迷った末に、なぜiPhone Duoを選んだのか
『T-STUDIO.voice』第40回の配信日は10月23日で、AppleのiPhone Duoの発売日でした。パーソナリティの神森勉さんは、この折りたたみiPhoneを予約した話から番組を始めます。
同じ日から沖縄では第50回の沖縄産業まつりが開かれる予定でしたが、台風の接近による強風を受けて全日程が中止に。神森さんは楽しみにしていたので本当に残念だと話しています。
神森さんにとって、Appleの折りたたみスマホは「まさに真打ち登場」という存在でした。Androidでは6〜7年前から折りたたみが出ていて「二番煎じ」という声もあったものの、Appleのデザインへのこだわりなら中途半端なものは出さないはずだと考えていたそうです。
Appleからね、折りたたみが出るって知った時はもうまさに真打ち登場っていう感じでした。
ただ、神森さんは予約をギリギリまで迷っていました。iPhone 18 Proの可変絞りのカメラも気になっていたうえに、Duoはカメラが2つで、しかもFace ID ── iPhoneのカメラで顔を読み取ってロックを解除する仕組み。指を当てずに画面を見るだけで解除できるのが特長ですがありません。
神森さんは以前iPad Pro 11インチを使っていて、Face IDのラクさを実感していました。今使っているiPad AirはTouch IDなので、Face IDがなくなる不便さがどれほどか読めず、そこはかなり気にしているといいます。
iPhone 18 Proに機種変更し、折りたたみはRAZRをIIJmioでMNPして買う、という案も考えたそうです。けれど、あれこれ買えば出費がかさむので、結局「待っていたAppleの折りたたみに行こう」とDuoに決めました。
可変絞りのカメラが気になる。RAZRと組み合わせる案もあったが、出費がかさむ
待っていたAppleの折りたたみ。カメラは2つで、Face IDがない点が気がかり
予約からまだ届かない発送通知まで
iPhone Duoの予約は10月16日の夜9時に始まりました。Appleでは13日から、色や容量、支払い方法を先に決めておき当日は最後にポチッとするだけ、という予約注文の準備もできたそうです。
それでも神森さんが最終的に選んだのは、ソフトバンクのオンラインショップでの予約でした。容量は512GB。本当は1TBが欲しかったものの、値段の壁が高く「涙をのんで」512GBにしたといいます。
色はね、スターホワイト一択。だって可愛いでしょ、あの色。
濃いブルーのモデルもかっこいいとしつつ、神森さんはDuoのメインカラーになりそうなスターホワイトに決めました。
今週の火曜日にソフトバンクから「商品の準備ができました」と連絡があり、申し込みと審査はその日のうちに完了。ところが前日の22日になっても発送通知が来ず、発売日当日に届くかもわからない状況だそうです。
沖縄は台風の影響で、先島諸島を中心に荒れ気味で、本島も雨が続いていました。神森さんは、雨の中を持ってこられても困るので来ないなら来ないでいいけれど、来るなら来るではっきりしてほしい、と苦笑まじりに話しています。
iPhone 16 Proは1年で返す前提だった
Duoが届いたら、神森さんは今のiPhone 16 Proをソフトバンクに返却する予定です。この16 Proは、最初から1年で返すつもりで契約したものでした。
昨年、神森さんはiPhone 15 Proを使っていて、バッテリーの最大容量が80%に。80%を切れば無償交換してもらえるので待っていたものの、なかなか79%に落ちず、しびれを切らして機種変更を決めたそうです。
そのとき17 Proではなく16 Proを選んだのは、17 Proが高く、新機種の発表で旧機種が安くなると見越したからでした。実際に16 Proは安くなりましたが、今年は17 Proがあまり安くなっておらず、円安や値上がりの影響か、去年とはだいぶ様子が違うと感じているようです。
さらに去年の夏ごろには、2026年に折りたたみiPhoneが出るという情報が、ある意味確かな情報のように出ていました。神森さんはそれを信じ、今年は折りたたみを必ず手に入れる前提で、少しでも安く新しめのiPhoneを使うために16 Proを1年返すつもりで契約したといいます。
1TBから512GBへ、データ引っ越しの壁
1年返すiPhone 16 ProからDuoへデータを移すには、大きな課題がありました。16 Proは1TBなのに、予約したDuoは512GB。ストレージを確認すると、使っている量はすでに483GBありました。
このままでは512GBのDuoに移すとソフトウェアアップデートもできません。中身を見ると、ビデオだけで108GBもあったそうです。
意味わかんないと思ってよく見たら、えっとドローンで撮って、えー、映像とかをね、そのままね、iPhoneの中に入れっぱなしにしてたんですね。
ドローンの映像に加え、最近は高解像度の動画で撮っていたことも、108GBに膨らんだ理由でした。神森さんはこのビデオをGoogleドライブに移し、100GB以上空ければアップデートも問題ないだろうと考えます。
ところがアップロードは、日曜日の夜10時ごろに始めて翌日のお昼過ぎまでかかりました。前の週の水曜日に自宅のインターネットが10ギガになっていて、Wi-Fiの6GHz帯でつないだらサクサク上がるようになったそうです。
上げ終わったビデオはiPhoneから消し、使用量は300GB台の前半まで減りました。
Duoが届いたら試したいこと、ちょっと不安なこと
神森さんは、iPhone Duoが届いたら次の配信で徹底レビューしたいと話しています。気になるのはまず、Face IDの代わりになるTouch IDの使い勝手です。
神森さんはスマホを左手で持って右手で操作するので、Touch IDは左手の人差し指を当てることになりそう、とのこと。それよりも期待しているのが、Apple Watchをしているとロック解除がサクサクできるらしい、という先行レビュー動画の情報でした。
ほかにも、ブラウザがアウターディスプレイや、開いたときのポートレートモード・ランドスケープモードでどう見えるかをチェックしたいそうです。Kindleアプリが対応していると嬉しい、とも話しています。
神森さんは今作っているアプリがあり、iPhone Duoはそのアプリを対応させるための実機環境としてもガッツリ使うつもりです。タブレットっぽい使い方が自分に合うのかも試してみたいといいます。
届くのに備えて、Amazonで買った安いサードパーティー製のケースを2つ用意済み。リング付きのクリアケースとアラミド製のケースで、クリアケースにはアウターディスプレイ用の保護シートも付いていたそうです。
一方で不安なのが、ネックストラップの付け方です。神森さんは今のiPhoneにネックストラップを付けていますが、DuoはUSBコネクターがアウター側にあるため、これまでのようにコネクターの口にストラップホルダーを差し込めません。どう持ち歩くかが今の悩みどころです。
Switch 2版『モンスターハンターワイルズ』体験版を待ちわびて
2つ目のコーナー「Work Talk」は、ゲームのアクセシビリティの話です。前回のアクセシビリティニュースモーニングでは、相手との距離などを音で知らせる『ストリートファイター6』のサウンドアクセシビリティを取り上げていました。
今回の題材は、10月20日に配信されたNintendo Switch 2版『モンスターハンターワイルズ』の序盤体験版です。製品版は12月4日発売で、体験版のセーブデータを製品版に引き継げます。
神森さんはPSPの『モンスターハンターポータブル 2nd G』からモンハンを遊んできました。プレイステーション専用だった『ワールド』と『アイスボーン』はやれていないものの、それ以外のシリーズはずっとプレイしてきたそうです。
体験版は11月後半ごろだろうと相方と話していたら、急に10月20日配信と発表されました。0時に確認したときはまだ配信されておらず二人でふてくされて寝たものの、朝には始まっていて速攻でダウンロードし、お昼休みにまず設定だけしてみたといいます。
色覚特性のサポート設定で見えたこと
『モンスターハンターワイルズ』の設定を進めると、アクセシビリティの設定が出てきました。最初にあったのが、色覚特性のサポート設定です。
選択肢は、標準の3色覚タイプ、1型2色覚タイプ、2型2色覚タイプ、3型2色覚タイプ。神森さんは、どれも今の正式な呼び名になっている点に「なるほど」と感じたそうです。説明には、色覚特性に合わせて一部の表示の配色を変更できる、と書かれていました。
神森さんは、色はRGB ── 赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の光の組み合わせで色を表す方式。画面に表示される色はこの3色の割合で決まりますの割合で見え方が決まると説明します。そのうえで、赤を赤として判別しにくい方がいて、それが1型2色覚タイプと呼ばれる、と話しています。
選択肢を選ぶと、それぞれのタイプでどう見えるかがシミュレーションでざっくり表示されます。神森さん自身は設定不要でしたが、1型2色覚タイプにすると、赤がピンクっぽく、コントラスト高めのギラギラした色にシフトして見えたそうです。
モンハンに限らず、ゲームでは色による情報が大事な場面が多くあります。たとえば行き先までホタルのように案内してくれるシルベムシは派手な黄色ですが、見えにくい人もいるかもしれません。各エリアのアイテムも色分けされています。
神森さんは、その人の特性に合った表示をしてくれることは、色で情報を受け取るうえですごく助かるのではないか、と話しています。
同じ画面には、蜘蛛恐怖症対策モードもありました。神森さんは設定しなかったものの、蜘蛛のモンスターや小さな生き物がリアルに見えないようにする設定のようです。
視覚・聴覚・画面酔いの設定と、字幕の話者名
色覚の設定の先には、視覚、聴覚、画面酔いの設定がありました。
視覚の推奨設定では、画面の情報表示を大きくしたり、体力・スタミナ・切れ味のゲージを常に表示したり、メニューの文字や字幕を大きくして字幕に背景を付けたりできます。神森さんは、全盲の方向けというより視覚サポート機能に近いと捉えています。
神森さん自身も、今回のプレイで字幕が読みづらいと感じることがあったそうです。コントラストが取りにくいときに背景を入れれば、より読みやすくなりそうだと話しています。画面酔いの設定は、もうしばらく遊ばないと実感がわからないとのことでした。
神森さんが特に気になったのは聴覚の設定です。推奨設定はどれもオフにしたものの、字幕の話者名の表示だけは個別にオンにしました。
誰が喋ってるのかっていうのを字幕につけてくれるんですね。音を出してない時でも、誰が喋ったのかわかるようにしてくれる。これめっちゃ良くないです?
実際、神森さんは相方と同じ部屋で二人で遊んでいて、音がかぶるため音をほとんど出さずにプレイしていました。そこで、誰が話しているかが表示されるのが結構良かったそうです。
| 設定 | 主な内容 | 神森さんの使い方 |
|---|---|---|
| 視覚 | 情報表示の拡大、ゲージの常時表示、字幕の拡大と背景 | 推奨設定はオフ |
| 聴覚 | 字幕の話者名の表示など | 話者名の表示だけオン |
| 画面酔い | 画面酔いへの対策 | まだ実感がわからない |
字幕の話では、9月に開かれたアクセシビリティカンファレンス千葉の、アクセシブルな字幕のセッションも思い出したそうです。最近のゲームは映画のような演出やキャラクター同士の会話が多く、字幕の役割は大きくなっています。
これまで遊んだモンハンでこうした設定を見たことがなかった神森さんが調べると、『ワイルズ』には2025年の発売時から入っていたとのこと。『ストリートファイター6』も『モンスターハンターワイルズ』もカプコンのゲームで、神森さんは、何かがやりづらい人たちも楽しめるゲームが少しずつ増えてきたのかな、と感じています。
昔のファミコンなどにはそういう機能はほぼなかったはず、と振り返りつつ、神森さんはこうしたゲームが増えるといいと話します。ほかのゲームの例を知っている人がいたら、ぜひお便りで教えてほしいそうです。
「Fold No More」、頑張れとは言わない応援歌
最後のコーナー「Suno AI Lab」では、新曲ではなく、5月のエピソード15で紹介した「Fold No More」をもう一度流しました。iPhone Duoの発売日に合わせた選曲です。
Duoをモチーフにした曲も作りたかったものの、まだDuoを触っていないので、実際に触ってから次回以降に作りたいとのことでした。
「Fold No More」は、折りたたみスマホの「開く」をモチーフに作り始めた曲です。作るうちに、折りたたまれたままでなくていい、という方向に変わっていきました。
こううまくいかない時って自分の中に閉じこもっちゃうみたいなのってありますよね。いやもう貝のように閉じちゃうみたいなね。
神森さんは、そんなふうに自分の中に閉じこもってしまう人に向けて、頑張れとは言わない応援歌にしたといいます。
タイトルにもサビにも「アンフォールド」が入り、繰り返すとシュプレヒコールのように聞こえた
タイトルを「Fold No More」にして歌詞を変えたら、リズムがすっと収まった
行き詰まった人に向けた曲だからこそ、暗くせず明るいエレクトロポップに仕上げたそうです。ただ今あらためて聴くと、アップテンポというよりミドルテンポで、寄り添い系の応援歌だと感じているといいます。
「走らなくてもいい、戦わなくてもいい」に込めたもの
曲を流したあと、神森さんは「Fold No More」のサビ前にある「You don't have to run, You don't have to fight」という歌詞に触れました。
走らなくてもいいし、戦わなくてもいい。頑張れとは言わない応援歌っていうのをそのまま言葉にしたのがそこになります。
エンディングでは、iPhone Duoが届いたら次の配信で徹底レビューすると改めて予告しています。
ゲームの話を振り返って、神森さんは、ゲームにも少しずつアクセシビリティという言葉が広がり、誰もが当たり前のように見聞きする時代になってきたのがすごくいい、と話しています。
今回が40回目の配信で、番組が続いていれば50回目もいずれやってきます。神森さんは、そこまで続いているといいなと締めくくりました。
まとめ
第40回の『T-STUDIO.voice』は、iPhone Duoを迷った末に予約した話と512GBへのデータ整理、『モンスターハンターワイルズ』体験版のアクセシビリティ設定、そして「Fold No More」の再紹介まで、身近な体験から一歩ずつ考えを広げる回でした。
- Face IDがない点に迷いつつも、待っていたAppleの折りたたみとしてiPhone Duoを512GB・スターホワイトで予約しています
- 1TBで483GB使っていたiPhone 16 Proから、ドローン映像などのビデオ108GBをGoogleドライブに移して引っ越しに備えました
- 『モンスターハンターワイルズ』には色覚特性のサポートや字幕の話者名表示などがあり、音を出さずに遊ぶ場面でも役立ったそうです
- 「Fold No More」は、自分の中に閉じこもりがちな人へ向けた、頑張れとは言わない寄り添い系の応援歌です




