値上げ「直前」に届いたMacBook Air M4の顛末
最初のコーナーは、ガジェットレポートです。前回のエピソード23で「整備済みのMacBook Air M4スカイブルーを深夜にやっと確保した」という買うまでの話をした、その続きになります。
本体が届いたのは、先週の木曜日でした。神森さんはこれを「ギリギリセーフだった」と振り返ります。
今回買おうと思ったきっかけは、ティム・クック ── AppleのCEO。決算発表などの場で、関税や為替の影響に触れる発言をすることがあるさんの値上げに言及する発言でした。上がるかもしれないぞ、と駆け込むように整備済み品を注文したといいます。
そして届いた木曜日の夜、ちょうど収録をしている最中に、Appleのサイトがメンテナンス中に切り替わりました。収録が終わってメンテナンス画面が明けたApple Storeを見ると、実際に値上がりしていたそうです。
狙って木曜日に届くよう買ったわけではなく、本当にたまたまのタイミングだったといいます。神森さんは「本当に不思議な気分です」と話しています。
本体を守るケースを買い忘れていた
届いたのは嬉しいものの、綺麗に使うためのケースを買い忘れていました。本体を買うことばかり考えていて、すっかり抜けていたそうです。
そこで本体が届いた日に慌ててケースを注文。届いたのは土曜日でした。慌てたとはいえ、いくつかの候補をカートに入れて迷ったといいます。
最終的に選んだのは、EooCoo ── MacBook Air向けのケースを扱うメーカー。今回のケースはマットハードシェルにキーボードカバーが付属するというメーカーのケースでした。決め手はキーボードカバーが付いていたことです。
いろんなケースの中で、このEooCooっていうメーカーのケースにはキーボードのカバーがついているのを見て、あ、これしかないじゃん。そういえばキーボードも埃かぶるしなと思って。
本体がスカイブルーなので、ケースも色を合わせてスカイブルーにしたそうです。ケース自体は普通に保護できればいい、それくらいのものでいいと考えていたといいます。
イベント翌日にようやくできたセットアップ
ちょうど週末の土曜日にアクセシビリティカンファレンス沖縄のPre Meetupがあり、本体が手元にあってもなかなか開封する時間が取れませんでした。ちゃんと開けられたのは、イベント翌日の日曜日だったそうです。
ケースをはめて、ようやくセットアップという流れになりました。ただ、やったことはそれほど多くありません。
入れたのは、Adobe Audition ── Adobeの音声編集ソフト。ポッドキャストなどの録音・編集に使われる、iZotopeのプラグイン、そしてApple Creator Studioなどです。iZotopeのプラグインについては、ポッドキャスト編集に外せないものとして、いずれレビューしたいと話しています。
ほかにTransmitやコードエディタなど、ちょっとしたものも入れているものの、基本は出先でのポッドキャスト編集用のサブ機。必要最低限という構成です。
出先でのポッドキャスト編集用のサブ機として買ったこともあったので、まあ必要最低限っていう感じです。
M4のMacBook Airのレビューはすでに多くの人が出しているので、あえてここで語る必要もないだろうと神森さん。それでも、久しぶりにノートが来て「めちゃめちゃ嬉しいです」と喜びを語っています。
一人で旗を振ったつもりが、支えてもらって立てたイベント
続いてはワークトークです。先週の土曜日、6月27日に開催したアクセシビリティカンファレンス沖縄 Pre Meetupの振り返りが語られます。おかげさまで無事に終えることができたそうです。
まず神森さんが正直に打ち明けたのは、これは一人では絶対にできなかったイベントだった、ということでした。自分が旗を振り始めたものの、いざ動き出すと足りないことばかりだったといいます。
Tシャツをどうするか、プログラムをどうするか、当日の進行表をどうするか。あらゆる場面で、共催のコンセントさん、インフォアクシア ── ウェブアクセシビリティを専門とする企業さん、シックスタントさんに助けられたと感謝を述べています。
晴れたと思ったら豪雨、ドラマチックだった当日の天気
当日は、天気がドラマチックだったといいます。前日の朝まで台風だったのが、当日は嘘みたいに晴れました。
ところがイベントが始まると同時に、今度はすごい雨が降りだしたそうです。とはいえしばらくすると止む、そんな不安定な天気でした。
台風の影響で県外から来る予定だった人が沖縄に来られなくなってしまった一方、会場にはスタッフを含めて50名弱が集まったといいます。
打ち合わせなしで登壇者と重なった「シンクロ」
内容の話に入ると、神森さんが「びっくりしたことがある」と切り出します。
ライトニングトークの澤野さん、そしてメインセッションの最後の平さんと田中さんのセッションで、こんな話が出たそうです。沖縄は観光客だけでなく移住してくる人もいて、多様な人が集まる場所であり、だからこそアクセシビリティが大事だ、という内容でした。
実は神森さん自身も、イベントのエンディングでほぼ同じことを話していたといいます。観光で人が集まる場所だからこそ、その起点になるのはウェブであり、ウェブをアクセシブルにしていかなければならない、という趣旨です。
これは事前に打ち合わせしたわけではありません。それなのに登壇者と自分が同じ方向を向いていた。神森さんはこのシンクロに本当にびっくりしたと語ります。
セッションはどれも良かったといいます。植木さんの「基本のき」はわかりやすく、これからアクセシビリティを始める人にぜひ聞いてほしい内容。ユウテンさんのセッションは実装で大切なことが詰まっていたと振り返ります。
堀口さんのライトニングトークで聞いた話には、来年は絶対に行きたいと思わされたそうです。
振り返ってみると、一人では始められなかったところに、支えてくれる人、集まってくれる人、同じ方向を向いてくれる人がいた。沖縄でこの活動をやる意味は、多分こういうところにあると神森さんは話しています。
録画配信は延長、来年は本カンファレンスへ
当日のアンケートはとても好評でした。それを受けて、録画配信の申し込みを7月6日午前0時まで延長したそうです。
当日会場に来られなかった人にも、ぜひ見てほしいと呼びかけています。申し込みは概要欄のリンクからチェックできます。
そしてこのイベントは、来年以降も定期的に開催していきたいとのこと。今回のPre Meetupを土台に、来年はPre Meetupなしの本格的なカンファレンスとして次につなげたいと語っています。
キーワード6個で数分、最初に公開したユーロビート
最後のコーナーは、SunoのAI Labです。前回のエピソード23で「最初に作ったユーロビートを紹介する」と言ってしまった、その約束を果たす回になります。
紹介するのは「Midnight Mangoes」という曲です。正確には、Suno ── テキストや歌詞から楽曲を生成するAI音楽サービス。スタイル指定や歌詞を入力して曲を作れるのEdit機能で手を入れた「Midnight Mangoes (Edit)」で、神森さんがSunoで一番最初に公開した曲だといいます。
Sunoを使い始めたのは昨年10月ごろ。課金すれば作った曲を公開できると知り、じゃあ課金しようと作り始めました。最初に選んだジャンルが、もともと大好きなユーロビートでした。当時のSunoのバージョンは4.5だったといいます。
ただ、この時は何の予備知識もありませんでした。今でこそAIに歌詞を書いてもらったり、スタイルを細かく練ったりしていますが、当時はその発想すらなかったそうです。
使ったのは、細かく設定する詳細モードではなく、簡単な設定のほうでした。曲のイメージを登録してガチャするパターンです。放り込んだキーワードは6個ほど。
- Hi-NRG
- Eurobeat
- Hi-BPM
- Japanese
- Electric
- Summer
歌詞は基本的にお任せ。すると、面白いことが起こりました。Sunoがこの6個のキーワードを、勝手に別のスタイルへ再変換したのです。
「fast tempo」「energetic textures」「japan-inspired」「playful exotic scales」といった、9個ほどのそれっぽい言葉が並びました。単語6個を入れただけなのに、Sunoが「こんな感じなんじゃないの?」と勝手に膨らませてくれた形です。
「電気の虎がレモネードの中を」お任せ歌詞のインパクト
お任せで出てきた歌詞が、また面白かったといいます。神森さんは具体的なフレーズをいくつか挙げていきます。
歌い出しあたりは、電気の虎がレモネードの中をうろうろしているような内容。ほかにも、着物を着たロケット、といった歌詞が並びます。
電気の虎がレモネードの中をうろうろついてるとかね。もうまずこの時点で意味わかんないですよね。
一番ウケたのは「カラオケキングはムーンウォーキングオンザワイヤー」、電線の上をカラオケキングがムーンウォークしている、という一節。英語は得意ではないのに、このフレーズだけは聞き取れてしまったそうです。
サビは「Midnight Mangoes chasing shadows」。全体にわけのわからない歌詞が出来上がったといいます。
この曲は1番と2番の間に間奏がなく、そのまま2番へ入る短い作りでした。少し味気なかったので、1番の後ろをEdit機能で作り直し、間奏を足したものが今回の (Edit) 版です。
作り込んだ前作と、勢い一発のこの曲
神森さんは、前回紹介した「Hands to the Sky」との対比を語ります。あちらはBPMを何度も調整し、メジャーで作りたいのにSunoが頑なにマイナーにしてくるのと格闘し、6曲生成して選んだ、めちゃめちゃ詰めて作った曲でした。
一方でこの「Midnight Mangoes」は一発で作ったもの。Editはしているものの、キーワード6個とお任せの歌詞で、数分で出来上がりました。
Sunoが5.0にバージョンアップした際、せっかくだからとリミックスも試したそうです。ただ、なんだか優等生な感じに変わり、せっかくのガチャガチャした雰囲気がなくなってしまいました。そのため、今も4.5のバージョンが残っているといいます。
手を加えた間奏のおかげで、ラストコーラスに入る前のアレンジがDJっぽくなって最高だと神森さん。一発目の勢いって結構いいと、この曲への愛着を語っています。
まとめ
第24回は、値上げ直前に届いたMacBook Air、支えられて成立したアクセシビリティイベント、そして勢いだけで作った最初のユーロビートという、三者三様のエピソードでまとまっています。
- 整備済みのMacBook Air M4は、届いた木曜の夜に値上げが実施され、ギリギリ直前の価格で確保できた
- 本体を守るケースを買い忘れ、キーボードカバー付きのEooCoo製ケースをスカイブルーで追加購入した
- アクセシビリティカンファレンス沖縄 Pre Meetupは、共催3社に支えられて50名弱が集まり、登壇者と神森さんの主張が打ち合わせなしで重なった
- 録画配信の申し込みは7月6日午前0時まで延長され、来年は本格的なカンファレンス化を目指している
- 最初に公開したユーロビート「Midnight Mangoes」は、キーワード6個とお任せ歌詞で数分で完成した勢い一発の曲



