角掛さんが僕を「失言しない人」と言った話
番組の中で、角掛さんが僕をどんな人だと思うか話してくれたことがあったんですけど、これがちょっと意外だったんです。
彼が言うには、僕は「本当に人が言われたくないことを絶対に言わない」人らしいんですね。
正直、そんなの誰でもやってるんじゃないの、と思ったんですけど、角掛さんは「俺はね、特に失言が多くて、名村さんのトークを聞きながら勉強してる」と言うんです。
目の前で本気で言ってくるので、たぶん本気なんだろうなと。照れくさいけど、こういうふうに見てくれてるんだなというのは、ちょっと嬉しかったですね。
僕がやらない、というか選べないことを軽々やってしまう人
じゃあ逆に僕から見て角掛さんはどんな人かというと、僕がやらないこと、選べないことを全部やってる人という感じなんです。
彼は多趣味で、ダウンヒルをやったり、今はカヤックやキャンプに打ち込んでいたり。しかもそれを30代後半から始めていたりするんですよね。
カヤックのヘルメットはもう2つ目だそうで、割れちゃったと。そういうリスクのあることに、思いもせずぴょんと飛び込んでいくイメージがあるんです。
僕は逆で、1つのことをやったら「ここまでやった」という感覚が欲しくなるタイプなんです。だから新しいことをぴょんぴょん増やすのに、すごく抵抗があるんですね。
しかも角掛さんがすごいのは、あれだけやっているのに中途半端じゃないところ。どれもそれなりの腕前になるくらいやってるんです。いつ寝てるんだろうと思いますよ。
「面白いことを我慢できない」という才能
なんでそんなに次々やれるのか。突き詰めると、物事を楽しいと思う才能がすごいんじゃないかと思うんです。
「次それやるの、大変じゃない?」と聞くと、大体「いや、でも楽しいじゃん」と返ってくる。彼自身も「面白いこと我慢できないんだよね」と言っていました。
世の中には、みんなが面白いと言っているのをそのままなぞって、自分も面白いと思い込んでいる人っているじゃないですか。情報を食べて楽しんでいるというか。
でも角掛さんは、ちゃんと自分で楽しむ。楽しいところを見つけるのが本当にうまいんですよね。
この年齢になると、周りで落ち着いてくる同世代も増えてきます。「キャンプ行かない?」と誘っても「もうちょっとそういうのはさ」となる。
でも角掛さんは「よく遊ぶ連中に落ち着くやつが一人もいない」と言うんです。変なことをしていても自己肯定感が下がらない、そういう環境に恵まれているんだなと思いました。
大人になってから友達を増やせる人は何が違うのか
この年になると、仕事以外の友達ってだんだん減っていくものだと思うんです。
特に会社組織じゃないところの友達が、入れ替わったり増えたりする人ってそんなにいないんじゃないかと。
じゃあどうやってそういう人と友達になるのか。角掛さんに聞いたら、答えはシンプルで「行けばなれるよ。増えないのは行かないからなれない」だったんです。
カヤックだって、まずスクールに行って習って、船を買って、ショップに「誰と一緒にやったらいいですか」と相談して、コミュニティに入っていったと。わりと正統派のルートなんですよね。
この年になると、そういうコミュニティに入りづらいと感じる人が多い気もするんですけど、角掛さんは「そこは質問力でしょ」と。「先輩教えてって言って悪意ある人はそういない」と言うんです。
これって、仕事でお客さんに対して変にプライドを持たず、わからないことはわからないと言った方がいい、という話と同じなんですよね。できないんだからしょうがない、その割り切りが軽やかなんです。
20年続いているのは、距離感が絶妙だから
最後に、なんで僕らが20年以上友達でいられるのか、という話にもなりました。
たぶん、距離感が絶妙だからじゃないかなと思うんです。
毎週飲みに行くわけでもないし、彼が趣味に僕を毎回誘うわけでもない。飲みに行っても2軒目やカラオケまで行かず、下手したら「じゃあじゃあ」と言って終わるんです。
実際、この間ちょっと飲んだ前に会ったのは数か月前のキャンプで、それまで5か月くらい会ってなかったりする。それでも別に疎遠になった感じもないんですよね。
角掛さんも「用がある時に会うでしょうぐらいでいられるから気が楽」と言っていました。距離が近すぎると、たぶんどこかでしんどくなってくると思うんです。
無理をしていない。昼に酒抜きでも喋るし、飲むなら飲むでいいし。それくらいの温度がずっと続いているから、僕はいられるんじゃないかなと。
まとめ
角掛さんと話すたびに、思考回路が全然違うなと実感します。でも、その違いを見ているとこっちも考えさせられることが多いんですよね。いまの僕は、新しいことに飛び込む軽やかさも、絶妙な距離感も、ちょっと羨ましく思っています。
- 角掛さんは物事を楽しいと思う才能があり、面白いことを我慢できないから次々に新しいことへ飛び込める
- 大人になってから友達を増やすコツは、行くこと、そして「教えてください」と言える質問力
- 20年続く関係は、無理をせず近づきすぎない絶妙な距離感で成り立っている






