金曜の朝に届ける3本立て、今週の中身は?
T-STUDIO.voiceは、沖縄・那覇のスタジオから毎週金曜日の朝に配信されている番組です。ガジェット、ウェブや広報、アクセシビリティ、音楽制作のリアルな話をテーマにしています。
この回の収録日は10月9日、10月第2週の金曜日です。神森さんは冒頭で、エピソード21からSpotify ── スウェーデン発の音楽・ポッドキャスト配信サービス。一部の番組では、再生中に自動生成された文字起こしを表示できますの自動文字起こしに対応していることを紹介し、ブログ経由で聴いている人にもアプリでの視聴を勧めました。
アプリで聞くとお話が文字でも表示されるので、普段ね、ブログから聞いてくださってる方がもしいたらね、よかったら一度アプリで試してみてもらえると嬉しいです。
今回の構成は、Apple Watchを買い替えた話、50代後半での転職の話、3月に届けた曲の再紹介の3本立てです。平日勤務の人にもシフト勤務の人にも、朝の時間が週末に向けたスイッチになればという言葉でコーナーへ進みます。
予定より早くApple Watch Ultra 4を買った理由は?
最初のコーナー「ガジェットレポート」では、約1か月前のAppleのイベントで発表された製品から、Apple Watch Ultra 4を取り上げます。神森さんはUltra 4を実際に購入していました。
神森さんは当初、Ultra 2を使い続けて冬頃か年明けに買い替えるつもりだったといいます。それでも新機能を使いたい気持ちが勝ち、注文に踏み切りました。
でもなんかね、やっぱり欲しくなっちゃったんですね。
Ultra 4は9月25日に出荷され、那覇には26日の土曜日の午前中に届きました。神森さんはその夜にセットアップを済ませ、Ultra 2から入れ替えています。着け心地はUltra 2のときとまったく変わらないそうです。
選んだのは前回と同じブラックチタニウムのケースに、トレイルループのバーガンディという組み合わせです。写真では微妙に見えたバーガンディも、実物は落ち着いていておしゃれで、これからの季節にちょうどいいと評価しています。
初めてのトレイルループと、Ultraの代替わり
神森さんにとって、トレイルループは今回初めて使うバンドです。これまでのUltraシリーズでは、別のバンドばかりを選んできました。
実際に着けたトレイルループは、予想以上に柔らかく取り回しもよく、アルパインループより好きになったといいます。
一方で、トレイルループはマジックテープ式なので、いつか効きが悪くなるかもしれないと神森さんは考えました。複数本を定期的に替えて使えば長持ちすると考え、以前販売されていたブラックとグリーンのトレイルループを探しています。
ところがApple本家ではバンド単体の販売がすでに終わっていました。ビックカメラには在庫があったものの、Amazonで見つけたサードパーティー製のブラックとグリーンの2本を購入しています。
一番それを買った決め手っていうのがね、Watchとのつなぎ目のところがブラックだったんですね。で、あと価格も当然もう安いです。
サードパーティー製バンドの着け方はトレイルループに似ていて、素材は若干違うものの、どちらもいい感じだそうです。
手放したUltra 2は相方に渡しました。相方がお下がりで使っていた初代Ultraは神森さんが引き取り、iOSIS ── Apple製品などの修理や下取り・買取を行う事業者で下取りに出しています。下取り額は3万円前後になる見込みだと話しています。
満充電から3日弱で残り23%、バッテリーはどこまで持つ?
Ultra 4に替えて神森さんが最初に気にしていたのは、バッテリーの持ちです。買ってすぐの頃は、Ultra 2とあまり変わらないように感じたといいます。
機種変更直後は裏でさまざまな処理が走るため、神森さんは1〜2日落ち着いてから測り直すことにしました。満充電にして9月29日0時に着け始め、10月1日20時40分の時点で残量は23%でした。
測定中の設定は常時表示オン、就寝時も装着したまま、寝ている間はおやすみモードで画面オフです。この設定はUltra 2のときとほぼ同じでした。
ただし測定期間中はほぼ在宅で、外出は往復20分ほどのコンビニだけでした。ほとんど歩いていない条件での数字だと、神森さん自身が補足しています。
Ultra 2では、2日目の夜に残量30%前後
Ultra 4では、3日目の夜(約68時間後)でも23%残る
通常最大五十時間という数字を大きく超えてるので、マジでびっくりしてます。
神森さんは、Ultra 4のバッテリーは公称の通常最大50時間を大きく超えていると受け止め、バッテリーの持ちが本当にいいと繰り返し評価しています。
買い替えて困った「高血圧パターンの通知」
Ultra 4に替えて神森さんが困ったのは、高血圧パターンの通知が使えなくなったことです。アプリ上で「日本では使えない」と表示され、項目がグレーアウトしていました。
は?と。ついもう変える前の直前までUltra2で使っていたのに、なんで?と思って勝手に使えるつもりでいたんですが。
調べると、Ultra 4の発表ページの一番下にある注記に、小さく書かれていたそうです。日本ではUltra 4での高血圧パターンの通知は当初使えず、規制当局への追加承認を申請中とされていました。
読めよって話ですよね。
神森さんは、来年には使えるようになるのではないかという見通しを話しています。いい機能だけに残念だが、しょうがないとも受け止めています。
新機能「準備度」は体の状態をどう数字にするのか?
Ultra 4から入った新機能の中で、神森さんが詳しく紹介したのが「準備度」です。その日の体の状態を0から10の数字で示す機能です。
準備度が見ているのは、アクティビティ、バイタル、睡眠の3つです。神森さんが紹介した内訳は次のとおりです。
| 要素 | 見ているもの | スコアへの影響 |
|---|---|---|
| アクティビティ | 消費カロリー、ワークアウトのきつさ、トレーニング負荷 | 活動が増えると下がり、落ち着くと上がる |
| バイタル | 睡眠中の心拍数・呼吸数・手首の温度、心拍変動、血中酸素、日中の心拍数 | 普段の値から外れると下がり、いつも通りなら上がる |
| 睡眠 | 前の晩と最近の睡眠スコア | よく眠れていれば上がる |
バイタルは本人の普段の値と比べて判定されます。その基準を作るため、直近49晩のうち少なくとも7晩は着けて寝る必要があり、スコアが出るまでに7晩かかります。
神森さんの場合、9月29日から着け始め、10月3日から準備度が使えるようになりました。スコアは1日の中でも、消費カロリーや昼寝、日中の心拍数によって随時更新されます。
10月3日の準備度は7からスタートし、午後に外出して久しぶりに歩いた日は5まで下がりました。翌4日は7から始まり、夜に外すときは6でした。
なのでどちらも準備完了の中で動いてる感じでした。
神森さんは、相当動いた日には4や3になるのではないかと見ています。準備度については、数値がもっとたまってから改めて具体的に話すつもりで、今回は「触り」としました。
期待のオーディオインテリジェンスは日本語待ち
神森さんが一番楽しみにしていたのは、Ultra 4のS11チップ ── Apple Watch Ultra 4に搭載されたAppleのプロセッサで使える「オーディオインテリジェンス」です。周りの音を聞き取る4つの機能からなります。
| 機能 | 内容 | 神森さんの状況 |
|---|---|---|
| ライブ早戻し | デジタルクラウンを2回押すと、直前15秒の会話を文字で表示 | 英語版ベータのみ。日本語対応は未定 |
| Siriリキャップ | 周りの会話を聞き取り、タイトルと要約をメモにまとめる | 英語版ベータのみ。日本語対応は未定 |
| サウンド認識 | サイレン、警報、ドアベル、赤ちゃんの泣き声などを知らせる | まだ試していない |
| Shazam | 周りで流れている曲を自動で見つけて曲名を表示 | まだ試していない |
なんかね、あの、発表会でこれ見た時、おお!ってマジで思ったんですよ。
期待が大きかった分、日本語版の時期がわからないことを神森さんは残念がっています。サウンド認識とShazamは、試したあとで改めて紹介する予定です。
コーナーの締めくくりとして、神森さんはUltra 4について、バッテリーの持ちのよさと、心拍数のチェックで健康指数を測る機能の向上を挙げました。Ultra 4とサードパーティー製バンドのリンクは概要欄に掲載されています。
なぜ定年2年前に転職したのか?
「WorkTalk」のコーナーでは、神森さん自身の転職の話をします。神森さんはこの9月、定年まであと2年というタイミングで転職しました。
転職の理由について、神森さんは60歳を過ぎても体が健康なうちは仕事を続けたいと話します。そのうえで、どうせ続けるなら楽しいと思える仕事で仕事人生を終えたいという思いが一番大きかったといいます。
どうせ仕事をするならね、自分で楽しいと思えることをして仕事を終えたいな。
神森さんはずっとウェブ業界にいて、途中で事業会社に移り、役割も変わってきました。その経歴で始めた転職活動は、なかなか大変だったそうです。
エージェントの助言どおり50社に出した結果は?
神森さんが転職活動を始めたのは去年の9月半ばで、転職エージェント3社に登録しました。そのうち1社とオンライン面談をしています。
面談でエージェントは、ここ1〜2年で50代後半の人が転職市場に出始め、注目されているものの目に留まりにくいと説明しました。そのため、とにかく数多くエントリーするよう勧められたといいます。
もう所詮もう五十代の後半も過ぎてる人間なんか誰も雇ってくんないでしょって、まずそこから入ったんですよね。
神森さんは助言どおり、最後の仕事だった広報を中心に約50社へエントリーしました。しかし面接には一社もたどり着けませんでした。
登録
去年9月半ば、転職エージェント3社に登録
助言
「とにかく数を出して」と勧められる
応募
約50社にエントリーするも面接ゼロ
停滞
半年ほど続け、諦めかける
転機
知人から声がかかり、9月に転職
すぐ見送りになる会社もあれば、返事がしばらく来ずに期待した会社もやはり見送りでした。理由はわからないものの、神森さんは年齢だろうと推測しています。
私も元々ね、採用もしてた人間だから、さすがにね、五十代後半の人がいきなり転職市場っていうかね、ああいうとこでこうエージェントのとこに登録して上がってきて。
多分そういうのを見た時に、あ、この人無理ってなるのは多分わからんでもないし、多分そうなんだろうなっていう感じでした。
残る2社のエージェントでも状況は同じで、やり方を変えないまま半年ほど続けた神森さんは、しだいに諦め始めていたといいます。
諦めかけたときに届いた知人からの声
このまま定年まで今の会社にいようかと考えていた頃、神森さんに知人から声がかかりました。神森さんは「渡りに船」と表現し、その流れで今回の転職が決まったといいます。
転職から1か月ちょっと経った今、神森さんは不思議な感覚の中にいます。ほぼ15年間マネジメント中心で働いてきたのに、今はマネジメントから離れているからです。
部にね、メンバーがいて、メンバーとこういろいろ相談を受けちゃ、なんかこうだよね、ああだよねなんてやってきた中で、そういうのがなくなったのがなんか非常に不思議な感じです。
転職を振り返り、神森さんは結果として人のつながりが特に大事だと改めて感じたといいます。何をしてきたかも大事だが、50代後半のサラリーマンの転職では、人脈が最初に求められるという実感です。
50代後半で見てもらえる職種、見てもらえない職種
神森さんは自身の経験から、50代後半の転職で職種による違いがあると考えています。断定ではなく、あくまで「多分」と前置きしたうえでの見立てです。
| 職種 | 見通し | 条件・注意点 |
|---|---|---|
| 営業 | 履歴書までは比較的見てもらえるはず | これまで築いたコネクションが問われ、経験なしの営業志望は厳しい |
| 技術職 | 未来はあるかもしれない | 新しいものに挑戦し続けることが前提。保証はできない |
| マネジメント専門 | つぶしが利かない | 書類から経験が伝わらず、面接までたどり着けない |
神森さん自身は営業職には応募していません。それでも、何も知らないまま「50代で営業をやります」という応募は通らないだろうと話しています。
どんなに頑張ってもマネジメントやってきたってことは、履歴書とか職務経歴書から伝わらないんですね。
神森さんは、面接さえしてもらえればマネジメントの話をきちんとできるのに、そこまで届かなかったことが、半年間の一番の難しさだったと振り返ります。
そのうえで神森さんは、50代後半で求められるのは、多少なりとも経営に関わるポジションだと考えています。技術職の人は新しい技術に追いつき続けること、そして自分のように人とのつながりを積み重ねることが大事だとまとめました。
コーナーの最後に神森さんは、同じように50代で転職を考えている人や実際に動いた人に、お便りで体験を聞かせてほしいと呼びかけています。
転職の実感と重なる「My Own Sky -Dawn-」
最後のコーナー「Suno AI Lab」では、新曲ではなく、3月のエピソード8で届けた「My Own Sky -Dawn-」を再び紹介します。Suno AI ── テキストで指定したスタイルや歌詞から楽曲を生成するAI音楽サービスで作った曲です。
この曲は、アメリカのドラマGlee ── 高校の合唱部を舞台にしたアメリカのミュージカルドラマ。2009年から2015年まで全6シーズン放送されましたのような曲を作りたいという思いから始まりました。スタイルと歌詞を何度も直しながら、生成を重ねて完成した曲です。
「My Own Sky」には「Dawn」のほかに「Anthem」と「Start」があり、3曲ともこの番組で届けられています。
同じ歌詞・同じスタイルから同時に生まれた双子のような2曲
2曲より前、スタイルを試行錯誤する途中で生まれた「兄・姉」のような曲
神森さんのイメージでは、Anthemはシーズン3のオリジナルのNew Directionsが歌う感じ、Dawnは最終シーズンであるシーズン6のNew Directionsが歌う感じです。New DirectionsはGleeに登場する合唱部の名前です。
Dawnはイントロなしで歌から始まり、AメロとBメロはマイナーで静かな緊張感があります。サビで少しメジャーに変わり、光が差し込むような展開になります。
転職を決意した辺りに関してはね、この曲のバースとかプレコーラスみたいな感じを自分の中でも思ってたりします。そこでサビでね、自分の道を見つけたみたいな感じ。
神森さんがこの曲を選んだのは、暗いところから光に向かっていく曲の展開が、WorkTalkで話した転職の経験と重なったからです。作った当初はAnthemのほうが好きだったものの、聴くほどDawnが好きになり、今では3曲の中で一番好きだといいます。
ロデリックとキティが歌っていると思って聴く
曲のあと神森さんは、Glee最終シーズンへの思い入れを語ります。シーズン6で最初にGleeのメンバーになったロデリックの歌声が、とてもいいそうです。
(この曲の)男性の方がこのロデリックで、で、女性でね、キティっていう元々のね、メンバーがいたんで。
神森さんによると、男性パートをロデリック、女性パートをチアもしているキティが歌っていると想像して聴くと、Dawnはぴったりはまるそうです。Gleeシーズン6を見てほしいと勧めています。
エンディングでは、Ultra 4のバッテリーが満充電から3日弱で2割以上残る驚きと、50代後半の転職の厳しさが改めて振り返られました。番組へのお便りは、メール(tom@t-studio.com)か概要欄のフォームで受け付けています。
まとめ
この回の神森さんは、Apple Watch Ultra 4の実測と新機能の第一印象、定年2年前の転職で感じた厳しさと人のつながりの大切さを語りました。最後に、その転職の気持ちと重なる自作曲「My Own Sky -Dawn-」を再び届けています。
- Ultra 4は、ほぼ在宅の使い方で満充電から約68時間40分後も残量23%あり、Ultra 2より明らかに長持ちしたと神森さんは評価しています。
- 高血圧パターンの通知はUltra 4では日本で当初使えず、オーディオインテリジェンスの一部も日本語対応が未定です。
- 新機能「準備度」は、アクティビティ・バイタル・睡眠から体の状態を0〜10で示し、使い始めるには7晩の装着が必要です。
- 50代後半の神森さんは約50社に応募して面接ゼロでしたが、知人からの声がきっかけで転職でき、人のつながりの大切さを実感しています。
- 「My Own Sky -Dawn-」は、暗い場面から光へ向かう曲の展開が、転職の経験と重なるとして選ばれました。





