代打登場と、ポルトガル旅行という「鼻歌」
この回は、ももえさんとハナウタカジツさんの2人で進みます。ハナウタカジツさんは、もともと出演予定はなく、代打での登場でした。
出る予定はなかったんですけど、代打で出ることになりました。
番組は、最近感じた小さな「鼻歌」を聞き合うところから始まります。ももえさんが挙げたのは、家族でポルトガルへ遊びに行った時間でした。
最近家族でポルトガルに遊びに行ったんですよね。海とプールと、そんな感じですごいチルな時間だったんですけど、家族時間がすごく楽しくて。
話題は、日本とヨーロッパの旅のしやすさの違いにも広がります。島国の日本と違い、ヨーロッパは陸続きで、国から国へ移動しやすいという点に触れられました。ユーロスター ── イギリスとフランス・ベルギーなどを海底トンネル経由で結ぶ国際高速鉄道。ロンドンからパリなどへ列車で移動できる。
野菜の日を「野菜の種を植える日」に変える発想
続いて、ハナウタカジツさん自身の「鼻歌」の話になります。翌日が8月31日で、日本では語呂合わせから「野菜の日」と呼ばれていることを持ち出しました。
ただ、この夏は暑さが厳しく、プロの農家でも野菜を作るのが難しいと聞いていたそうです。そこで、発想を少しずらします。
あんま野菜の日って言いながらも野菜がないなと思ってるんですけど。じゃあ野菜植える日でいいんじゃない?って思って。野菜の種を植える日。
ここで一つの屁理屈も明かされます。ハナウタカジツさんの家は果物農家で、そもそも種ではなく苗を植えるため、種を植えることがないというのです。
うち果物農家だから種植えることないんですよ。ちっちゃい苗を植えるんですよね。
それでも「種を植える日」という言い方に、ももえさんは別の意味を重ねます。本物の種だけでなく、行動や心の種だという読み替えです。
明日8月31日は野菜の種を植える日にすればいいんじゃないっていう鼻歌を思いついた。
秋の収穫の頃に、その種を育ててご自愛できたらいい、という着地でした。新学期の始まる時期に、新しいことを始める前日として捉える見方も添えられます。
去年の「へんてこハロウィン」が世界に広がった話
種の話から、去年の企画の思い出へとつながります。形の変わった野菜も愛そうという趣旨で、ハロウィンの時期に「へんてこハロウィン」という企画をやっていたそうです。
家庭菜園の人やプロの農家から、変わった形の野菜の写真が集まりました。ただ、それだけでは企画として弱いと感じたといいます。
そうだ、桃恵さんに言ってイギリスのハロウィンを送ってもらおうと思って。
ももえさんのロンドンに加え、ドイツやブラジルからも写真が届き、企画は思いがけずワールドワイドなものになったと振り返られます。
ももえさんは、ロンドンでも季節のイベントが街の空気を変えていくと話します。天気が悪くなりがちな土地で、人々が季節の行事を楽しみに一年を乗り切っている様子を感じたそうです。
「英語が話せるようになりたいです」というお便り
ここから、ためいきさんからのお便りが紹介されます。テーマは「英語が話せるようになりたいです」というものでした。
英語にはハードルがあるという話をしながらも、ハナウタカジツさんはももえさんの話し方に触れます。会話にちょいちょい英語が混ざっているというのです。
ももえさんは、学生の頃の英語について、勉強としての英語は割と得意だったと振り返ります。ただ、話す機会はなかなかないとも語られました。
今思うと勉強の英語って意外と役に立つかもっていうのは思ったりするとこですね。
ハナウタカジツさんは、中学3年生の長男が英検を頑張っている話を持ち出します。面接も楽しんで受けているようで、英語への苦手意識はなさそうだといいます。自分は最初の級だった記憶があると、対比を交えて話されました。
急に振られたロンドン紹介を英語で
ももえさんは、自分もそれほど流暢というわけではなく、日常や仕事で使う簡単な英語が中心だと前置きします。大学生の時に1年間アメリカへ留学した経験にも触れられました。
その時なんか英語勉強めっちゃしてたっていうよりかは、なんかめっちゃ遊びに行って、友達と遊んだりとか、そういう時とかに使うことが多かったかなと思います。
ここでハナウタカジツさんが、今住んでいる近隣のおすすめを英語で紹介してほしいと、急に無茶ぶりをします。ももえさんはプレッシャーを感じながらも、ロンドン西部のイーリングという街を英語で紹介しました。
日本人学校があり日本人が多く住むこと、レストランや図書館があること、自宅の下にあるお気に入りの香港料理店のことなどを話したそうです。
日本語をそのまま訳さない、頭の中の英語
英語での紹介を聞いたハナウタカジツさんは、話している時に頭の中がどうなっているのかを尋ねます。日本語をまず思い浮かべ、それを英語に変換しているのか、という問いでした。
「私の住んでるところは」って頭に浮かべて英語が出てくるのか、もう英語が浮かんでるんですか?
ハナウタカジツ さんからの質問
ももえさんは、日本語の翻訳と英語の組み立ては違うと説明します。言いたいことはイメージしつつ、日本語を一語ずつ訳すのではなく、英語の語順で組み立てて話しているそうです。
書く時は基本的に文法に従うとよいとしたうえで、ももえさんは英語学習の土台についても語ります。中学校までに習う基礎英語があれば、基本的には話せるという見方です。
中学校で習う英語って、あのできれば基本話せるんですよ。中学校までの基礎英語っていうのがあの文の構成になっていて。
AI翻訳の時代に、英語を学ぶ意味はあるのか
話題は、AI翻訳との付き合い方に移ります。ハナウタカジツさんは、AIが訳してくれる時代を待てばいいのではないか、と少し挑発的に問いかけます。
ももえさん自身は、文法が合っているかの確認や、複雑なことを言いたい時にAIを使うことはあると答えます。一方で、同じ英語でもタイプが分かれると語られました。
仕事で毎日英語を浴びる夫は、安易に翻訳に頼ると「いつまでたっても読めない」と考え、一つずつ調べながら読むことで読む量を増やしているそうです。人によって英語との向き合い方は違うようです。
子どもは体感で、大人は基礎から
子どもの英語習得の話にも及びます。ももえさんの息子は現地の公立小学校に通っており、多国籍な環境の中で共通言語である英語を使って学んでいるそうです。
子供って吸収早くて、うちの息子は現地の公立の小学校に通っているので、自然と身についているように思います。
一方で、日本語と英語のダブルランゲージゆえの悩みも語られます。日本語が使えなくなったり、嫌いになったりする子もいるといい、塾や土曜日の補習校で日本語の学習を続ける家庭が多いそうです。
駐妻あるあると、ホームパーティー文化
ももえさんは、夫の仕事でイギリスに暮らす「駐妻」という立場です。ハナウタカジツさんが「駐妻あるある」をリクエストすると、意外な習慣が語られました。
駐妻あるあるは、旦那さんの仕事を聞かないっていうのはよく聞く。
会社によって待遇や赴任のポジションが違い、教育費などの補助にも差が出ることがあるため、あえて互いの仕事を詮索しないのだといいます。生々しくも興味深い文化です。
一方で、イギリスには誕生日を盛大に祝う文化があるそうです。場所を貸し切ってアスレチックで遊び、ピザやケーキを食べ、プレゼントを渡す。息子の友達の誕生会に何度も呼ばれた経験が語られました。
日本食も洋食も。ロンドンの暮らしのリアル
海外で住む醍醐味を問われると、ももえさんはロンドンの穏やかさと歴史ある街並みの美しさを挙げます。場所によってはカオスな街並みも広がり、多国籍な文化に触れられるのが楽しいそうです。
日本食が恋しくならないかという問いには、味噌汁や納豆は近くのスーパーで買えると答えます。ただし、物価の高さは大きな違いでした。
味噌汁とか納豆は意外と近くのスーパーで買えるんですよ。ただ高い。すごい高い。やっぱ物価が3、4倍はしますから。
食卓は和食と洋食が半々くらいだといいます。現地の野菜は洋風の料理に合う気がする一方、息子からは味噌汁とご飯と魚をリクエストされることもあるそうです。
朝に間に合わない時は、通学路のパン屋でクロワッサンを買って食べていくこともあると、暮らしの一場面が語られました。カフェとパン屋が併設され、犬を連れた人がくつろぐ光景が癒しだといいます。
英語は基礎があるから話せるようになる
収録はロンドンの昼と熊本の夜をつなぐ形で行われていました。8時間の時差を確認しながら、話は最後にお便りのテーマへと戻ります。
ももえさんは、日本の英語教育を否定的に見る声に対して、別の見方を示します。学術的な英語や文法は、現地の人は意識しないものの、会話の基礎になるという考えです。
英語を続ける中学生の息子さんへのエールとともに、ももえさんは夫が今も毎日2、3時間勉強していることにも触れます。学び続ける姿勢が語られました。
ハナウタカジツさんは、自分は息子にアテンドしてもらおうかと軽口を返します。それに対するももえさんの答えは、学び方より大切なものを示すものでした。
やりたい気持ちと話したい伝えたいことがあることの方が大事なので。
まとめ
代打登場から始まった雑談回は、季節の話題を経て、英語の学び方と海外での暮らしへと自然に流れていきました。英語は特別な才能ではなく、基礎と、伝えたいという気持ちから始まるものだと語られています。
- 翌日の「野菜の日」を「野菜の種を植える日」と読み替え、行動や心の種として捉える発想が語られた
- 英語は日本語を一語ずつ訳すのではなく、言いたいことをイメージして英語の語順で組み立てるとももえさんは話す
- 中学校までの基礎英語や文法は、会話の土台になるという見方が示された
- 子どもは多国籍な環境で体感的に英語を吸収する一方、日本語の維持には補習校などの努力が必要になる
- 英語で最も大切なのは、話したい・伝えたいという気持ちがあることだと締めくくられた



