週5日、寝る前の1時間をボードゲームに使う家庭
「せーわの盤上英才教育」は、子育てにボードゲームを取り入れて8年目になるせーわさんの番組です。せーわさんの家庭では今、週に5日、寝る前の1時間を家族のボードゲームの時間にしています。
番組では、その週に家族で遊んだゲームの実践報告と、楽しく遊びながら学びにつなげるノウハウを紹介していきます。今回取り上げるのは、6月28日から7月2日までに遊んだボードゲームです。
この週の1つ目は「カッパ兄弟」です。せーわさんは、表面張力を楽しむ少し変わったボードゲームだと紹介しています。
カッパ兄弟では、ガチャガチャのカプセルを半分にしたようなパーツを机に置き、その上にお皿を載せます。手番では、何をするかを決める道具を振り、ストローで水をお皿にポタポタ落としていきます。
カッパ兄弟の手番の行動は、水を増やすか、お皿をもう1つのカプセルの上へ移すか、水を入れてからお皿を移すかのいずれかです。お皿の水をこぼした人が負けになります。
これ(カッパ兄弟)はね、結構面白かったですね。なんか表面張力がね、見てわかるわけですよ。
百均のスティックゲームと3000円の本家スティッキー、何が違う?
2つ目は、百均のセリアで買った「スティックゲーム」です。せーわさんは、ドイツのハバ社 ── 子ども向けの木製玩具やボードゲームで知られるドイツのメーカー。幼児でも遊べるシンプルなゲームを多く出していますの「スティッキー」とほぼ同じ遊びだと説明しています。
スティックゲームでは、27本の棒の束をドーナツ状のリングで真ん中に束ね、スパゲッティを鍋に入れるときのようにひねって机に立てます。手番ごとに1本ずつ棒を抜き、リングを倒して机につけてしまった人が負けです。
本家のスティッキーは木製で、価格は3000円ほどです。せーわさんによると、中身は棒とリングとサイコロだけですが、小さな子どもでも遊べるゲームとして有名だといいます。
セリアで100円。プラスチック製で、遊び方の雰囲気をつかめる
3000円ほど。木製で手触りがよく、小さな子どもでも遊べることで有名
せーわさん自身もスティッキーをずっと欲しいと思っているものの、3000円あれば別のゲームも買えると考えて、なかなか手が出ていないそうです。
すごいおすすめではあるんだけど、まあ人によっては子供によっては合わないかもしれないんで。
だからこそ、子どもに合うかどうかを百均のゲームで先に確かめられるのは良い点だと、せーわさんは話しています。一方で、本家のスティッキーは木製なので手触りもよく、それはそれでとても良いと評価しています。
長男と遊んだマジック:ザ・ギャザリングのマーベル版
3つ目は、入れるかどうか迷ったとしつつ紹介されたマジック:ザ・ギャザリング ── 1993年に発売された世界初のトレーディングカードゲーム。プレイヤーはデッキを組み、魔法使いとして対戦しますです。せーわさんはこのゲームを26〜27年続けていて、カードゲーム好きの長男にもだいぶ前からルールを教えていました。
今回遊んだのは、スパイダーマンやアイアンマン、キャプテン・アメリカなどが登場するマーベルとのコラボ版「マーベル スーパー・ヒーローズ」の入門向けビギナー・ボックスです。
せーわさんによると、このマーベルのセットはカード自体の評価があまり高くなく、ビギナー・ボックスも5000円台だったものが発売後すぐに2500円ほど、つまり半額ほどになっていたそうです。
ただ、遊んだ感想は「結構良かった」というものでした。ビギナー・ボックスは半分ほどのハーフデッキを2つ組み合わせてデッキを作る仕組みで、45種類のデッキを作って対戦できるため、かなり遊べると話しています。
なお、番組では基本的にTCG ── トレーディングカードゲームの略。カードを集めて自分でデッキを組み、対戦するゲームの総称ですの話はしない方針で、TCGを扱う回は別に設けるかもしれないとして、ここでは詳しい話を飛ばしています。
カッパ兄弟の面白さは、水滴を見つめる緊張感
今週のピックアップとしてせーわさんが選んだのは、カッパ兄弟です。カッパのお皿に水を垂らしていき、こぼした人が負けになるゲームで、遊んでいると表面張力でふくらんだ水をまじまじと眺めることになります。
カッパ兄弟のお皿は少しくぼんでいて、最初は余裕を持って水が入ります。せーわさんの見立てでは、ストローで一生懸命入れれば10滴ほどでいっぱいになりそうだといいます。
カッパ兄弟の序盤と終盤では、水の入れ方が大きく変わります。せーわさんは、その変化が生む緊張感が良かったと話しています。
序盤は次の人やその次の人にこぼさせたいので、ストローをコップに深く刺して一度にたくさん入れる
表面張力で水がふくらんでくると、ストローの先だけを水につけ、少しずつ慎重に1滴を落とす
みんなちょちょちょちょちょちょって動かしてポタッてやるっていうね、この、なんだろう、緊張感っていうのが良かったですね。
ストローをスポイトにする経験と、表面張力を見る時間
カッパ兄弟では、ストローをスポイト代わりに使います。大人には当たり前の操作でも、小さな子どもの中にはやったことがない子もいるかもしれない、とせーわさんは言います。
せーわさんの家の次男も、最初はストローの使い方がわからなかったそうです。そこでせーわさんは、使い方の説明から始めました。
せーわさんは、ふだんの生活では表面張力をじっくり見る機会がほとんどないと話します。お風呂の水滴を見て「表面張力だよ」と言っても、子どもは「ふーん」くらいの反応で終わってしまいます。
ゲームでやるとね、あとどれぐらいいけそうかな、なんでこれ(水が)こぼれないんだろうっていう、このね、感じがすごくいいですね。
ゲームとして遊ぶからこそ、子どもは水がなぜこぼれないのかを自分から見つめることになります。せーわさんはさらに、1回5分程度で終わるため、短い時間でも使いやすい点も評価しています。
珍しさで盛り上がりすぎた下の2人と、机の揺れ
一方で、カッパ兄弟には少し問題もありました。せーわさんの家の子どもは3人で、上から小学6年生、3年生、1年生と、今年だけちょうど3人とも小学生です。
下の2人、1年生と3年生は、カッパ兄弟の珍しさにテンションが上がりすぎて、ゲームをかなり近くからじっと見ていました。その結果、足がテーブルにガンガンぶつかってしまったそうです。
カッパ兄弟は、カプセルの上に平らなお皿を置いているだけの構造です。机が揺れると水がこぼれやすくなり、何回か蹴ってしまってゲームが失敗することもありました。
手番の人以外はテーブルに触れないでってはっきり言った方が良かったよね。
せーわさんにとって、その点だけはもったいなかったといいます。また、負けるタイミングでは必ず水がこぼれるため、濡れてもいい机の状態にしてから遊ぶ必要があるとも話しています。
お皿2つで遊んだ家庭の工夫と、番組でこれから話すこと
こうした注意点はあるものの、せーわさんはカッパ兄弟を、水を使う珍しいゲームで面白かったと振り返ります。せーわさんの家では、お皿を2つ用意してカッパの頭を2つ置き、その間でお皿を移動させる形で遊んだそうです。
せーわさんは、遊んだボードゲームの様子を、遊んだ日の夜にXへ随時投稿しています。
この番組では今後も、その週に遊んだボードゲームの紹介や、遊ぶ中で得たノウハウを話していく予定です。ボードゲームを使って家族とどう遊ぶか、子どもの教育にどうつなげるかという考え方も伝えていきたいとしています。
まとめ
今回の回では、表面張力を目で見て楽しめるカッパ兄弟を中心に、百均のスティックゲームとマジック:ザ・ギャザリングのマーベル版が紹介されました。カッパ兄弟は短時間で緊張感を味わえる一方、子どもが盛り上がりすぎたときの机の揺れや水への備えが必要だとわかる回でした。
- カッパ兄弟は、水を少しずつ落とすうちに表面張力をじっくり観察できる、1回5分程度のゲーム
- ストローをスポイト代わりにする操作は、子どもによっては最初に教える必要がある
- 手番以外の人がテーブルに触れないルールと、濡れてもいい机の準備が大切
- 百均のスティックゲームは、本家スティッキーが子どもに合うかを試す手段になる
- マジック:ザ・ギャザリングのマーベル版ビギナー・ボックスは値下がりしていたが、45種類のデッキが作れて十分遊べたという


