「約束を守る」ことが揺らいだ経営会議のモヤモヤ
この回のテーマは「モヤモヤの先に自分の旗を探す週」です。マシオさんは番組で自分の揺れ動きを吐露することで発散させてもらっていると話し、この番組があるだけでもありがたいと語ります。
振り返りの起点は、2月24日からの一週間です。まず、毎月1回開かれる経営会議があった日の話から始まります。
経営会議では、グループ各社の社長やマネージャーが、1ヶ月の進捗や課題、数値面などを報告し合います。マシオさんもそこに参加していて、その中で疑問に思うことや納得できる部分など、いろいろ感じるものがあったといいます。
経営を進める上で、状況の変化に応じて手段や戦略が変わること自体は当然だと、マシオさんは理解しています。ただ、人の気持ちや「こう思っている」という部分は移ろいやすく、「また変わったのか」と翻弄されることがあったと振り返ります。
マシオさんが特にこだわっているのが、一度した約束を守ることです。守れなかったときには「ごめん、守れなかった」と言える自分でありたいと考え、約束したこと自体をしっかり覚えるようにしていると話します。
一度した約束ってのはやっぱり守りたい。守れなかった時にはごめん、守れなかったっていう、そんな自分でありたいって思ってる。
だからこそ、事業がうまくいっていないときも、うまくいっているときも、守ると決められる約束を必ずするようにしていると語ります。それでも状況が変わってしまうのは仕方ないことなのかと、自分の中で消化しようとした出来事だったといいます。
マシオさんは、約束を守るというのは最低限の信頼関係の根源だと捉えています。上の立場になったり、部下との信頼関係を築いたりする上で欠かせないものだと感じ、モヤモヤした一日を過ごしたと振り返ります。
妻の占いが示した「ずっとNo.2は性質上合わない」
モヤモヤしたマシオさんは、その日のことを妻にも話します。妻は最大の理解者だといい、マシオさんの性質について占いを交えて教えてくれたそうです。
そこで見えてきたのが、マシオさんはナンバーツーというポジションが、短期的にはいいものの長期的には合わない、という性質でした。ずっとナンバーツーをやり続けるのは、どうしても性質上合わないらしいと話します。
このナンバーツーポジションっていうのは、すごく短期的だといいんだけど、長期的だと合わない。
長期的にナンバーツーを続けると、むしろストレスが溜まって自分自身が壊れていく、そんな形らしいとマシオさんは語ります。どこまで本当かはわからないと前置きしつつも、腑に落ちる部分があったようです。
振り返ってみると、マシオさんは社長や経営者の横でナンバーツーのようなポジションを任されることが多かったといいます。長期的になると壊れていく様子を、妻もそばで見ていたため、お互い納得した感じだったと話します。
一方で、マシオさんはどちらかというと旗を立てる側の人間だという指摘もありました。任されたことがうまく回り出すと、トップが自分を脅威と感じるようになる傾向があるのではないか、というものです。
(任されたことが)割とうまく行きだすと、トップは私を脅威だと感じるようになるっていう傾向があるんだっていうことです。
マシオさんは、これがすべてに当てはまるわけではないと慎重に補足しています。あくまで占いが指摘した傾向として受け止めている、という距離感で語られました。
赤字事業を黒字化へ、そこで感じる「脅威」と揺れ
マシオさんが今任されているのは、立ち上げ以来ずっと赤字が続いていた、割ときつい状況の事業です。「頼むわ」と任され、だいぶ黒字に近づいてきたところだといいます。
立ち上げ以来、そのサービス自体が黒字になるのではないかというところまで、ようやく来ているそうです。ただ、そうやって成果が出てくると、トップからの脅威のようなものが生まれるのかもしれない、とマシオさんは感じています。
壁際に追いやられるほどではないものの、そうした空気を意識してしまう。疲れもあってか、思考がどんどんネガティブに傾いていったと振り返ります。
次の道探した方がいいのかなとか、なんかむしろ自分でやっていった方がいいのかなとか、そんなことをですね、考える日もありましたね。
そんな中、マシオさんは新規事業の立ち上げにも動いていて、代表と議論してすり合わせができたところだと話します。
その際に、組織やグループ経営の長期的な展望も聞いたそうです。ただ、それは5年以上先だという雰囲気を感じ取り、年齢もあって焦っているのかもしれないと自覚しつつ、今後のキャリアへの悩みがまた増えた感じだったといいます。
怒涛の打ち合わせと、立場を超えて聞いてしまう自分
モヤモヤが続く状況の中、マシオさんは打ち合わせが非常に多い日を迎えます。もともと打ち合わせが多い立場で、その日は怒涛の一日だったといいます。
モヤモヤした状態で臨む打ち合わせは相当しんどく、その日はすごく疲れたと振り返ります。メンバーのこと、社長のこと、いろんなことがありました。
ポジティブな打ち合わせも、ネガティブな打ち合わせも、モヤモヤした打ち合わせも、あらゆる種類の打ち合わせが一日で一気に来たといいます。
マシオさんは、気になったことは立場や役職に関係なくどんどん聞いてしまうタイプです。我慢した方がいいのかと思う場面もありながら、聞かずにはいられなかったと語ります。
気になったことってのは、立場とか役職関係なくバンバンバンバン聞いていっちゃう。
その聞き方が、ときにストレートすぎたり、相手を問い詰めるような質問になっているかもしれないと、マシオさんは自分を省みます。それでも聞かないと前に進まないし、ふわっと聞けばモヤっとした答えが返ってきてまた進まない、というジレンマがありました。
やるなら一生懸命やりたいという思いがあるからこそ、聞き方や向き合い方を少し考えながらの一日だったと振り返ります。
「自分で考えてやっていく」という着地点
一週間を通して、マシオさんはモヤモヤすることもあれば、その先に自分の旗を立てて進んだ方がいいのかと考えることもありました。月末はあっという間に過ぎていく忙しさの中での揺れです。
収録しているこの日は、一日ゆっくり考えた上で臨んでいるといいます。そこでたどり着いたのが、ナンバーツーとしての役割や在り方を誰かに教えてもらうのではなく、自分で考えてやっていくことも時には必要だ、という気づきでした。
マシオさんは、まさにそう思いながらこの回の収録をしていると語ります。答えが出たわけではないものの、揺れの中で自分なりの向き合い方を見つけようとしている様子が伝わります。
年度末を乗り越えるためのねぎらい
マシオさんの仕事は、地域を活性化するような事業も含まれ、行政と関わる仕事も多いといいます。そのため、年度末は特に忙しく、みんなが体調を壊しがちになる時期だと感じています。
最後にマシオさんは、聞いている人にも体調面に気をつけてほしいと呼びかけます。花粉症の時期でもある3月を乗り越え、来年度に向けてまた頑張っていきましょう、と締めくくりました。
まとめ
No.2という役割にモヤモヤしながらも、マシオさんは「自分は旗を立てる側かもしれない」という気づきにたどり着きます。答えは霧の中のままでも、在り方を自分で考えることの大切さを確かめた一週間でした。
- 一度した約束を守ることを、信頼関係の最低限の根源だと捉えている
- 妻の占いを通じて、長期的なNo.2は自分の性質に合わないかもしれないと気づいた
- 赤字事業を黒字化へ近づける一方で、トップからの脅威を意識してしまう揺れがあった
- 立場を超えて質問してしまう自分の聞き方に、ジレンマを感じている
- 役割や在り方を教わるのではなく、自分で考えてやっていくことの必要性にたどり着いた






