海外引っ越しの前日、何から話す?
サイエントークの今回の収録は、レンさんが英国へ引っ越す前日の日曜日に行われました。先に英国で暮らしているエマさんのもとへ、レンさんもいよいよ移ることになり、物に囲まれた部屋からの収録です。
レンさんの引っ越し作業は土曜日と月曜日の2日に分けて行われ、収録時点で8〜9割の荷物はすでに運び出されていました。それでも手荷物をどうするか、船便と飛行機便をどう分けるかなど、決めることはまだ山ほど残っていたといいます。
そもそもさ、普通の引っ越しと違うよね。普通の引っ越しはさ、自分で梱包とかして、その段ボールを持っていってもらうだけだけど、海外引っ越しはね、ちょっと違うんですよね。
この回のもう1つの軸は、毎月の企画科学系ポッドキャストの日 ── 複数の科学系ポッドキャストが毎月共通のテーマで配信する企画。持ち回りのホスト番組がテーマを決めますです。今月のテーマは「ノート」で、ホストは英語でサイエンスしナイトが務めています。
レンさんは、引っ越し準備で頭がてんやわんやになった結果、紙ではなくネット上でノートをしっかり作ったと話します。エマさんも同じことをしたと応じ、引っ越しの話にノートの話を絡めていく流れが決まりました。
近本選手コラボの日、何が起きた?
近況の1つ目としてレンさんが挙げたのは、プロ野球・阪神タイガースの近本選手と、CHIKAブレンドのリュウさんとのコラボ配信の話です。コラボ回を公開した日の近本選手の試合が、驚くほどの好成績だったといいます。
エマさんによれば、1回目は延長戦の末に近本選手のホームランで決着し、2回目も打って盗塁を重ねる大活躍でした。エマさんはその1回目の時間帯に、ちょうど日本の取引先と会議をしていたそうです。
その偉い人が、「いや、ちょっと今阪神の見ててね」みたいな。「あ、やばいやばい延長戦か」みたいな。
「お、この人仕事よりも阪神に興味あるんだ」って思った。
リスナーの中には、コラボ配信日の近本選手の成績をまとめてくれた人もいました。その記録によると、10打数8安打で打率は8割です。
十打数八安打。意味がわからない。
エマさんは、コラボ収録時に近本選手が「配信が上がる日はモチベーションが上がる」と話していたことを思い出し、本当にそうだったのかもしれないと語ります。レンさんは、冗談で話していた「調子が落ちたら出演してもらってV字回復」もあながちあり得る、と喜んでいました。
船便か飛行機便か、海外引っ越しの仕分けはどう決める?
近況の2つ目が、海外引っ越しの準備です。レンさんの第一の教訓は、当たり前ながら「早めに準備を始めた方がいい」ということでした。準備が直前になり、引っ越し2日前にはほぼ徹夜する羽目になったそうです。
海外引っ越しでは、段ボールへの梱包と密閉を業者が担当してくれました。エマさんの説明では、船や飛行機で移動が多いぶん中身を保護する必要があり、素人の梱包では割れるおそれがあるため、プロが梱包するのだといいます。
レンさんの場合、荷物は「海外への船便」「海外への飛行機便」「国内の貸し倉庫」「家族(弟)の家」の4つに分ける必要がありました。届くまでの期間が大きく違うため、船便と飛行機便の振り分けは特に重要です。
届くまで約2週間。海外へ持っていける量はあまり多くない
届くまで約3ヶ月。間違って入れると、その間は使えなくなる
だからそこの選択めっちゃ重要じゃん。だって間違って船の方入れたら三ヶ月使えないのかってなっちゃうから。
一方で、エマさんはすでにロンドンで生活の基盤を整えているため、レンさんには「生きていくのに必要なものがなくて困る」という心配はありません。エマさん自身が初めてロンドンへ引っ越したときは、食器すらなく、飛行機便が届くまでどうするかに困ったそうです。
そのかわりレンさんには、倉庫に送るものと持っていくものの線引きという別の負担がありました。エマさんは、その判断を全部レンさんに任せたと振り返ります。
物を捨てられない人の「グループリーグ方式」とは
荷物の仕分けを進めるうちに、レンさんは自分が「あまり物を捨てられない人間」だと気づいたといいます。スイッチが入れば一気に捨てられる一方で、残すべきかどうかを迷うと手が止まってしまうそうです。
最初は物を1つずつ倉庫行きか飛行機行きかに振り分けていましたが、後から「やっぱりこれはこっち」というものが続出しました。そこでレンさんは、仕分けのやり方をいったん根本から変えることにします。
(服なら服、衛生用品なら衛生用品と)ジャンルをまず全部分けて、そこからグループリーグみたいな感じで選抜してやんないと、もう決めらんないわってなっちゃって。
この方式は時間がかかり、3〜4時間ぶっ通しの作業になりました。グループ分けの途中で力尽き、吉野家で牛丼を食べて復活し、また仕分けに戻るという繰り返しだったそうです。エマさんは「自分なら30分で寝る」と笑っていました。
謎のネジの正体は?
仕分け中には、エマさんのハンドクリームや、レンさんの知らない薬など、思わぬものが次々と出てきました。中でも多かったのが、出どころのわからない「謎のネジ」です。
レンさんは正体がわからないネジを捨ててしまいました。ところが翌日、引っ越し業者がソファや机をひっくり返すと、各家具からネジが1本ずつ抜けていたことが判明します。
多分よくわかんないネジは普段目に見えないところからだから、机の裏とか椅子の裏のネジだっていうのをこの年してね、学んだよね。
収録時点でも、まだ正体のわからないネジがレンさんの目の前に1本残っていたそうです。レンさんは「もう頭のネジが取れそう」と、混乱ぶりを冗談めかして語っていました。
「思い出の品はありませんか?」と聞かれた理由
レンさんは飛行機便に割れやすい食器をいくつか入れようとしていました。すると業者の担当者から「この中に思い出の品はありませんか?」と聞かれたといいます。
なんでですか?って聞いたら、飛行機便はもうバンバン投げられるから、もういくら梱包しても割れちゃうものは結構ありますって言われて。
割れた場合は保険でお金が戻りますが、エマさんの言うとおり、思い出の品は買い替えがききません。レンさんは旅行先で買ったマグカップくらいはあるものの、それは持っていかないと話しています。
レンさんが反省したのは、前回ロンドンの家を訪ねたときに、食器などを写真やメモで記録しておけばよかったという点です。結局はビデオ通話でエマさんに「いる・いらない」を1つずつ判断してもらい、それが一番効率的だったと2人は振り返ります。
引っ越し初日は、できあがったものから業者が梱包して運び出す形でした。業者が作業する横で、レンさんは船便用と飛行機便用を自分で分けていき、朝9時から昼の3時ごろまで約6時間かかったそうです。
弟への「押し付け」とカラスの集会
引っ越し作業の日には、レンさんの弟も来ていました。飛行機で送れないものや冷蔵庫の中身などを引き取ってもらい、「売るなり捨てるなりしてくれ」と託したそうです。
ロボット掃除機のような大きな物は、弟が手で持ち帰るのではなく、弟の家へ配送する形です。弟は物を持ち帰るためではなく、いる・いらないを判断するために来ていました。レンさんは「これ使えるよね」と何点かゴリ押しし、はじかれたものもあったと明かします。
話の途中、レンさんの家の外ではカラスの鳴き声が響き始めました。家の前に出したゴミ袋がネットごと突破されたようで、窓の外の電線には10羽ほどのカラスが並んでいたといいます。
呼んでるんじゃん、カラスが。なんか一匹が見つけてさ、ここに。
めちゃくちゃ仲間連れてきたぞ。
レンさんは収録が終わったらすぐに片付けると約束し、カラスが気になりながらも話を続けました。
2年半暮らした家との別れ
荷物のほとんどは、結局国内の倉庫送りになりました。物が減っていく部屋を前に、レンさんは2年半住んだ家の思い出がよみがえってきたと話します。
エマさんのもとには、荷物が減ってきれいになった部屋の写真が届きました。2年半前、入居したばかりの頃も同じようにきれいだったことを思い出し、少し悲しくなったそうです。
なんか結構広いし綺麗だし、なんか結構壁もグレーでおしゃれな感じの家だったんですけど、一応あれじゃない?YouTubeライブでさ、何回かこの家映ってるんで。
しんみりするレンさんに、エマさんは「また帰国したときに、さらにいい家に住もう」と声をかけていました。
研究所を離れる直前に、なぜ結果が出始めた?
レンさんは収録の前の週に仕事を一時休職し、会社のパソコンやスマートフォンを返却していました。エマさんに今の気持ちを聞かれると、レンさんは「すごく切ない」と答えます。
研究所を離れるにあたり、レンさんはお世話になった人たちに最後のメールを送りました。宛先を選んでいくと100人を超えていて、それだけ多くの人と関わっていたのだと改めて感じたそうです。
そのメールの宛先にはエマさんの上司も含まれていて、上司はそれをエマさんに転送してきたといいます。中には、退職の挨拶だと勘違いした人もいたそうです。直接話した同僚たちからは「頑張って」よりも「楽しそう、いいな」という声が多かったと、レンさんは振り返ります。
仕事の内容は明かせないとしたうえで、レンさんは出発が近づくにつれ、入社以来ずっと取り組んできたプロジェクトのいくつかが軒並みうまくいき始めたと明かしました。
なんかこれ一番美味しいところでいないみたいな感じもするけど。いや、でもなんかすごい僕的には嬉しくて。
研究所の最後の飲み会では、「僕がいなくなると決まったら急にうまくいき始めましたよね、僕がダメだったのかな」と冗談を言って笑いを取ったそうです。すっきりした気持ちもある一方で、この先どうなるかが単純に気になるといいます。
レンさんによれば、企業研究がうまくいくかどうかは、目の前の実験の成否だけでは決まりません。会社としての投資判断、世の中の流れ、組むパートナーの登場、政治的な動きなど、さまざまな要素のタイミングが重なったときに全体が動き出すのだといいます。
そのため研究の視点で見ると、1年の不在は短いものの、月単位で状況が変わることもあるとレンさんは話します。エマさんは「10年抜けるわけではないから、1年はちょっと遊びに行く感覚でいい」と応じました。レンさんは、その先も頑張るための充電期間としての意味が大きいと語っています。
ジモティーで0円のスーツケースに30件の連絡
引っ越しでは、ちょっとした家具や余ったスーツケースなど、不要なものも出てきます。レンさんはそれらを捨てるつもりでしたが、エマさんに教わって初めてジモティー ── 地域を指定して不用品を出品・譲渡できる掲示板型のサービス。近くの人と直接やり取りし、手渡しで受け渡すことが多いのが特徴ですを使ってみたといいます。
レンさんの説明では、ジモティーは住んでいるエリアを指定して物を出品し、欲しい人と個人でやり取りして手渡しするフリマ的なサービスです。エマさんは、配送や梱包が必要なメルカリに比べて手軽な「地元版」だと補足します。
レンさんが注目したのは費用面です。粗大ゴミとして出すにはお金を払ってシールを貼る必要がありますが、ジモティーで0円出品して手渡せばタダで済み、500円や1000円の値を付けることもできます。
レンさんが最初に出品したのは、チャックの引き手が片方取れた大型のスーツケースでした。壊れていることを明記して0円で出したところ、20〜30件もの連絡が来たそうです。
こんなんさすがに無理だったらゴミ出すかって思ってたんだけど、もうね、二、三十件ぐらい連絡来て。そんなにみんな欲しいの?と思って。
連絡をくれた人の半分以上は、日本の方ではなさそうだったといいます。レンさんが一番早く連絡をくれた人に決めると、引き取り前に「自転車の後ろに乗せられそうでしょうか?」という質問が届きました。
そもそもスーツケース受け取るのに、受け取るのに自転車で来んの?と思って。無理だろって思ったんだけど、「頑張って固定すればいけます」って返事したよね。
「ジモティーですか?」と大声で呼ばれた引き渡し
スーツケースの引き渡しは、駅での待ち合わせでした。レンさんがスーツケースを転がしていくと、まだ会釈もできないほど離れた場所から、インド系と思われる男性が「ジモティーですか?」と大声で呼びかけてきたそうです。
向こうはさ、スーツケース持ってるからわかるわけよ。だからさ、ちょっと恥ずかしいからもうちょっと近づいてからにしてくれよと思って。
レンさんが小走りで駆け寄って渡すと、相手は「大丈夫そうですね、ありがとうございます」とニコニコで受け取り、スーツケースを転がして去っていきました。レンさんは、その様子にすごく元気をもらったと話します。
その後には食器棚も出品しました。引き取り希望者からは「このスペースに置きたい」と、周りに物があふれた情報量の多い写真が届いたそうです。実際に引き取ってくれたのはシンガポールから日本に帰ってきたばかりの人で、ロンドンへ行くと話すと「いいっすね」と応じてくれたといいます。
エマさんは、個人的にはメルカリよりジモティーが好きだと語ります。理由は手間の違いです。
写真を撮り、売るためにアピールし、梱包やラッピングも自分でする。クレームの可能性もあり、手数料を引くと利益が少ない
無料で渡すこともでき、手渡しするだけ。相手が取りに来てくれることもあり楽
手数料引いたらさ、もう全然利益ないしみたいな。タイムパフォーマンスが悪すぎて。
一方で、サイエントーク開始当初に使っていたマイク(BlueのYeti)2台は、1台1万5000円ほどしたこともあり、ジモティーに出すのはもったいないとレンさんは迷っています。Podcast Awardの副賞でShureのマイクも届くため、さらに1台余る見込みで、ポッドキャスターはみんなどうしているのだろうと話していました。
渡英を前に「健康診断のお母さん」から受けた忠告
英国行きへの気持ちを聞かれたレンさんは、正直まだ現実味がないと答えます。引っ越し作業に追われ、向こうでの生活を想像する余裕がないそうです。英国へ渡る前に2週間ほど実家に帰る予定で、そこでようやく実感が湧くのかもしれないと話していました。
向こうでの1日の過ごし方はまだイメージできていないものの、早起きして運動し、健康的な生活を送ることだけは決めているといいます。きっかけの1つは、会社の保健室の担当者との面談でした。
渡航前の健康診断の結果を提出した際、レンさんにとって「お母さんみたいな」存在の担当者が、過去のデータと見比べてくれました。尿酸値や中性脂肪は危険なレベルではないものの、少しずつ上がってきていると指摘されたそうです。
海外に行ったら食生活が乱れて、そういう値が一気に悪くなる人がいるから、気をつけないとダメだよってめっちゃ言われて。いや、もうお母さんすぎると思って。
エマさんも、忙しさのストレスでレンさんがお菓子ばかり食べ、体重が増えたと聞いて心配していたと打ち明けます。増えた体重は「5キロ」か「3キロ」かで2人の言い分が分かれ、レンさんは「カットしていい?」と抵抗していました。
なんかこの間、あのYouTubeで誰かが言ってたけど、三十代の健康習慣はもう結構人生に響くみたいな。
レンさんは、4月は忙しすぎてコンビニ弁当に頼ったものの、野菜はちゃんと食べていると反論します。そのうえで、英国での1年を生活習慣をリセットするための期間にしたいと語りました。
結婚式の誓いと「細マッチョの英国紳士」宣言
エマさんは、結婚式で「健康的な生活を送る」と誓ったはずだとレンさんに迫ります。ただ、誓ったのがどちらだったのかは2人とも記憶があいまいで、後でポッドキャストを確認しようという話になりました。
改めて今後の生活について誓うよう求められたレンさんは、番組冒頭でも流れたひと言で切り返します。
いやもう君逆にさ、ついてこれますか?私の健康ライフについてこれますか?
圧倒的に健康的な生活を送りますけど、ついてきてね、ちゃんと。
エマさんは「お互い高め合おう」と返し、現在は週1回のジムでの筋トレを、レンさんが来たら週3回に増やし、有酸素運動も欠かさないようにしたいと話します。
もういろんな人にそれね、誓ってきたもん。会社とかでも。帰ってきた時には細マッチョの英国紳士になって帰ってきてるんで、その時はまたよろしくお願いしますっていう話をしたから。
エマさんは「1年後にもう一度検証しよう」と提案しました。レンさんは、今も体重は標準の範囲に入っていると念を押しつつ、「真ん中よりは上かもしれない」と認めています。
健康のための記録は、なぜ続かない?
ここで話は、科学系ポッドキャストの日のテーマ「ノート」につながります。エマさんは近本選手のポッドキャストを聞いていて、近本選手が健康のために睡眠中の心拍数や気分、飲むサプリなどを細かく記録していると知ったそうです。
エマさんは、そこまではできなくても、走った距離やタンパク質などの栄養素、体重やお腹周りを記録すればモチベーションになると提案します。記録するダイエットは効果的だとよく言われる、という話です。
レンさんは、2人はこの手の習慣にほとんど失敗してきたと苦笑します。唯一続いているのが、このポッドキャストを毎週配信することだそうです。
エマさんは紙のノートに2人で書くことを提案しましたが、レンさんは紙はなくしやすいので電子でやりたいと返します。引っ越し準備でもNotion ── ページやデータベースで情報を整理できるメモ・ドキュメント管理ツール。個人のタスク管理からチームのナレッジ共有まで幅広く使われていますを使い、ページを分けて管理したところうまくいったといいます。
媒体は何でもいいけど、とりあえず記録取って、で、軌跡が見えたら、すごく、あ、自分がここまで進んだんだみたいなのがわかって、モチベーションになりそう。
ただ、2人とも記録が続かないタイプでもあります。エマさんは学生時代はよくメモを取っていたものの、大学生以降はしなくなりました。レンさんも、モチベーションが最高のときだけ書き、そうでないときは忘れてしまうといいます。
モチベーションが高いときだけ書き、気が散ると記録が途切れる
環境が変わる渡英を機に、人生をリセットするつもりで記録を続ける
レンさんは、環境が変わる今こそ全てをリセットする機会だと考えています。自分でハードルを上げて宣言し、みんなに監視してもらうくらいがちょうどいい、と2人は話していました。
1年後に確かめる、レンさんの宣言リスト
エマさんは、来年の今ごろに達成できたかを確認できるよう、具体的なチェックリストを作ろうと持ちかけます。レンさんはまず向こうで体重を測るところから始めるとし、痩せる必要はないものの筋肉はつけたいと話しました。
レンさんが挙げた目標は、この先30〜40年続く仕事に向けて体力をつけること、朝早く起きて運動し健康的な食事をとること、そしてしっかり勉強してパワーアップすることです。具体的な中身は渡英してから考えるといいます。
「なんで俺こんなこと言わされてんだよ」とぼやくレンさんに、エマさんは「早死にしてほしくない一心で、結婚式の誓いを実行している」と返します。一方のエマさんは早起きが苦手で、レンさんが来たら早起きできるようになりたいと目標を掲げました。
レンさんは、早起きしたときにエマさんを起こさなかったことで怒られた経験を持ち出し、「早起きしない方がなぜ怒るのか」と首をかしげます。エマさんは「起こしてほしい」と譲りませんでした。
実験ノートの作法を、人生のノートに
最後にレンさんは、記録を取るうえでの重要なポイントは実験ノートと同じだと指摘します。1つは正確に書くこと、もう1つは意外と見落とされがちな「すぐ書く」ことです。
やっぱこう正確にね、嘘はダメですから。正確に書くのと、あと意外と重要なのはやっぱすぐ書くっていうこと。
レンさんは、他のことをしていて書くのを後回しにするのが良くないのは研究現場のあるあるだと話します。普段の実験ノートで実践している正確さと即時性を、日常生活にも持ち込むというのがこの回の結論です。
レンさんは日記を書くと宣言しました。口で喋るほうが楽だというレンさんに対し、エマさんは、音声は聞き直す手間があるので、ひと目でわかる文字のほうがいいと指摘します。
そこでレンさんは、話した日記を文字起こしすれば良いと提案しました。エマさんが「要点を切り取ってくれたらいい」と応じると、レンさんは、唐揚げ先生の本にも書いてあったようにChatGPT ── OpenAIが提供する対話型の生成AI。文章の要約や整理、文字起こしした内容のまとめなどに使われていますで要点をまとめられると答えます。
最後にレンさんは、4月に入って新生活が始まった人も多いはずなので、みんなで頑張りましょうと呼びかけて回を締めくくりました。
まとめ
ロンドンへの海外引っ越し前日に収録されたこの回では、荷物の仕分けやジモティーでの出会いといったドタバタを経て、渡英後の1年を健康的な生活へのリセット期間にするという決意が語られました。その手段として掲げられたのが、実験ノートの作法を日常に持ち込む「人生のノート」です。
- 海外引っ越しでは、届くまで約2週間の飛行機便と約3ヶ月の船便の振り分けが重要で、梱包は業者が担当する
- 捨てられない物の仕分けは、ジャンルごとに集めてから選抜する「グループリーグ方式」で乗り切った
- ジモティーでは壊れたスーツケースに20〜30件の連絡が来て、手軽さと人との出会いが印象に残った
- レンさんは健康診断の指摘を受け、英国での1年を生活習慣のリセット期間にすると宣言した
- 記録は実験ノートと同じく「正確に、すぐ書く」ことが大切で、話した日記の文字起こしとAIでの要点整理も話題に上った



