近寄りがたいオーラは、思い切って本人に聞いてみる
まず「上司に話しかけるコツ」と言われると、それってコツなのかな、と思わなくもないんですが、せっかく悩んでいる方がいるので、ちゃんと考えてみます。
私自身、近寄りがたい雰囲気の上司の気持ちも正直わからない部分があるんですよね。というのも、私はこのポッドキャストで喋っているテンションと、仕事中のテンションをそんなに変えていないつもりなんです。
もちろんトラブルが起きている時や、ミスを指摘しなきゃいけない時は真面目なトーンになりますけどね。
ただ、お芝居をやっていた頃や文章術でも同じことを言っているんですが、コミュニケーションは、相手がどう受け取ったかが全てなんです。
自分にそんなつもりがなくても、相手が近寄りがたいと感じるなら、何かしらそういう雰囲気を出しているということなんですよね。
でも逆に、上司の方はわざと近寄りがたい雰囲気を出しているのかもしれません。今は仕事に集中しているから近寄るな、という時もあると思うんです。
だから、その雰囲気については思い切って本人に聞いてみたらいいと思うんですよ。
年に1回や2回、ランチや飲みに行く機会はないでしょうか。お酒が入るかどうかは別として、そういうオフの場で「ちょっと近寄りがたいオーラ出てますよね(笑)」みたいに言ってみる。
「そんなことないよ」と返ってきたら「いや、ありますよ」と突っ込んで、話しかけづらいんですということを遠回しに伝える。そこがクリアできると、ぐっと話しやすくなるんじゃないかなと思います。
私はタバコ部屋で、世間話の延長に聞いていた
そもそも私が上司や先輩に仕事のコツを聞いていたのって、いつだったかなと振り返ると、29か30歳まで勤めていた会社のタバコ部屋でしたね。
私はタバコを吸わないんですけど、匂いが嫌いじゃなくて。缶コーヒーを持ってタバコ部屋に行って、そこでよく話していたんです。
「最近どんな仕事してるんですか」とか「お客さんのところに営業行くって言ってましたけど、どうなりました」とか、そういう話ですね。
仕事中に脈絡もなく「仕事力ってどうやったら上がりますか」なんて聞いたら、「お前なんやそれは」って話になりそうじゃないですか。
だからやっぱり、世間話の延長線から聞いていたという感じなんです。
営業の話から「あの会社の文化ってどうなんですか」「そういう時飲みに行くんですか」「経費で落ちるんですか」なんて、当時いろいろ聞いていた気がします。
かしこまって「教えてください」というより、話の流れの中で自然に聞いていたんですよね。
解決策ではなく、そこに至る過程を聞く
もし今、こういうことを聞かれる立場になって思うのは、一つ知っておいてほしいことがあるんです。
上司の方だって、生まれた瞬間から何でもできたわけがないんですよ。
遠目に見て「あの人何でもできるな」「困った時もさらっと解決してるな」と見えても、その人も何かしら苦労や工夫、本を読んだりして、それをクリアしてきたんです。
だから聞き方としては「どうやったら解決できますか」ではなくて、「◯◯さんはこういう問題があった時、どういうふうに解決していきますか」がいいと思うんです。
そして「俺だったらこう考えるよ」と返ってきたら、「なんでそういうふうに考えるようになったんですか」と、解決策ではなく、解決策に至る過程を聞く。ここが大事だと思っています。
過程がわからないまま結果だけ聞くと、応用が利かないんですよね。
たとえば「菓子折り持っていけ」と言われて「そうか、菓子折りか」で終わると、次に使えない。「なんで菓子折りなんですか」「いくらぐらいが適切なんですか」まで踏み込むと、判断の理由が見えてくる。
ちなみに私の会社では、謝罪だけじゃなく季節の挨拶にも使えるお土産のお店リストを作っていて、社内でも見られるようにしているんですよ。とらやの羊羹みたいに、ちょっと買いづらいけど喜ばれるものとかですね。
話が少しそれましたが、そういう過程や理由を聞いていくのがいいんじゃないかなと思います。
まとめ
近寄りがたい上司にどう聞くか、という相談でしたが、いまの私の考えはこんなところです。まずは雰囲気そのものを本人に聞いてみて、あとは世間話の延長で、結果ではなく過程を尋ねてみる。堅苦しく構えなくても大丈夫だと思いますよ。
- 相手がどう受け取ったかが全てなので、近寄りがたさは思い切って本人に聞いてみる
- 仕事のコツは、かしこまらず世間話の延長線から聞くのがいい
- 上司も最初からできたわけではなく、苦労や工夫でクリアしてきている
- 解決策そのものより、そこに至った過程や理由を聞くと応用が利く







