バイタルサイン講習会で何が学べるのか
この回でたいぞーさんが取り上げたのは、10月25日に兵庫県姫路市で開催するバイタルサイン講習会での学びです。
講習会では、血圧測定や聴診器の扱い方といった手技を学べます。
ただ、それだけではありません。そもそも薬剤師が何のためにバイタルサインをとる必要があるのか、という点にも踏み込みます。
さらに、得た情報を薬剤師ならではの視点で読み解き、活用するための考え方まで扱う内容だと説明されています。
5時間という長丁場のセミナーですが、その分学びの深いものになるとたいぞーさんは話しています。
薬学的な視点の原点になった学び
たいぞーさん自身は、大学5年生のときにこのセミナーを受講しました。
そこで学んだのは、薬剤師として患者さんに関わるときの薬学的な視点でした。
どういう視点で患者さんに関わればいいのかを学べたことが、とても大きかったと振り返っています。
今、こうやって薬学で患者を語るということを現場の中で日々実践しているわけなんですが、その原点になるようなものが、このバイタルサイン講習会の中では学べたなということを思っています。
現在たいぞーさんが続けている「薬学で患者を語る」という実践は、この講習会が出発点になっていると位置づけられています。
「小川を越える」とはどういうことか
薬学的な視点と並んで、たいぞーさんがもう一つ大きな学びだったと語るのが「小川を越える」という体験です。
最近は大学の教育課程でも、薬剤師がバイタルサインを測定して患者さんに関わることを学ぶようになっています。
そのため、若手の薬剤師の多くは「薬剤師もバイタルを測る」という知識を持っているといいます。
ただ、知っていることと、実際に現場で患者さんに実践することの間には大きな壁があるとたいぞーさんは指摘します。
血圧を測定するという行為そのものにも、一つの壁があるのではないかと話しています。
バイタルなんてとってもいいんやろうかとか、私にできるんやろうかっていう、その不安から生じる大きな壁を乗り越えるきっかけを、この講習会の中では学んでいただくことができるのかなと思います。
壁を越えた先に見える景色
たいぞーさんが強調するのは、その壁は一度越えてしまうと、見え方が変わるという点です。
越えてみると、「あれ、そんなに高い壁やったんかな」と感じるようになるといいます。
この経験があったからこそ、たいぞーさんはいろいろなことに挑戦し、心理的なハードルを下げてこられたと語ります。
その一例が、学会発表です。たいぞーさんは薬剤師になってから、毎年必ず1回は学会発表を実施するようにしています。
学会発表も、経験がない人にとっては「大変そう」「自分にできるだろうか」と感じる最初の壁だといいます。
しかし毎年続けることで、それが特別なことではなく、当たり前のように行えるようになったと話されています。
今年は在宅薬学会に加え、薬学教育学会や日本薬剤師会の学術大会でも発表を計画しているそうです。
たいぞーさんは、小川を越えるという体験こそが、経験を広げていくための学びだったと振り返り、これがバイタルサイン講習会の大きな価値だったとまとめています。
知っている
バイタルや学会発表について知識としては理解している
壁を感じる
実践や挑戦の前に「自分にできるか」という不安が生じる
越えてみる
講習会などをきっかけに一度その壁を越える
景色が変わる
思ったより高くない壁だと気づき、次の挑戦のハードルが下がる
まとめ
バイタルサイン講習会は手技を学ぶ場であると同時に、たいぞーさんにとっては「小川を越える」体験の原点でもありました。壁は越えてみると意外に高くなく、その先には新しい景色が広がっていると語られています。
- バイタルサイン講習会では手技だけでなく、情報の読み解き方や薬学的な視点も学べる
- この講習会は、たいぞーさんの「薬学で患者を語る」実践の原点になった
- 知っていることと実践することの間には、不安から生じる大きな壁がある
- 壁を一度越えると心理的ハードルが下がり、学会発表などの挑戦を続けられる
- 小川を越えた先には、経験を広げる新しい世界が広がっている



