そもそもミトコンドリアとは何か
今回のテーマは、ミトコンドリアを活性化するにはどうしたらいいのか、というものです。過去にも重要な部分として何度か取り上げられてきたテーマです。
疲れやすい、朝起きても頭がぼんやりする、たくさん寝ても疲れが取れない、集中力が続かない、痩せにくくなった。こうした症状は、ミトコンドリアが弱っているサインかもしれないと話されています。
ミトコンドリアとは、私たちの体でエネルギーを作り出している、細胞の中の小さな器官です。体内における発電所のようなイメージだと説明されています。
酸素と栄養を使ってATP、つまりアデノシン三リン酸というエネルギーの元を作り出しています。ミトコンドリアが消耗すると、体はエネルギー不足に陥ってしまいます。
「電気刺激でミトコンドリア活性化」をうたう商法への疑問
今回このテーマを話そうと思ったきっかけとなる出来事があったそうです。ミトコンドリアという言葉が浸透するにつれて、仲原さんの周りでも聞かれることが増えてきました。
そんな中、知り合いから、ミトコンドリアを活性化させるとうたう整体か鍼灸のようなお店について相談を受けたそうです。病院ではなく、いわゆるそちら系のお店です。
なんかそれ行った人が結構、これ行ったらむっちゃすっきりして元気になったんやって。しかもむっちゃ安いねん、一回千五百円みたいな。
電気刺激のような機械でミトコンドリアを活性化させて元気になる、という説明だったそうです。仲原さんはこれを聞いて、うさんくさいと感じたと話しています。
電気刺激でミトコンドリアが元気になるという話を聞いたことがなく、安すぎる点も気になったため、その場では即答せず、調べてみると伝えたそうです。
送ってもらったサイトを確認すると、ドイツ製の機械を使い、それがミトコンドリア活性化につながってATPを増やし元気になる、と明確に書かれていました。
そこで、二、三十分かけて調べるディープリサーチというAI機能を使って調べたそうです。すると、機械自体は悪いものではなく、ちゃんとしたものだとわかりました。
ただし、機械の説明書やドイツでの研究結果に、ミトコンドリアに言及した部分はなかったといいます。この機械は、電気刺激で筋肉や血流を刺激し、疲労回復のように活性化させるものでした。
体感的に元気になった気がするのは間違いではないだろう、と仲原さんは言います。しかし、集客の目的で、そこにミトコンドリアを勝手につなぎ合わせてしまった、と指摘しています。
まあ言ったら嘘ですよね、そこの部分に関しては。
この出来事から、安すぎる話や、生半可に信じてしまうことへの注意が語られています。中途半端に知っていると、逆に信じてしまう危うさがあると話されています。
ミトコンドリアが消耗する3つの原因
ここから本題に戻ります。ミトコンドリアが消耗する原因として、3つが挙げられています。
1つ目は運動不足です。特に座りっぱなしの現代人に多く、影響が大きいとされています。
体は使わない機能が退化する仕組みになっています。動かないと、体はエネルギーを作る必要がないと判断し、ミトコンドリアの数や働きが低下していきます。
対策としては、1日8000歩以上歩くこと、1時間に1回は立ち上がって軽いストレッチを行うことが挙げられています。これだけでも変わると話されています。
2つ目は糖質の過剰摂取です。血糖値の急激な上下、いわゆる血糖値スパイクが起こると、安定したエネルギー供給が難しくなります。
さらに、糖を代謝する過程で活性酸素が発生し、これがミトコンドリアを傷つけてしまうこともあります。
対策としては、パンやご飯を玄米や全粒粉パンなどの低GI食品に変えることが挙げられています。
また、食事の最初に食物繊維やタンパク質を取ることで、血糖値の上昇を緩やかにできると説明されています。
3つ目は慢性的なストレスです。長期間ストレスを感じると、ストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌されます。
コルチゾールはミトコンドリア機能を損なうとされています。体が緊張状態に入り、エネルギーをブーストさせるぶん、消耗してしまうイメージです。
コルチゾールは血液検査でも測れるため、数値で見てみても面白いかもしれないと話されています。
対策としては、軽いジョギングや散歩などの適度な運動、深呼吸や瞑想の習慣化、質のよい睡眠の確保が挙げられています。合わない職場など、環境の見直しにも触れられています。
運動不足
使わない機能は退化し、ミトコンドリアの数や働きが低下する
糖質の過剰摂取
血糖値スパイクと活性酸素の発生でエネルギー供給が乱れ傷つく
慢性的なストレス
コルチゾール過剰で緊張状態が続き、機能が損なわれ消耗する
ミトコンドリアを活性化する4つの方法
ここからは、ミトコンドリアを活性化する具体的な方法として4つが紹介されています。
1つ目は抗酸化食品を取ることです。ミトコンドリアがエネルギーを作るとき、代謝の過程でどうしても活性酸素が発生します。
活性酸素はミトコンドリアにダメージを与えるため、そのダメージを抑えるには抗酸化食品を心がけるとよいと説明されています。
具体的には、ブルーベリーや赤ワインに含まれるポリフェノール、レモンやオレンジに豊富なビタミンC、アーモンドやほうれん草に含まれるビタミンE、イワシ・サバ・豚肉などに入っているコエンザイムQ10が挙げられています。
2つ目は、運動によってBDNFを活性化させることです。運動すると、脳由来神経栄養因子というタンパク質が分泌されます。
BDNFは脳の神経細胞を成長・修復させ、ミトコンドリアの働きを強化してエネルギー代謝を向上させると説明されています。
増やす方法として、HIITと呼ばれる高強度インターバルトレーニングが挙げられています。ダッシュして休むを繰り返す運動や、バーピーなどです。仲原さん自身も一時期やっていたそうですが、今はサボり気味だと話しています。
ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動も効果的とされ、ミトコンドリアと運動の結びつきの大切さが語られています。
3つ目は、塩と水のバランスを整えることです。意外と聞いたことがない人が多いかもしれない、と話されています。
ミトコンドリアの働きを最適化するには、適切な水分補給に加え、良質な塩分摂取が欠かせません。
一般的な食塩は精製されており、ナトリウム以外のミネラルがほとんど含まれていないことが多いとされています。
そこで天然塩を選ぶことが重要だと説明されています。沖縄のぬちまーすや雪塩、ヒマラヤ岩塩などには、マグネシウム、カリウム、カルシウムといった重要なミネラルが豊富に含まれています。
4つ目は、ホルミシス効果を活用することです。体に適度なストレスを与えることで、ミトコンドリアの活性を高めるという考え方です。
ミトコンドリアには筋トレに似た性質があると説明されています。古く弱ったミトコンドリアに適度なストレスを与えると死滅し、より健康で強いものが生まれてくるという考え方です。
筋トレでわざと筋繊維を刺激して太い繊維を作るのと同じイメージだ、と例えられています。
ホルミシス効果を得る方法としては、冷水シャワー、サウナと水風呂を繰り返す交代浴と外気浴、16時間断食などが挙げられています。飢餓状態でミトコンドリアが活性化するとされています。
仲原さんは、この4つの中に電気刺激のような話は出てこないと改めて指摘しています。一見それらしく聞こえるからこそ、自分も即答できず迷ったと振り返っています。
一般論で終わらせない、データで見る整え方
ここまでの内容は基本的に一般論であり、多くはこれで賄えると話されています。ただし、糖質の代謝もストレスのかかり方も人それぞれ違います。
そのため、データで見てみないとわからない部分があると説明されています。仲原さんが行っている血液栄養解析では、60項目以上のデータで今の体の状態を多角的に可視化できるといいます。
状態を確認したうえで戦略を立てていくサービスで、定期的に何回か行うと、自分の体の癖や本当のボトルネックが見えてくると話されています。
さらに、Apple WatchやWhoop、Oura Ring、Fitbitといったウェアラブルのデータや食事内容も見ながら、より細かな戦術を立てていくのがパーソナルカウンセリングだと紹介されています。
いきなり申し込むのはハードルが高いため、最大60分の無料相談が設けられているそうです。詳細は概要欄のLPから申し込めます。
まとめ
疲れの背景にはミトコンドリアの消耗があり、運動不足・糖質の過剰摂取・慢性的なストレスがその原因とされています。整え方は抗酸化食品や運動、塩と水のバランス、適度なストレスといった基本の積み重ねで、電気刺激で活性化といった安すぎる商法には注意が必要だと語られました。
- ミトコンドリアはATPを作る体内の発電所で、消耗するとエネルギー不足になる
- 消耗の原因は運動不足、糖質の過剰摂取、慢性的なストレスの3つ
- 活性化の方法は抗酸化食品、運動によるBDNF活性化、塩と水のバランス、ホルミシス効果の4つ
- 「電気刺激でミトコンドリア活性化」という説明は公式文書に根拠がなく、安すぎる話には注意
- 一般論で足りない部分は血液栄養解析などのデータで可視化して整えるのが有効
