子どもの成長と季節の果物、二人の「鼻歌」な日常
番組冒頭、二人はそれぞれの近況を「鼻歌したこと」として語り合います。まずは名古屋市で会社を経営しながら暮らすラムちゃんが、2歳の娘の話を紹介します。
最近よく喋るようになった娘が、母であるラムちゃんの真似をするようになったといいます。特に、9歳の兄に対してラムちゃんが言うことを、自分も同じように言いたがるのだそうです。
寝る時に「早く寝なしゃい」とか。なんか荷物とか置いてるのを「じゃま!」って言ったりとか。
その舌足らずな喋り方に、ほなちゃんは「しゃい」のところがかわいいと反応します。ラムちゃんも、娘の意志がはっきりしてきたことを嬉しく感じていると話します。
この時期ならではの、親にしか通じない言葉があるという話にも二人は共感します。はたから見れば意味がわからなくても、母親には伝わるやり取りがあるのだといいます。
「あ、絆創膏貼ってほしいのね」みたいな。こういうコミュニケーションって多分今だけだなと思うと。
一方、岐阜県下呂市に住むほなちゃんの近況は、季節の果物です。スーパーや自宅に届く果物が並ぶのを見ると、気分が上がると話します。
話題は、ほなちゃんの父が趣味で育てるブドウに移ります。農家であるため堆肥やハウスがあり、10本ほどのブドウがなっているといいます。
ハウスで10本ブドウがなってるのは趣味じゃないよ。
シャインマスカットや富士みのりといった種類が並ぶ話に、二人は盛り上がります。農家に生まれてよかったと感じる瞬間だと、ほなちゃんは笑います。
今回のお便りは「趣味にいくらまで使っていい?」
近況トークを終え、二人は「ため息さんからのお便り紹介」のコーナーへ移ります。今回届いた相談はシンプルな問いでした。
趣味にいくらくらいまで使ってよいのでしょうか?
趣味にいくら使うかは悩ましいテーマです。まずほなちゃんは、自分の場合は仕事と趣味の境目がふわっとしていると答えます。
発酵物が好きなほなちゃんは、麹やいろいろな調味料を見るとつい買ってしまうといいます。ただ、それが仕事にもつながるため、いくらまでといった上限は決めていないそうです。
仕事にしてはいけない趣味、ラムちゃんのアイドル推し活
次にラムちゃんが、自分の趣味観を語ります。ほなちゃんとは対照的に、仕事と趣味ははっきり分けたい派だといいます。
ラムちゃんの趣味は、女性アイドルの追っかけやライブに通う、いわゆるオタ活です。会社員時代には、アイドルを支援する会社とつながり、アイドルの現場が自分の仕事になったこともあったといいます。
しかし、そこで大切な気づきがあったと話します。好きなことを仕事にした結果、あえて線を引くことを選んだのです。
現在は、東北を中心に活動するグループを推しているといいます。ラムちゃんは、スターダストのアイドル部門を代々応援してきた経緯にも触れます。
応援のために使うお金についても、ラムちゃんは具体的に説明します。
Tシャツやパーカー、サイリウムといったグッズや交通費を含めると、一遠征でだいたい2万から3万ほどになるといいます。それでも、使いすぎているとは感じていないそうです。
後悔したくない。額に代えられない推し活の価値
ラムちゃんは、お金を使う判断基準を語ります。生活がままならなくなったり他人に迷惑をかけたりするのは良くない。けれど、そうでない範囲なら後悔しないことを大切にしているといいます。
行くのを迷ってお金で諦めたあとに、そのライブのレポート記事を見てしまうと、その場にいなかったせいで熱量を感じられなかった自分が悲しくなるのだそうです。
自分が生きられる範囲で使う分には、その分だけ自分の寿命が延びる。ラムちゃんはそんな感覚で趣味にお金を使っていると話します。
この話にほなちゃんも深く共感します。実は、ほなちゃん自身も推していたグループがあったといいます。ここで話題は、ほなちゃんの後悔へと移ります。
子どものこともあり、遠いからと応募しなかったライブ。来年もっと近くで会えるはずと思っていたところ、そのグループが解散してしまったのです。
推しは推せる時に推せっていうじゃないですか。本当に大事だなと思って。
行かなかったライブが結果的に最後になってしまった経験は、ほなちゃんにとって大きなダメージだったといいます。
「え?」みたいな感じでしたよ。「何それ?」みたいな。「そんなこと聞いてない」みたいな。
「推せるときに勝手に推せ」ウィンウィンの趣味論
二人の話は、アイドルに限らない「推し」全般の話へと広がります。ラムちゃんは、趣味とは結局のところ推しなのだと整理します。
そのうえでラムちゃんは、自分なりの言葉を紹介します。よく言われる「推せるときに推せ」に、あえて一言を付け加えているのだそうです。
私はその「推せるときに勝手に推せ」って勝手につけてて。
「勝手に」には意味があるといいます。相手に過度に介入せず、押し付けがましくならず、自分のできる範囲で、他人に迷惑をかけずに応援する。そのニュアンスが込められています。
そして、応援する気持ちを最もわかりやすく形にするのがお金だとラムちゃんは言います。気持ちだけでは、推す相手が活動や生産を続けることはできないからです。
自分も相手もウィンウィンになるように趣味を構築していく。それが健全な形ではないか、とラムちゃんはまとめます。ほなちゃんも、自分の経済力を大事にしながら推せる範囲で楽しむことに共感します。
ほなちゃんは、自分のやり方として「推し活貯金」を挙げます。年間スケジュールが大体わかるので、その時に行けるよう、いくら貯めるかを決めていたそうです。
これは私はこの人のために貯めましたっていうお金なので。それ以外に別に何使うか私の勝手かなみたいな。
結局、額ではなく気持ちの問題かもしれない
話が一巡し、二人はお便りへの答えを言葉にしていきます。きっかけになったのは、罪悪感を持ちながら趣味に使うのは良い使い方ではない、というラムちゃんの指摘でした。
ラムちゃんは、お便りの「いくらまで使って良いのでしょうか」という言い方そのものに注目します。その表現の裏に、後ろめたい気持ちがにじんでいると感じたのです。
だからこそ、問題は金額ではないのではないか、とラムちゃんは投げかけます。
ほなちゃんも、これは額ではなく気持ちの問題のような気がすると同意します。使いたい人はたくさん使えばいいのだと、二人の意見は重なります。
もちろん、無条件で何でもいいというわけではありません。二人は最後に、線引きすべき部分にも触れます。
- 借金してまで趣味に使うのは考えもの
- 連帯保証人など、周りに迷惑をかけるのは問題
- 生活が成り立たなくなるほど使うのは別の話
そうした状況でなければ、自分の生きる範囲の中で使う分にはいいというのが二人の結論です。額に上限を設けるより、自分の気持ちと生活を大切にすること。それがこの回の答えでした。
まとめ
「趣味にいくらまで使っていいか」というお便りに、二人はアイドルの推し活を軸に答えていきました。行かなかった後悔や解散の経験を交えながら、大切なのは金額ではなく気持ちだという結論にたどり着きます。
- ラムちゃんは好きなことを「仕事にしてはいけない」と自覚し、趣味と仕事を分けて推し活に投資している
- 行くのを迷って諦めると後悔が残る。推せるときに勝手に推すことが、お金に代えられない価値になる
- 応援の気持ちを最もわかりやすく形にするのがお金であり、相手の活動を支える投資でもある
- 問題は「いくらまで」という金額ではなく、罪悪感なく使えるかという気持ちや状況の方にある
- 借金や周囲への迷惑がない、自分の生きる範囲の中でなら、趣味にいくら使ってもいい






