていただけたら、ポストカード一枚差し上げますんで。
勢いで作ったポストカードの在庫が積み上がっているそうで、粗品として渡すか販売するか悩んでいるとのことです。いずれにせよ番組を聴いていると声をかければ付けると話されました。
以前、gaolangさんが出演した「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を語り続けた回では、gaolangさんのX宛てにDMが何件か寄せられたそうです。番組は顔の見えないリスナーに支えられていることを、二人で改めて確かめ合いました。
活版印刷とスタンプパッドの文具ネタ
後半は文具ネタです。gaolangさんは過去に、学研の「大人の科学」の活版印刷ができる号を購入していたそうです。
一度活字をセットすれば20枚30枚とあっという間に刷れて楽しい一方、インクで手が汚れたり印刷機を洗ったりと手間がかかり、しまい込んでいたといいます。
今回ZINEフェスに向けて名刺を作ろうと引っ張り出したところ、ネットでスタンプパッドを使う方法を見つけたそうです。活字にスタンプでインクを付ければ、乾きも早く片付けも楽になるとのことです。
仕組みとしては、プラスチックの活字を1文字ずつプレートに並べ、通常はローラーでインクを乗せてから印刷機で押す形です。印刷できるのは名刺サイズだといいます。
同じ文字が続くときは工夫が必要で、YouTubeとPodcastという活字を並べる際、小文字のtが1つしかないため、YouTubeは大文字のT、Podcastは小文字のtを使い分けたそうです。結果として正しい表記になったと話されました。
YouTubeの方のTは大文字のTを使って、Podcastのtは小文字のtを使うっていうような具合に、まああれこれちょっと。
名刺は作りたいものの、活字を拾う手間から時間が取れるか怪しくなってきたそうで、持っていければ持っていくという状況とのことです。
スタンプパッドを買いに、番組でおなじみの富山市の文具店セトへ行った話も語られました。シャチハタの「いろもよう」など、万年筆インクのように30種類ほどの色が並んでいて驚いたそうです。
自分で色を作れるキットもあり、スタンプパッドの上にいろんなインクを少しずつ乗せてオリジナルの色を作れるといいます。万年筆と違い、押したあと拭えば別の色に変えやすい点がメリットだと話されました。
紙で作る意味を再確認する
最近はハンコを押す機会も名刺を渡す機会も減り、書類も「PDFでください」と言いがちだと二人は語り合います。
そう言いながらもフォトブックは紙で作り続けているのはなぜか。gaolangさんは、フォトブックはPDFで作っても何か違うと感じるといいます。
やっぱ紙で出来上がったもの、自分で作って出来上がったものを手に取った瞬間はすごい嬉しいですし、他人のでも、それこそインスタで見てる写真と、フォトブックでちゃんと組まれて見てる写真では、同じ写真でも受ける印象全然違いますからね。
紙で組まれた写真ならではの印象を大切にする思いが、フォトブックを作り続ける理由につながっているようです。
最後に改めて、8月2日の浜松町へ行ける人は行きましょうと呼びかけて締めくくられました。ZINEフェス写真の感想会も後日収録したいと話されています。
まとめ
この回は、ZINEフェス写真への初出展を前にしたgaolangさんの準備と、活版印刷やスタンプパッドといった文具ネタが語られた回でした。雪景色のフォトブック「越の雪」から、キャッシュレス導入、紙で作る意味まで、作り手の実感が詰まった内容です。
- 新刊「越の雪」は福井・石川・富山・新潟の雪景色を集め、モノクロとカラー、デジタルとフィルムを混在させた一冊
- 初出展に向けてSquareでキャッシュレスを導入し、手間や手数料も含めて趣味の範囲では納得できる範囲だと話された
- フォトブックの作り方は情報が少なく、gaolangさんは新しい試みを重ねて自分でノウハウを蓄積している
- 「大人の科学」の活版印刷機をスタンプパッドで手軽に使う工夫や、シャチハタ「いろもよう」の色の豊富さが紹介された
- 浜松町のブースで「いちごカメラ聴いてます」と声をかけるとポストカードがもらえる
