働く価値って、どこにあるんだろう
「お金を稼ぐため以外のところに価値を感じているように思う」というお便りをいただきました。
なかなか深い質問ですよね。橋本さんも「抽象度の高い質問ですね」と苦笑していました。
私自身、もちろんライスワークとして生活があるからというのはあります。でも、それだけじゃないなと。
改めて考えてみて出てきた答えが、もの作ってるのが楽しい、という一点でした。
デリートキーで消える仕事と、手に残るもの
私は昔、役者を辞めたときに、伝統工芸の世界に弟子入りしようかと本気で考えたことがあるんです。
というのも、私たちの仕事って、デリートキーを押したら消えちゃう仕事なんですよね。
だから、リアルに手に残るものを作れるかどうかっていうのは、ないものねだりの憧れがずっとあって。
この仕事を本職にしたのは29歳のときでした。そこから今まで続けてきて、いまだに現場にいます。
現場からは「いい加減もうちょっと違う仕事しろ」と言われてるんですけどね。それでも現場を離れないのは、そこに自分の実感があるからなんだと思います。
正直、社長業をやってるときって、あんまり実感がないんです。私にとってはね。
求められているから、やる
橋本さんの答えが印象的でした。
橋本さんはその気になれば実働しなくても選べる立場だと思うんです。でも今も社長をやっている。それはなぜかと聞いたら、「やってて欲しいと思われてるからですね、多分」と。
Meggyさんも「自分がやった仕事に対してフィードバックをもらいつつ、また次にいいものを出していく、その行いが好き」と話していて、喜びのポイントは人との繋がりなんだそうです。
橋本さんはさらに、「人はやりたいからやっているに見えるかもしれないけど、僕はなんか求められてるからやっているつもりだ」と言っていました。
私も、うちの会社が小さいながら人数が増えてきて、みんなのためにやっていることだし、今のところ肩書き的に私しかできないからやっている、というところがあります。
みんなが喜んでくれると、やっぱり嬉しいんですよね。
この軸じゃないと、多分続かなかったんじゃないかなという気がします。
結局は「人に会う」に行き着く
最後のお便りで、橋本さんが「会社を起業してよかったことは」と聞かれて、「いろんな人と会うことができたこと」と答えていました。
金銭欲や名声欲もゼロではないけれど、結局帰結するのが人間関係なんだ、と。
「お金があったら誰かと会える。名声があったら会ったことのない人に会える。最後決断するのは、誰かと会ってどこかに行くとか、食事するとか」だと話していて、なるほどなと思いました。
実は私、橋本さんがXでキャンプをやっていたので「行きましょうよ」と声をかけて、本当に福岡までキャンプだけしに行ってきたんです。
友達に「行って何してきたの」と聞かれて「キャンプ」と答えたら、「他には?」と。いや、キャンプだけだよ、と。
でも、人に会うっていうこと自体が、私はすごく重要だなと思っているんです。
名前の呼ばれ方に照れていた話
少し余談ですが、Meggyさんの「メギー」という名前の由来も面白かったです。
ヌーラボで海外メンバーが呼びやすいように英語名をつける流れがあって、共同創業者の田端さんが「じゃあメギーじゃない?」とつけてくれたそうなんです。
私、初期の頃は「メギーさん」と呼ぶのが恥ずかしくて、毎回ちょっと照れながら言ってた記憶があるんですよね。
名前の呼ばれ方って、不思議とその人との距離を作るものだなと感じます。
私自身、先輩の一人経営者の方に「なぁちゃん」と呼んでいただくのがすごく好きで。初めて聞いたときは、なんだろう、嬉しいなと思いました。
番組で「ナムさん」と呼んでいただくのも、個人的にはちょっと嬉しいんです。
まとめ
働く価値って何だろうと問われて、私が今の時点でたどり着いたのは、もの作りが楽しくて、それを誰かが求めてくれて、その先で人と会える、というシンプルなことでした。答えというより現在地に近いかもしれません。皆さんはどこに価値を感じていますか。
- 私が働き続ける軸は「もの作ってるのが楽しい」という実感で、だから今も現場にいる
- 橋本さんもMeggyさんも「求められているからやる」「人との繋がりが喜び」と話していた
- お金も名声も、結局は「人に会う」ことに帰結すると橋本さんは言っていた
- 名前の呼ばれ方ひとつでも、人との距離や温度は変わると感じている





