学校薬剤師はそもそも何をする仕事か
今年度から学校薬剤師の業務を改めて担うことになったたいぞーさん。まず、その役割を説明しています。
学校薬剤師は、保育園や幼稚園、小学校、中学校、高校など、子どもたちが日々過ごす学びの環境を衛生面から管理する役割を担います。
具体的には、水道水や教室の空気、プール、給食の食器の衛生環境などを検査し、適切に保たれているかを確認します。
うまくいっていない箇所や危ういところがあれば、助言をしながら子どもたちの学び舎を守っていく。それが学校薬剤師の仕事だと話されています。
見学と実践は違う。初めての執務で感じた責任
たいぞーさんは今年度、保育園を2つと中学校を1つ受け持つことになりました。
5月のこの時期は、水道の飲料水検査と給食の食器検査を行う時期にあたります。初めて子どもたちのもとに出向いて検査を行ったといいます。
検査自体は複雑なものではなく、難しい手技も必要ありません。ただ、この衛生検査を通じて環境を守っていく責任が薬剤師に伴うことを実感したと振り返っています。
大学でも学校薬剤師の役割は学び、実務実習で見学もしていました。しかし、見学と実際に携わることはまるで違ったといいます。
学校で話を聞くだけではやはりわからない責任感というか、役割の重みみたいなものは、実際にやってみないとなかなかわからないなということを、やってみて感じました。
10年以上前の知識が、いざやると生きた
大学を卒業してから10年以上が経過しているたいぞーさん。検査のやり方は大学時代に学んで知ってはいたものの、いざ実践となると不安もあったようです。
ところが、やろうと思ったら案外やれた、というのが実感でした。
さらに、なぜその結果になるのかまできちんと理解できているため、出た結果を評価して読み解き、改善点を指導することも初めてながらできたといいます。
この経験から、薬学部の6年間の専門教育が、忘れているようで身に染みて定着していることを改めて感じたと話されています。
薬剤師の中に眠る専門知識と、それを開花させる鍵
今回の学びは学校薬剤師の知識にとどまりません。大学で学んだ専門知識は、薬剤師の中に深く刻まれて残っているのだと、たいぞーさんは強調します。
現場で使うとなれば、薬剤師はいつでも生かせる知識を持っている。「薬学で患者を語る」ことは、薬剤師であれば誰でもできると語っています。
その鍵になるのが行動です。知識の使い方に気づき、実際に業務の中で使ってみることで、眠っていた専門的な能力が表に出て開花していく。
初年度の1年間、学校薬剤師として子どもたちの衛生環境を守るためにできることを全力でやっていきたいと、今後への思いを述べています。
まとめ
初めての学校薬剤師業務を通して、たいぞーさんは大学で学んだ専門知識が現場で確かに生きる実感を得ました。見学だけではわからない責任の重みと、行動することで能力が開花する手ごたえを共有した回です。
- 学校薬剤師は、水道水や給食の食器などの衛生環境を検査・管理し、子どもたちの学び舎を守る役割を担う
- 見学と実際に携わることは違い、検査を通じて環境を守る責任の重みを実感した
- 卒業から10年以上経っても、大学で学んだ専門知識は身に染みて定着していた
- 眠っている専門的な能力を開花させる鍵は、実際にやってみるという行動にある



