新潟の前夜祭に100名超の薬剤師が集まった夜
薬剤師のたいぞーさんは、日本薬剤師会学術大会 ── 日本薬剤師会が毎年開催する全国規模の学術大会。全国の薬剤師が集まり、研究発表や講演、交流が行われますに参加するため、前日の夜から新潟に来ています。学会では学びを得るとともに、自身の学会発表にも臨む予定です。
学会の前日の夜には、前夜祭として「アンサングな夜会」という会が開かれ、たいぞーさんも誘われて参加しました。この会には、学術大会のために新潟に集まった薬剤師が100名以上参加していたといいます。
僕自身も結構いろんな薬剤師の方と交流を今までも持たせてもらっていたんですけども、まだまだ薬剤師の世界は広いなということを思うとともにですね、
たいぞーさんは、全国各地でそれぞれの地域の薬剤師が日々活躍していることを、こうした場に行くことで改めて実感したと話しています。
なぜ薬剤師がコーヒーを焙煎するのか
たいぞーさん自身が大切にしているのは、「薬学で患者を語る」という姿勢です。薬学の専門知識を生かして患者の状態を読み解き、薬物治療がどうなっているか、どうすればより良い治療になるかを考えながら多職種と連携する仕事に、やりがいと面白さを感じているといいます。
一方で、前夜祭で出会った薬剤師の中には、薬局で地域の患者に関わるだけでなく、コミュニティスペースを運営し、地域の人が交流する場を薬局につくっている人もいました。その人は、コーヒーの焙煎と販売にも取り組んでいたそうです。
お話を聞いていると、なんで薬剤師がコーヒー?というふうにも少し思ったりもしたんですけども、
ところが話を聞いてみると、コーヒーを焙煎して淹れるまでの工程は、薬剤師の仕事と案外つながっているという説明だったといいます。たいぞーさんが紹介した対応関係は次のとおりです。
| コーヒーの工程 | 薬剤師の仕事 |
|---|---|
| 豆をブレンドする | 薬をそれぞれ揃えて組み合わせる |
| 豆を粉状にする | 必要な人のために錠剤を粉砕して飲めるようにする |
| 淹れる温度を考える | サイエンスの視点で扱う |
この話から、たいぞーさんは、薬剤師がある種「科学を学んでいる人」だと捉え直しました。たいぞーさん自身は薬物治療に強い関心がありますが、科学的な視点は薬の領域だけに限らないと気づいたといいます。
研修やメディアから広がる、薬剤師の関わり方
前夜祭には、研修の仕事をしている薬剤師もいました。研修事業を通して、現場で活躍できる薬剤師が育っていくという関わり方もあると、たいぞーさんは受け止めています。
雑誌などメディアの関係者も参加していました。メディアの立場からは、地域で活躍する薬剤師や薬局の姿を発信することに意味があるという話を聞いたそうです。
発信する
地域で活躍する薬剤師や薬局の姿を伝える
知ってもらう
国民にも活動を知ってもらう
広がる
薬剤師の業界の中でも同様の活動が広がる
良くなる
薬剤師の業界がより良くなっていく
こうした出会いから、たいぞーさんは、薬局や薬剤師を良くしていく方法には本当にいろいろな視点があると感じたといいます。それでも、自身が気に入っている「薬学で患者を語る」という道は変えず、これからも進んでいきたいと話しています。
たいぞーさんはこれまで、在宅薬学会には毎年参加し、近畿地区の学術大会にも参加してきました。しかし全国規模の日本薬剤師会学術大会への参加は、今回の新潟大会が2回目だそうです。
いつも距離も遠いので、ちょっと少し億劫だなと思って参加を断念していることが多かったんですが、
全国から薬剤師が集まる場に来たことで、全国には面白い人がいると知る良い機会になったといいます。学術大会ではポスター発表もしながら、2日間で地域の活動や取り組みを学び、自分たちの業務に活かしたいと話しています。
プロの薬剤師として生きる道を探る、姫路での講演会
放送の最後に、たいぞーさんは兵庫県姫路市で主催する講演会を告知しました。日程は「来年の開催月日の日曜日」とされ、薬剤師革命家のりょうたさんと一緒に行う講演会です。
講演会では、たいぞーさんがこれまでの活動や「薬学で患者を語る」実践でできたこと、薬剤師の可能性について話す予定です。あわせて、専門性を極めて患者に関わる働き方が、賃金や報酬にも結びつくキャリアとして成立するにはどうすればいいかも扱うといいます。
薬剤師のキャリアというと、どうしてもマネジメント職にキャリアアップしていく道筋が一般的になりがちではあるんですけども、
たいぞーさんは、マネジメント職ではなく、プロの薬剤師として生きていく道をつくれないかと考えています。詳細は調整中で、決まり次第改めて案内するとしています。
まとめ
日本薬剤師会学術大会の前夜祭で、たいぞーさんは多様な形で地域に関わる薬剤師と出会い、薬剤師の仕事の広さと面白さを改めて感じました。そのうえで、自身は「薬学で患者を語る」道を進み続けると話しています。
- 前夜祭「アンサングな夜会」には、新潟に集まった薬剤師が100名以上参加していた
- コーヒーのブレンドや粉砕、温度管理は、薬剤師の仕事とも科学的な視点でつながっている
- 研修事業やメディアの発信も、薬剤師の業界を良くする関わり方の1つとして語られた
- 姫路での講演会では、マネジメント職以外でプロの薬剤師として生きるキャリアがテーマになる



