今日は母校のイベント「仕事の魅力発見セミナー」へ
たいぞーさんは薬局で在宅医療や外来患者の対応をしながら、社内の新人育成や研修の企画、講師も務める薬剤師です。
最近は「薬学で患者を語る」という実践を深めたい薬剤師や、その活動を応援したい仲間が集まるオンラインサロンの運営にも取り組んでいます。現場での実践や思考のプロセスをリアルタイムに共有しながら、一緒に学び合う場をつくっているそうです。
この日たいぞーさんは、母校である神戸薬科大学で開かれるイベント神戸薬科大学 ── 兵庫県神戸市にある薬学系の私立大学。たいぞーさんの母校として語られている。に参加すると話します。イベントの名前は「仕事の魅力発見セミナー」です。
学生向けの就職活動イベントではありますが、企業説明会をただ聞くだけの場ではないといいます。それぞれの企業が持つ特色をフラットな視点で学生に伝えつつ、現場で働く社員と交流を深める内容だそうです。
パネルディスカッションや、じゃなく座談会ですね。みたいな感じで、話をするというようなイベントになります。
今回はありがたいことに声を掛けてもらい、たいぞーさんが勤める会社の薬局が1ブースを持って話をする機会をもらったと語ります。母校でもあるため、社内で学生に薬剤師の仕事の魅力を伝える役割を任され、この日その場へ向かうそうです。
昔から面白いと思っていたわけではなかった
たいぞーさんは「薬学で患者を語る」ことを、薬剤師の仕事として本当に面白いと思って日々実践しています。ただ、昔からそう思っていたわけではないと振り返ります。
そう思えるようになったのは、学生時代に薬剤師の持つ力の魅力やすごさを伝えてくれる人に巡り合えたことが大きかったといいます。
最初のきっかけは、日本在宅薬学会日本在宅薬学会 ── 薬剤師の在宅医療などにおける実践力向上を目的とした学会。たいぞーさんも活動に参加していると語られている。の理事長を務める間先生の著書でした。それを読んで、薬剤師の仕事が実はこんなにすごいことができる仕事なのだと感じたそうです。
薬剤師の仕事って実はこんなすごいことができる仕事なんやなっていうのを思ったのがすごい大きなきっかけやったなということは思います。
研究室の指導教員から教わった「薬学で考える」視点
著書で薬剤師の仕事のすごさを知ったことと同時に、たいぞーさんはもう一つの出会いを大きかったと語ります。大学時代の研究室の指導教員の存在です。
その指導教員は、現場で働いていた薬剤師としての視点や考え方も教えてくれたといいます。薬学を使って考えるとどんなことが見えてくるか、患者を見立てるときに薬学がどう役立つかを伝えてくれたそうです。
たいぞーさんは、そこからどっぷりと薬学や薬剤師という仕事の面白さに飲み込まれていったと話します。この出会いがなかったら、今のように仕事の魅力を語れてはいなかったと振り返ります。
十数年前に受け取った恩を、今度は学生に返す
こうした経緯を思うと、学生に薬剤師の仕事の魅力を伝える今日のような機会は、とても貴重な時間だとたいぞーさんは感じています。
ブースに来て話を聞いてくれた学生が、それまで気づいていなかった自分の学びの魅力に気づき、薬剤師としての人生を大きく花開かせる。そのきっかけを自分がつくれるかもしれないと考えているそうです。
だからこそ、この日の時間を大切にしたいと語ります。かつて自分が受け取った出会いへの恩返しの意味も込めて、学生にしっかり関わっていきたいと話しました。
十数年前にそういった機会を頂いた、そういった出会いに対する恩返しを一つする意味でも、今日の時間はとても大切にというか、貴重な時間として学生にしっかりと関わっていきたいなと想っています。
たいぞーさんは、この日の配信を通じて、学生は出会いによって人生の魅力を描き直せるのだと伝えます。薬剤師として実務実習にも関わる立場だからこそ、学生が仕事の魅力に気づくきっかけを生み出せる存在になりたいと語りました。
まとめ
薬剤師のたいぞーさんが、母校の就活イベントに向かう日に、自分を薬学の面白さに導いた出会いを振り返り、今度はその恩を学生に繋ぎたいという思いを語った回です。
- たいぞーさんは母校・神戸薬科大学の「仕事の魅力発見セミナー」に、勤務先の薬局のブースで参加した
- 「薬学で患者を語る」面白さは昔から感じていたわけではなく、学生時代の出会いが大きかったという
- 間先生の著書で薬剤師の仕事のすごさを知り、研究室の指導教員から「薬学で考える」視点を教わった
- 今度は自分が、学生が仕事の魅力に気づくきっかけをつくる存在になりたいと語っている
- 学生に関わる機会を、十数年前に受け取った出会いへの恩返しとして大切にしたいと話した



