禁酒アプリ「禁酒 is Money」ついにリリース
アプリ制作の第一弾となる禁酒アプリ「禁酒 is Money」がリリースされました。
ただ、リリースまでには時間がかかったと話されています。特に手こずったのが審査だったそうです。
申請作業はClaudeにコンピューター操作をさせて進めたため、中原さん自身は仕組みをよく理解しないまま申請していたと言います。
Claudeに全部コンピューターユーズみたいなのでやらせたんですね。だから僕自身が仕組みを正直理解してなくて、まあ申請できたしえっかみたいな。でも弾かれてたりとか色々あって、なんだかんだで一、二週間かかったんかな。
申請が急増していて審査に手が回っていないのではないか、という印象も語られています。
その背景には、世界的にアプリ制作がトレンドになっていることがあるかもしれないと話されています。
なぜ禁酒アプリだったのか
そもそもなぜ禁酒アプリなのか。それは中原さん自身の経験が出発点になっています。
健康に向き合うきっかけの一つが、アルコール依存だったと話されています。
人によっては、僕のレベルはまだ軽度だったので依存だったの本当に、みたいに言われることもあるんですが、個人的にはもう酒なしではやってられんぐらいの人生やったんで、そこから抜け出したっていうのがあって。
禁酒はこのポッドキャストの発信の軸の一つでもあり、関心の高い人が多い印象だと言います。
これまでにも、アルコール依存の当事者との対談や、自分が効果を感じた方法をまとめた動画講座・note講座を作ってきたそうです。
ただし、その効果はあくまで中原さん個人の体験、いわゆるNイコール1の話であり、参考程度にという前提が添えられています。
そして昨年あたりからトレンドになっていたAIによるバイブコーディングに触れ、練習がてらアプリを作ってみようと考えたと話されています。
三つのメーターで禁酒を可視化する
では、どんなアプリなのか。よくある禁酒アプリに近い部分もありつつ、特徴は三つのメーターにあると説明されています。
一つ目は禁酒期間です。スタートすると、禁酒している時間が細かい秒単位で積み上がっていきます。
二つ目はお金です。禁酒前に月いくらお酒に使っていたかを入力すると、その分の節約額が刻々と積み上がっていく仕組みです。
三つ目は時間です。一週間あたりお酒に使っていた時間を入力すると、その分がまるまる浮いた時間として可視化されます。
お酒で使ってた時間っていうのも莫大なものがあるなっていう、ちょっと暇やな、物寂しいなぐらいの感じになるんですよ。これも多分、お酒にかなりどっぷりな方が禁酒した時にあるあるだと思うんで。
時間の価値は、経営者やビジネスをしている人ほど響きやすい観点かもしれないと話されています。
ゲーミフィケーションで報酬脳を刺激する
このアプリのもう一つの狙いが、ゲーミフィケーションによる報酬脳の刺激です。
アプリを開いても自動では回らず、わざわざ「ブースト」ボタンを押させる設計になっているのがポイントだと言います。
このゲーミフィケーションって言って、報酬脳を刺激しようと思って、ドーパミン出させようと思ったんですよ。こっちに依存させようっていうね。もともと依存体質な僕が考えたシステムなんですけど。
ボタンを押すとスロットのような演出で数字が積み上がり、節目には花火が上がって「おめでとう」と知らせてくれるそうです。
常に押させることで習慣的にチェックするようになり、また頑張ろうと思える。そこが大事だと考えていると話されています。
これは依存体質の自分だから効くのかもしれない、という留保も添えられています。
講座付きで550円、無料開放は三日間
このアプリにはもう一つ大きな要素があります。以前作った禁酒の講座を、アプリ内で見られるようにした点です。
講座は動画版とnote版があり、内容は同じで、スライド動画で見るかテキストで読むかを選べるそうです。
生ちょ一杯我慢するぐらいやってくださいっていう触れ込みでやってたんですけど、これも見れるようにしました。ここが一番僕がやってる意味かなと思ってます。
最初の三日間はスタート部分が無料で開放されています。ただし動画は見られません。
三日を過ぎると、お金と時間のメーターは閉じられます。禁酒期間の積み上げ表示はそのまま無料で使い続けられるそうです。
有料版は税込550円で、これは動画講座単体と同じ価格です。つまり講座を買うのと同じ値段でアプリも使える設計にしたと説明されています。
無料で完全開放したほうが多くの人に使ってもらえるとわかりつつ、有料でどれくらい反応があるのか興味がある、という実験的な位置づけだそうです。
背景には、iOSでリリースするための費用もあります。年間一万二、三千円ほどが先払いで必要になるほか、アプリごとの費用もかかると話されています。
本命は「AI×精密栄養」ヘルスケアアプリ
一つ目のアプリがリリースできた一方で、本格的に作っているのが精密栄養に基づくヘルスケアアプリです。
AIで簡単にアプリが作れるようになったと言われますが、実際に触るとそう単純ではないと話されています。
なんでここ何回言っても直してくれへんねんみたいな、むっちゃあるんですよ。ポン出しでもできるんですけど、見だしたらむちゃくちゃ気になるとこ多いんですね。
AIが一発で出したものは「ポン出し」らしさが出やすく、似たものが量産されて埋もれてしまう感覚があると指摘されています。
画像アイコンの例が挙げられ、AIがそのまま出した画風は見ればわかるほど癖があると話されています。
細部を作り込むには、AIと何度もやりとりを重ねる必要があり、そこが手間だと言います。
精密栄養学の中身については、いろいろなデータから健康の現在地を把握し、その人に合った方法を提案するものだと説明されています。
人は一人一人違うんだが、今の健康法ってのは一般論でしか語られてないよねっていう、それをもう体現したアプリにしようと思ってるので。
データ連携と、自分で育てたAI
開発中のアプリは、まずiOS限定で進めているそうです。AndroidはテスターがたくさんいるなどAppleに比べて申請が大変だからだと話されています。
iOS標準の「ヘルスケア」アプリと同期させる設計で、Apple Watchなどが自動で集めたデータを取り込めるようにしていると言います。
Oura RingやWhoop、Fitbitなどのデバイスも基本的にヘルスケアへ同期されるため、そこからデータを取れるそうです。
さらに、食事内容や排便、水分、カフェイン、お酒、タバコなど、デバイスでは取れないデータも手入力できるようにしていると説明されています。
データ取得
ヘルスケア連携や手入力でデータを集める
AI分析
精密栄養を学習したAIが裏で分析する
フィードバック
昨日の振り返りと今日の対策を毎日届ける
肝になるのは、裏で走るAIそのものです。通常のAIではなく、中原さんがこれまで学んできた知識やブログを読み込ませ、精密医学を学習させたAIに育てていると話されています。
独自の、言ったら最新の精密医学を学習したAIに育て上げてます。データが増えれば増えるほど、より精度が上がっていくっていう作りになってます。これってほんまに精密医学なんですよ。
このアプリは、これまでパーソナルヘルスケアカウンセリングだけで提供していた内容を、体験できる形にするものだと位置づけられています。
ただし、アプリの出力は数十分から一時間かけるカウンセリングには届かない。より詳しく知りたい場合はカウンセリングへ、という中間的な役割を担うそうです。
血糖値データとの格闘、そしてソロプレナーへ
いま特に苦労しているのが血糖値データの連携です。持続的にグルコースを測るフリースタイルリブレが、なぜかヘルスケアと同期されていないと言います。
当面はCSVでデータを書き出して取り込む方法を考えつつ、直接の同期も探っているそうです。海外や国内で同期できている例を見つけ、不可能ではないと感じたと話されています。
そこで、フリースタイルリブレを扱うアボットに自ら電話して、同期を交渉している最中だと語られています。
個人でこういう風に問い合わせてくることなんてないと思うんで、電話しても、いやこんな問い合わせ初めてですとか言われちゃって。ちょっと僕わかんないんでつなぎますね、みたいな。たらい回しに今されてて。
こうした動きは時代の変化を象徴していると話されています。かつては資金調達した大手やスタートアップがやっていたことを、低予算で個人が作れるようになったからです。
中原さんはこれをソロプレナーという言葉で表現しています。スキルを商品として売るフリーランスから、自分で商品を作り届ける働き方への移行を意識していると言います。
開発ではClaudeやCodexなどを連携させながら進めているものの、UIやUX、スワイプなどの操作面はまだ弱く、四苦八苦していると話されています。
それでも、AIが進歩するほど思い描いたことが実現していくのが楽しみだと語り、やりたいことは次々に出てくると締めくくっています。
まとめ
この回は、禁酒アプリ「禁酒 is Money」のリリースを起点に、AIで個人がヘルスケアアプリを作る現在地を語る内容でした。禁酒の可視化とゲーミフィケーション、そして精密栄養を学習させたAIという本命の構想が示されました。
- 第一弾の禁酒アプリ「禁酒 is Money」は、禁酒期間・お金・時間の三つのメーターで成果を可視化する
- ブーストボタンやスロット演出で報酬脳を刺激し、習慣的なチェックを促すゲーミフィケーション設計になっている
- 有料版は税込550円で、同じ価格の動画講座を含む実験的な料金設定、無料開放は三日間
- 本命はiOSのヘルスケアと連携し、精密栄養を学習させた独自AIが毎日フィードバックするアプリ
- 血糖値データの連携をアボットに直接交渉するなど、低予算で個人が作るソロプレナー的な開発が進んでいる
