平日毎日更新、新番組の本格スタート
この回は「いつも隣におしごとラジオ」、通称「隣ラジオ」の本格的な放送開始回です。番組は前日からスタートしたばかりで、平日毎日更新を目指すと話されています。
まだポッドキャスト慣れてない部分もあるんで、割とドキドキなんですけれども、平日毎日更新できるように頑張っていきたいと思います。
番組冒頭では、リスナーの反応を紹介する「コミュニティタイム」も設けられています。ただポッドキャストは始まったばかりのため、この日は以前使っていたVoicyに寄せられたコメントが紹介されました。
コメントを寄せた「かますけ」さんは、Voicyのラジオ感覚のコメント投稿が好きだったと振り返り、新しい場所での出会いへの期待も語っています。
隣ラジオでの感想の届け方は、Xでのポスト、連動するnoteの記事へのコメント、Discordサーバーへの参加のいずれかになると案内されています。
独学がもてはやされる時代
本題は新シリーズ『脱・独学論』です。まずは導入として、「独学」という言葉が世の中でどう扱われているかが整理されました。
書店を見渡すと独学に関する書籍が数多く並び、独学がもてはやされているように感じる、とタカハシさんは指摘します。
独学に関する書籍は2005年頃から登場し始めました。最初の書籍はおそらく『独学の技法』で、それを発端にブームが加速してきたと話されています。
特に2020年にダイヤモンド社から出版された『独学大全』は、788ページという分厚さにもかかわらずAmazonベストセラー1位を獲得し、30万部を超えるヒットになったと紹介されました。
こうした書籍には「独学で現代を生き抜く武器を手に入れる」「独学で仕事力をアップ」「競争社会で勝ち抜く独学の技法」といった題目が並びます。
つまりビジネスパーソンは独学で能力を身につけ、それが働くことや人生を豊かにする――そう主張されているわけです。しかし、それは本当なのか。これがシリーズで問いたい問いになります。
リストラとブラック企業、そして独学へ
問いの背景には、タカハシさん自身の経験があります。サラリーマン時代、アラフォーだった頃にリストラを経験し、ブラック企業に転落した時期があったと語られています。
その経験から気づいたのは、ぼんやりと言われるがままに働いていてはダメだということでした。
自立的に学んで、どこに行っても通用するような力、スキルを身につけておかないと大変なことになる。そういったことに気づかされたわけですね。
そこで始めたのがプログラミングの独学でした。しかし、それは茨の道だったと振り返ります。
独学は「負け戦」かもしれない
独学がしんどかった理由が具体的に語られます。毎日8時間仕事をすれば、勉強に使える時間はごくわずかしか残りません。
書いたコードはエラーばかり出て、エラーメッセージの意味もわからず、解決方法を教えてくれる人もいませんでした。Google検索をしても、謎の言葉が並ぶ記事ばかりがヒットしたといいます。
周りの同僚にITに詳しい人はおらず、むしろ自分のやっていることに興味を持ってもらえない。そんな孤独を強く感じたと話されています。
非常に孤独を感じてました。このような体験から、はっきり言って独学しんどいなって思いました。
しんどければやりたくなくなり、モチベーションも続かず、途中で挫折してしまう。書籍が言っていることと現実は全然違う、というのが実感でした。
ただ、タカハシさんは人生のどん底にいたため、しんどい独学もなんとか必死に乗り越えられたといいます。それは「結構ラッキーだった」と本人は捉えています。
一方で、ほとんどの人はそうはいかないのではないか。それだけ独学はしんどかった、と語られます。
一人で頑張るという学び方は、学校でもそうしろと言われ、書籍でももてはやされています。しかしよく考えると、それは勝つための方法ではないのではないか、とタカハシさんは問いかけます。
仕事で時間がない
毎日8時間働けば勉強時間はごくわずか
孤独とエラー地獄
相談相手がおらず、検索しても答えにたどり着けない
しんどさの蓄積
やりたくなくなり、モチベーションが続かない
挫折
結果として途中でやめてしまい、成功しない
問い直しの先にある「別の学び方」
シリーズでは、独学が本当に正しいのかという問いを投げかけたうえで、別の学び方のほうが良いのではないかという提案をしていく予定だと話されています。
次回はこの導入の続きとして、学ぶことに関して日本のビジネスパーソンがどうなのか、そしてどういう方法があるのかの頭出しをする予定です。
番組の後半では、タカハシさんが運営する学習コミュニティ「ノンプロ研」も紹介されました。ITやプログラミングを本職としないノンプログラマー同士が、教え合い励まし合いながらスキルアップできる場だと説明されています。
エンディングでは、日本最大級の技術同人誌マーケット「技術書典19」も告知されました。ノンプロ研のメンバーが書いた新作4冊を含む書籍が販売され、期間中は紙の書籍でも購入できると案内されています。
まとめ
新シリーズ『脱・独学論』の初回は、もてはやされる独学への疑問を、タカハシさん自身のしんどい独学経験をもとに投げかける導入回でした。次回以降、独学に代わる学び方が探られていきます。
- 独学に関する書籍は2005年頃から増え、『独学大全』などのヒットで独学がもてはやされている
- タカハシさんはリストラやブラック企業を経て、自立的に学ぶ必要性を痛感しプログラミングを独学した
- 時間のなさ、エラー地獄、孤独が重なり、独学は「しんどい」ものだったと振り返る
- 乗り越えられたのは「ラッキー」で、独学は勝つ方法ではなく「負け戦」かもしれないと問いかける
- 次回は日本のビジネスパーソンの学びの実態と、独学に代わる別の学び方の頭出しが予定されている




