一番成功しているコミュニティに感じる「何だかな」
この回でざいぺんさんが取り上げたのは、最近のコミュニティ運営に対するモヤモヤした気持ちでした。
事業がうまくいっていて、オーナーが遊びに来るコミュニティがいいと考えていたそうです。ただ、それでもトークン価格はそんなに上がっていないと話します。
むしろ一番成功しているのは、オーナーがあまり投稿しないコミュニティだといいます。そこでは限定ポイントが付与される仕組みがあると説明されました。
結局事業がうまくいっていて、オーナーが遊びに来るコミュニティがいいとは思っていたんだけど、それもトークン価格的にはそんなに上がってるわけではなくて。一番成功してるのが、そんなにオーナーさんは投稿しないんだけど、コミュニティ限定のポイントが付加されるんですよ。
毎月契約でもらえるポイントでトークンを購入し、誰かが大量に売れば運営が高額のバイバックをする。もらったポイントでまた購入する。こうした流れで価格が安定し、いい感じの波ができていると語られました。
保有特典を超えた「出口戦略」が見えない
一方で、限定ポイントが付かない他のコミュニティは、ほぼ100円を切っていると話されました。オーナーも来ていて、運営もしっかりやっているのに、トークンが買われないといいます。
その理由としてざいぺんさんが挙げたのが、保有特典の存在です。一定数を持つと優遇される仕組みがあると、そこから先は買わなくてもよくなってしまうといいます。
目安として1000トークンを目指そうと言われることが多いものの、達成したあとにさらに買う理由が見つからないと指摘します。
そうなると残る選択肢は、トークンを売るか、一定数を保有して特典をもらうかだけになってしまう。オーナーでもマネージャーでもリーダーでもない立場では、出口がそこしかないと感じているそうです。
1000を持ってるとある程度優遇されるよっていうのが多いから、一つの目安として1000をみんな目指しましょうって言ってるんだけど、それを達成したが、そっから先にトークンってそんなに買わなくてもいいんですよね。結局は出口戦略というか、もうトークン売るしかないじゃんみたいな。
ざいぺんさん自身は、トークンを配ることを文化にしたいと考えているそうです。いろいろなことをやってくれた人にトークンをプレゼントし続けるしかない、と自分の方針を語りました。
放置と動く、二つのオーナーが行き着く同じ結末
話題は、有名なオーナーが戻ってきた場合の展開に移ります。ざいぺんさんは、その場合も結局トークンを売ることになると見ています。
有名な人が戻ってきて「祭りだ」と盛り上がり、トークン価格が上がる。そしてどこかのタイミングで一気に下がり、コミュニティが本当の終わりを迎える。そんな流れを想像していると話しました。
運営中のコミュニティの状況にも触れます。オーナーチャレンジをやっている28ほどのコミュニティのうち、まともに動いているのは3〜5ほどで、ほとんどが放置状態だといいます。
十億人だという、この挑戦を応援すると言いますが、二十七人とか二十八人の応援すらサポートできないようであれば、その十億っていうめちゃくちゃ高い数字っていうのは、無理ゲーじゃね?みたいな。
ここでざいぺんさんが強く違和感を示したのは、動いているオーナーへの反応でした。一生懸命投稿しているのに見向きもされない一方で、放置オーナーを戻せという声ばかりが出ると指摘します。
その裏にあるのは、自分の持つトークンを売りたい気持ちではないか、と分析します。放置オーナーが戻れば祭りが起き、価格が上がったところで売り抜ける。そんな未来しか見えないと語りました。
その待望の動くオーナーさんが複数今いるんですよね。いるけど、今動いてるオーナーさん応援しないの?みたいな。放置してるオーナーがいるから戻してきてくれっていう要望ならいいんだけど、そうじゃないじゃん。自分が持ってるトークンを売りたいんだよね。
ほとんど動かないが、戻ってくれば祭りが起き、価格上昇で売り抜けの対象になりやすい
一生懸命投稿しても見向きもされず、応援が集まらないまま埋もれてしまう
フィナンシェの役割は終わったのか
ざいぺんさん自身も、ほぼ毎日ログインしているものの、実際に見ているコミュニティはほとんどないと打ち明けます。
自分のコミュニティ、マネージャーとして関わるところ、一ユーザーとして見るところ。合わせても5〜10ほどで、それでも見ている方だと話しました。フォローは50、全体では400ほどあるといいます。
リスナーについても、もうほとんどフィナンシェを見ていない人が多いだろうと語ります。この放送を聞く人はトークで儲けたいタイプではないため、フィナンシェの役割はほぼ終わったという感覚だそうです。
これ聞いてる方もやっぱりもうほとんどフィナンシェ見てない人が多いかなと思っております。トークで儲けるみたいな感じの人じゃないから、フィナンシェの役割っていうのがほぼ終わったっていう感じかな。
ただ、否定だけで終わってはいません。コミュニティで出会った人と小さなチームを組み、別の小さなコミュニティを作っていく動きにも触れました。
一つのコミュニティは書き込みが減って廃れていくものの、そこで仲良くなった人たちが小さなグループを作る現象を多く見ているといいます。だからこそ、コミュニティ運営は難しいと実感していると語りました。
自主性が成り立つのはどんなコミュニティか
最後に、オーナーが発信し続けるしかないのか、という問いにも向き合います。それはそれで「何だかな」という気持ちがあるそうです。
自主性を重んじる運営という話もあるものの、それが成り立つのはトップのインフルエンサーのコミュニティだけではないか、とざいぺんさんは考えています。
この人なら裏切らない、財力があるから何とかしてくれる。そうした心理的安全性があるからこそ、周りの人もついていけて行動できるのだと説明しました。
自主性を重んじるみたいな話もあると思うんだけど、それって結局トップのインフルエンサーのコミュニティしか成り立たないような気がするんだよね。この人はそれなりに財力があるから何とかしてくれるみたいな、心理的安全性があるから、周りの人もついていけるし行動できると思うんだよね。
それでも結論を出すというより、モヤモヤを抱えたまま続けていくという着地でした。信用や信頼の話になっていくとしつつ、今日もダラダラとコミュニティ運営やコンテンツ制作を続けようと話して締めています。
まとめ
事業が成功しても、オーナーが動いても、結局はトークンを売る出口しか残らない。放置オーナーとアクティブオーナーが同じ結末に見えてしまう現状への違和感を、当事者として率直に語った回でした。
- 一番成功しているのは、限定ポイントとバイバックで価格の波を作れるコミュニティだった。
- 保有特典を達成するとトークンを買う理由がなくなり、出口が「売る」しか残らない。
- 動くオーナーは応援されず、放置オーナーの復帰を望む声の裏には売り抜けの狙いがあると分析された。
- 自主性が成り立つのはトップインフルエンサーのコミュニティだけではないか、という見立てが示された。
- フィナンシェの役割はほぼ終わったと感じつつ、小さなコミュニティ作りに可能性を見ている。
