使い方を間違えていたスマートリングの正直レビュー
最初のコーナーはガジェットレポートです。取り上げるのは、Even R1スマートリングを2週間ほど使ってみた本音のレビューです。
購入したのは5月19日ごろ。ただ、すぐには開けなかったといいます。ペアで使うEven G2が故障対応中で手元になかったためです。
G2が届いた週末に両方を使い始めました。手にした最初の印象は、思ったより厚みがあるというものでした。
普通の結婚指輪とかと比べると、もうだいぶ主張が強いものだったりします。
そして今回の本題が、使い方を思いっきり間違えていたという話です。神森さんは届いてすぐ、右人差し指にリングを付けていました。
親指でタッチセンサーをスワイプする構造ですが、ロゴのEを正位置にすると、センサーが人差し指と中指の間に来てしまう。そこで、リングをひっくり返して使っていたそうです。
この違和感の正体は、火曜日のファームウェアアップデート後に判明します。アプリに「利き手」という設定項目があったのです。
Xでエゴサーチしていたところ、ある投稿がヒントになりました。リングは利き手と反対の手に付けるものだと気づいたのです。
聞き手の反対ってことは私、左手に使えばいいの?と思って。実際、左手に指したらちゃんといいのマークになりました。
正しく左手に付け直したことで、タッチや長押しの操作感が使いやすくなったと感じたそうです。
Even R1を使い続けてわかった良い点と気になる点
使い勝手について、神森さんはなしの状態には戻れないと話します。最大の理由は、Even G2のモダンを触らなくてよくなったことです。
G2はツルの先端、耳の後ろにかかる部分のタッチ操作が必要でした。外でこの操作をすると、耳の後ろに手を回す動きが少し気になったといいます。
外でこの操作をすると、なんかちょっと耳の後ろに指を持って、なんか変な感じするじゃないですか。
R1を使い始めてからは、その動作がなくなりました。よく使うのは、側面のタッチセンサーを長押しして通知履歴を確認する機能だといいます。
バッテリー持ちも良く、3日から4日は持つとのこと。50%を切った段階で充電することが多く、充電のストレスはほぼないと話します。
ヘルストラッキング機能もあり、心拍数や睡眠の質、血中酸素濃度などを自動で計測します。ただし精度の良し悪しは判断がつかないとしています。
残念な点として挙げたのは、トラッキングデータがAppleのヘルスケアアプリと連携できないことでした。
もう一つの気になる点は誤操作です。指輪の座りが悪いときにいじる癖があると、タッチセンサーに触れてウィジェットが起動してしまうことがあるといいます。
総じて買ってよかったとしつつ、価格はヨドバシカメラで4万1800円。単体では微妙かもしれないが、G2を持っていてリングを持っていない人にはお勧めだと結論づけています。
Codexで自作中のゆいレール発車時間表示アプリ
話は変わり、最近はCodexを使ってEven G2用のアプリを自作しているそうです。以前ブログサイトをリニューアルした経験を、今度はアプリ作りに応用しています。
作っているのは、今いる場所から一番近いゆいレールの駅名と距離、そして上り下りの発車時間をG2のディスプレイに表示するアプリです。
スマートグラスに表示する情報ってシンプルで実用的なものが一番いいんじゃないかなと思って。
まだテスト版ながら、すでに動いているとのこと。UIをブラッシュアップしてから公開する予定だと話しました。
CSUNの最新動向と現場の問い、2名のLT登壇者紹介
続いてはWork Talkのコーナーです。6月27日に迫ったアクセシビリティカンファレンス沖縄 Pre Meetupについて、今回はライトニングトーク登壇者2名を紹介します。
1人目は、株式会社コンセントの堀口真人さんです。セッションタイトルは「海外カンファレンスで見たアクセシビリティの最新動向」です。
紹介されたのが、毎年3月にアメリカで開催されるCSUNというカンファレンスです。
堀口さんは今年のCSUNに実際に参加しており、現地で見てきた最新動向の一部を紹介するとのことです。iPhoneやAndroidなど身近なプロダクトのアクセシビリティ技術についても触れられそうだといいます。
神森さん自身はまだCSUNに行けていませんが、いつか行ってみたいカンファレンスの一つだと話します。海外の最前線の話が沖縄で直接聞けるのは貴重な機会だとしています。
2人目は、株式会社コンセント沖縄支社の澤野愛さんです。セッションタイトルは「アクセシビリティを共に作るために現場で問いを持つための小さな起点の話」です。
アクセシビリティは特別な対応が必要だと思われがちですが、澤野さんはそれを日常の設計視点として扱う視点で話すといいます。現場でどう問いを立て、チームに共有していくかがテーマです。
いわゆるアクセシビリティって、大きな何かをいきなりやりましょうじゃなくて、小さな実績の積み上げだと思ってるんです。
なお、登壇する2名はどちらも株式会社コンセントの所属で、同社はこのイベントの共催企業として協力しているとのことです。沖縄に支社を持つ、ゆかりの深い会社だと紹介されました。
「沖縄から共に作る」に込めた思いとイベント詳細
神森さん自身も当日、基調講演で登壇します。なぜこのPre Meetupをやろうと思ったのか、その背景を話す予定です。
イベントを開催しようと思った理由は、沖縄という土地の性質にあります。沖縄は地元の人だけでなく、県外や国外から多くの人が訪れる県だからです。
沖縄だからこそ、やっぱりアクセシブルであるべきじゃないかなって思ってたりします。
特に、旅行を検討する人が情報を調べるとき、ウェブがアクセシブルでなければ残念だと指摘します。訪れる人にとっても沖縄がアクセシブルであってほしいという思いがこめられています。
「アクセシビリティを沖縄から共に作る」というテーマには、旗を振るだけでなく、自身も参加者と一緒に取り組みたいという気持ちが込められているといいます。
現地参加の申し込みは好調で、そろそろ枠を増やす予定とのこと。現地に来られない人は録画視聴でも参加できます。
改めてイベント詳細です。以下の内容で開催されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年6月27日(土) |
| 会場 | 沖縄県立博物館・美術館 博物館講座室 |
| 開催時間 | 14時〜19時 |
| 参加費 | 無料(現地参加・録画視聴) |
現地参加も録画視聴も、connpassから申し込めるとのことです。
尺八との戦いの末に生まれた新曲「島の空へ」
最後のコーナーはSunoのAIラボです。今回は新曲「島の空へ」を持ってきました。これまで3回連続で夏用のインストを作ってきましたが、今回は歌詞付きの日本語の歌に挑戦しています。
インストは展開のコントロールが難しかったといいます。その点、歌詞付きは構成が作りやすかったと振り返ります。
歌詞のテーマは「夏と沖縄と感謝」です。沖縄に来て5年半になる神森さんの、出会いや感謝の思いが背景にあります。暗くなりすぎず、明るく送り出す旅立ちの曲にしたかったといいます。
今回のプロンプトはだいぶ苦戦しました。J-POPで作り始めると年代を感じる曲ばかりになり、シティポップや渋谷系も試したものの、夏の歌らしくならなかったそうです。
最終的に目指したのはアンセム系でした。しかしアンセムのスタイルを入れると、今度は演歌ポップのようになってしまったといいます。
そこで、Claudeと相談しながらスタイルを調整しました。THE BOOMの「風になりたい」のようなノリをイメージし、三線のリズムを入れようと試みます。
ところが、ここで最大の壁にぶつかります。「三線」や「三線ソロ」と指定しても出てこず、代わりになぜか尺八が出てきてしまうのです。
沖縄って尺八を使う文化ではないので、Sunoの場合、三線が三味線と取ったのかわかんないんですが、和風な音の代表として尺八っぽいのが出てきて、本当に苦労しました。
何度ガチャを繰り返しても尺八が来る。今回のガチャ回数は、なんと48回にのぼったといいます。数回は自分の声を入れたバージョンも試したものの、採用はしませんでした。
三線を諦めかけたとき、転機が訪れます。スタイルに「オキナワン」と「ビタースイート」を入れてガチャしたところ、2曲のうち1曲に三線らしい音が出てきたのです。
これ三線なのかな?ちょっと僕もよくわかってないので、もしかしたら三味線の音なのかもしれません。
「ビタースイート」が全体の切なさを、「オキナワン」が沖縄らしさを引き出したと分析します。基本はCメジャーの曲ですが、サビでは借用和音による展開が加わっているそうです。
曲の尺は4分48秒と少し長めです。神森さんは、48回ガチャしてたどり着いた一曲だと振り返り、自分自身のテーマにしたいくらい気に入っていると語りました。
まとめ
第21回は、スマートリングの使い方を間違えていたという正直な失敗談から、沖縄発のアクセシビリティイベント、そして48回のガチャの末に生まれた新曲まで、実体験に基づく話が詰まった回でした。
- Even R1は利き手と反対の手に付けるのが正しく、G2のモダン操作が不要になる点が最大の利点。ただしAppleヘルスケア非連携と誤操作は気になる点として挙げられた
- Codexで、ゆいレールの発車時間をG2に表示するアプリをテスト版まで自作している
- 6月27日のPre Meetupでは、CSUNの最新動向を語る堀口真人さんと、現場の問いを語る澤野愛さんがLT登壇する
- 新曲「島の空へ」は、Sunoの「和風=尺八」という学習と戦い、48回ガチャの末に三線とサンバの組み合わせにたどり着いた一曲







